山下大輔 Weblog Version

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My travel report of clothing and shoes is finished!(終わりました!)

ありがとうございました!そして、遅くなって申し訳ありませんでした。

I apologize that the publication of the article was delayed in my weblog, and, thank you very much everyone!


Ich entschuldige mich, dass die veröffentlichung des artikels in meinem weblog verzögert wurde, und, Vielen Dank jeder!


Se opravičujem, da je objava članka z zamudo v moj spletnem dnevniku, in, Najlepša hvala vsem!


Elnézést kérek, hogy a cikk közzététele az én weblog késett, és, Köszönöm szépen mindenkinek!


Omlouvám se, že zveřejnění článku bylo odloženo v mém blogu, a, Děkuji moc všem!


Przepraszam, że publikacja artykułu została opóźniona w moim blogu, i, Dziękuję bardzo wszystkim!


Ik verontschuldig me dat de publicatie van het artikel vertraagd is in mijn weblog, en, Heel erg bedankt iedereen!


Jeg beklager, publikationen af artiklen blev forsinket i min weblog, og, Mange tak alle sammen!


Jeg beklager at publiseringen av artikkelen ble forsinket i min blogg, og, Tusen takk alle!


Jag ber om ursäkt att publiceringen av artikeln var försenad i min blogg, och, Tack så mycket alla!


Pahoittelen, että artikkelin julkaiseminen viivästyi blogeissani, ja, Paljon kiitoksia jokainen!


Я извиняюсь, что публикация статьи была задержана в моем блоге, и, Большое спасибо всем!


Я перепрошую, що публікація статті була затримана в моєму блозі, і, Велике спасибі всім!


Îmi cer scuze că publicarea articolului a fost întârziată în blogul meu web, și, Vă mulțumesc foarte mult tuturor!


Makalenin yayınlanmasının web günlüğümde ertelendiğinden özür dilerim, ve, Çok teşekkür ederim Herkes!


Извинявам се, че публикуването на статията беше забавено в моя уеблог, и, Благодаря ви много на всички!


Извињавам се да је објављивање чланка је одложен у мом веблог, и, Хвала вам пуно свима!


Ispričavam se da je objavljivanje članka odgođeno u mom weblogu, i, Hvala vam vrlo mnogo svima!


Kërkoj falje që publikimi i artikullit është vonuar në blogun tim, dhe, Ju faleminderit shumë gjithkush!


Ζητώ συγγνώμη ότι η δημοσίευση του άρθρου καθυστέρησε στο ιστολόγιό μου, και, Σας ευχαριστώ πολύ όλους!


Mé leithscéal a ghabháil go raibh moill ar fhoilsiú an t-alt i mo log gréasáin, agus, Go raibh maith agat do gach duine go mór!


Je m'excuse que la publication de l'article ait été retardée dans mon weblog, et, Merci beaucoup à tout le monde!


Peço desculpas porque a publicação do artigo foi adiada no meu blog, e, Muito obrigado a todos!


Me disculpo que la publicación del artículo se retrasó en mi weblog, y, Muchas gracias a todos!


Mi scuso che la pubblicazione dell'articolo è stata ritardata nel mio weblog, e, Grazie mille a tutti!


今回の旅にお力添え下さった皆様、記事の公開が遅れに遅れて、申し訳ありませんでした。そして、どうもありがとうございました!


靴と服の旅レポート、ようやく終わりました!


帰還

Ryota Hayafuji in München and Theo Hassett in Melbourne(ミュンヘンの早藤良太とメルボルンのテオ・ハセット)

早藤良太さんとテオ・ハセットさん

【Ryota Hayafuji Shoemaker(リョウタ・ハヤフジ・シューメイカー)】
住所:Preysingstraße 68, 81667 München
価格:ビスポーク・シューズ、シュー・トゥリーとシューバッグ込で3,000ユーロ~。

仮縫いについて、直接工房に来るお客さんには、トライアルシューズを持ち帰って頂き、1週間~2ヶ月ほど試し履きをして頂きます。その後、再度工房でミーティングし、調整の必要性があれば新たにトライアルシューズを作成。微調整で大丈夫そうであれば本番の靴を作成します。1年+αで完成。

1972年生まれの早藤良太(Ryota Hayafuji)さんは、23歳から勤務していたトレーディング・ポストの販売員時代に靴作りを興味を持ち、独学で靴作りを開始。とは言え、靴作りを学ぶ環境が乏しい当時だったため、上司だった長嶋正樹(トレーディング・ポスト創業者)さんに相談したところ、セントラル靴を紹介してもらえ、同社に自作の靴を持ち込んでは、批評やご助言を頂いていたそうです。そして、さらに靴作りを深く学ぶべく、英国のコードウェイナーズ・カレッジへ。

コードウェイナーズ・カレッジでは、現フォスター&サンの工房長である松田笑子さんや、現六儀のラストメイカーである大久保尊氏さん、かつてベンヤミン・クレマンやジョン・ロブ・パリに所属し、現在もフランスで活動中の福岡大樹さんたちと同期。そして一学年下には、現ジョン・ロブ・ロンドンの製甲師、豊永映恵さんがおり、今日のビスポーク・シューズ業界を支える面々が揃っておりました。

コードウェイナーズ・カレッジ卒業後は、パリに渡ってディミトリ・ゴメスさんに師事。04年にパリから帰国すると、日本のタイ・ユア・タイにて靴修理を受けつつ、ご自身のビスポーク・シューズも製作。そして09年より、ミュンヘンにて活動を開始しました。


早藤良太さん

早藤さんとミュンヘンのご縁の始まりは、早藤さんがまだ日本で活動していた08年。BS1で放送されていた海外紹介のTV番組にて、ミュンヘンの陶芸家さんがインタヴューを受けており、その陶芸家さんの活動場所は、元々は貧しい労働者さんが住むエリアだったのを、ミュンヘンの政策で芸術家さんたちが活動するエリアに切り替えたと言うエリア。こう言う所に住めたら良いなと、早藤さんは思ったそうですが、時が経つにつれ、そのエリアがミュンヘンだと言う事は忘れてしまったそう。

やがて09年に、ラストメイクにおける足裏のアプローチを知りたいのと、自分が知らない場所で学びたい気持ちがあっため、ドイツ行きを決めた早藤さん。そのドイツのどこに行くかは、「地球の歩き方」を買って、目をつぶってドイツの地図を指差し、その指差した所がミュンヘンだったので決定したとか(笑)。

ミュンヘンに到着し、まずは語学学校に通う早藤さんだが、学校は午前中だけだったため、午後はミュンヘン各地を散策。その時に偶然やって来たのが、かつて早藤さんがBS1のTV番組で観た、芸術家さんたちが集うエリア。忘れていたそのエリアだったが、見覚えのある風景だったため、番組の事も思い出したそうだ。

2010年からはミュンヘンのマイスターに雇われて働き、2012年には個人事業主申請を行う。その申請の際、早藤さんは商工会議所の担当者さんに、町のマイスターが作る、リーズナブルに仕上げられているハンドメイドシューズと、かつての王室御用達のハンドメイドシューズを出し示し、同じハンドメイドシューズでもこんなに違うと言うのを分かって頂き、そして自作のハンドメイド・シューズを出したそうです。

「自分が作るハンドメイド・シューズは、町のマイスターのハンドメイドシューズと、かつての王室御用達のハンドメイドシューズ、どっちに似ていると思う?自分が作っているハンドメイドシューズはこう言う靴(かつての王室御用達のハンドメイドシューズ)だ」

このプレゼンテーションにより、担当者さんも個人事業主申請について一筆書いてくれる事となったそう。その甲斐あって、晴れて申請は受理されたそうです。

早藤さんは自らポスティングをして、自宅兼工房として家を貸してくれる人を募集。それで唯一連絡をくれたのが、かつてBS1で見た、芸術家さんたちが集うエリアの大家さん。その大家さんにとって、家を貸す相手は早藤さん以外にも候補者がいたそうですが、大家さんは親戚に日本人がおり、本人も座禅を組んだりする日本好きだったため、早藤さんに決定。早藤さんの自宅兼工房が運命的なその場所に決まり、「ようやくPunktlandung(プンクトランドゥング=着地点)したかな」と早藤さんはお話されていました。
そして、ミュンヘンで独立開業してから、早藤さんはネクタイを締めて仕事をするスタイルになったそうで、上画像でもタイドアップしていますね。

ちなみに偶然ですが、僕が早藤さんの工房に伺った2014年9月17日が、早藤さんがミュンヘンに降り立ってちょうど5周年。そして、早藤さんの在住エリアが芸術家さんたちが住むエリアに切り替わって、25年の年だったそうです……。

「ドイツでは日本、英国、フランスほど、どこが一番かのような競争がない」

そう語る早藤さんの姿に、居心地良くドイツに住んでいる様子が伺えました。ドイツはマイスター制度もあって靴職人さんがそれぞれの地域に根付いており、生活において身近な存在。それが競争のない理由の一つかもしれません。


早藤良太さんのビスポーク・シューズサンプル

早藤さんのビスポーク・シューズサンプル。


早藤良太さんのビスポーク・シューズサンプル

これらのサンプルはショートノーズのラウンドトウで、トウにヴォリュームもあり、ドイツらしさがありますね。

Korbinian Ludwig Heß in Berlin, Lotte Post and Dieter Betz in München(ベルリンのコービニアン・ルードヴィッヒ・ヘスとミュンヘンのロッテ・ポストとディーター・ベッツ)

コルビニアン・ルードヴィッヒ・ヘスさん

【Korbinian Ludwig Heß(コービニアン・ルードヴィッヒ・ヘス)】
住所:Hohenzollerndamm 201, 10717, Berlin
価格:ビスポーク・シューズ、4,000ユーロ~。

【Lotte Post(ロッテ・ポスト)】
住所:Klenzestraße 58, 80469 München
価格:ビスポーク・シューズ、セメント製法で1,500ユーロ~。

6-8ヶ月で完成。仮縫い時はトライアルシューズを作成。ヘスさんは英語可で、ポストさんが英語可については不明です。

以前にもご紹介した、Korbinian Ludwig Heß(コービニアン・ルードヴィッヒ・ヘス)さんとLotte Post(ロッテ・ポスト)さんによるビスポーク・シュー・メイカー、Post & Hess(ポスト&ヘス)ですが、2017年5月23日現在、ヘスさんはベルリンにて活動し、ポストさんは引き続きミュンヘンの同店にて活動と、形態が異なっております。

そして、今回の記事は僕が伺った当時の、お二人で活動していた頃の内容となる事をご了承下さい。

さて、冒頭画像がコービニアン・ルードヴィッヒ・ヘスさんでして、僕が伺った当時は29歳。当時のお店では、ハンドソーン・ウェルテッド製法のビスポーク・シューズの、製甲以外の工程を担当しておりました。ヘスさんはベルリンのキルスティン・ヘネマンにて、セメント製法の製靴技術を習得し、その後、ルドルフ・シェア&ゾーネにてボトムメイカーとして勤務(もちろん、ハンドソーン・ウェルテッド製法)。そして、2013年にこのミュンヘンにて、ロッテ・ポストさんとともにお店を開業しました。

ロッテ・ポストさんは製甲全般とセメント製法のビスポーク・シューズを担当。開業以前はウィーンのKudweis(クドワイス)にて修行されたそうです。なお、ポストさんは僕が伺った時は残念ながら不在でした。


ポスト&ヘスのビスポークサンプル

ハンドソーン・ウェルテッド製法のサンプルシューズです。コードヴァンも取り扱っておりました。底材は、アウトソールはレンデンバッハ、インソールにはキルガーを使用です。


ポスト&ヘスのビスポークサンプル


ポスト&ヘスのビスポークサンプル

そして、セメント製法のサンプルシューズです。


ポスト&ヘスのビスポークサンプル


Bespoke clothing shop in Frankfurt(フランクフルトのビスポーク服飾店)

アトリエ・ベヒトフの店内

【Atelier Bechtloff(アトリエ・ベヒトフ)】
住所:Mörfelder Landstr.65, 60598 Frankfurt am Main
価格:ビスポーク・シャツ、210ユーロ~。

初回注文時は最低要3着注文。仮縫いは平均2回で、仮縫い時は仮縫い用のシャツを作成、2週間で完成。英語可。

フランクフルトのお店については旅の最中にちょっぴりご紹介しましたが、今回、改めてご紹介致します。


アトリエ・ベヒトフのサンプル

1943年生まれで、1965年にお店を創業したオーナー兼職人のKurt Bechtloff(クルト・ベヒトフ)さん。採寸とパターン作成を担当しております。


アトリエ・ベヒトフの職人さん

店舗奥に工房があります。ビスポーク・シャツ店として注文を受け付けているだけでなく、他店からの外注も請け負っております。


アトリエ・ベヒトフの職人さん

Petrocchi and Bocache & Salvucci in Roma(ローマのペトロッキとボカケ&サルヴィッチ)

ペトロッキの店内

【Petrocchi(ペトロッキ)】
住所:Vicolo Sugarelli, 2, 00186 Roma
価格:ビスポーク・シューズ、ハンドソーン・ウェルテッド製法の場合は1,500ユーロ~。マッケイ製法の場合は800ユーロ~。既製靴、メンズは500ユーロ~、ローファーは400ユーロ~、レディースは300ユーロ~。

仮縫い無し、3ヶ月で完成。マッケイ製法の場合、出し縫いはマシンです。1946年創業で、1956年にはミュンヘンで開催された靴コンテストにて、創業者のチット・ペトロッキ氏は金メダルを受賞しております。そして、その時に銀メダルだったのが、ワルシャワのブルノン・カミンスキー氏です。過去にマルチェロ・マストロヤンニ、アンソニー・クイン、フランチェスコ・ロージなどが顧客だった事でも知られております。英語可。


ペトロッキの職人

現在のペトロッキにて親方を務める、Marco Cecchi(マルコ・チェッキ)さん。二代目当主だった、先代のBruno Ridolfi(ブルーノ・リドルフィ)氏は2010年に引退しておりますが、その娘さんであるDaniela(ダニエラ)さんは現在も勤務しております。


ペトロッキの店内

ラストは木製のみを使用です。


ペトロッキの釣り込み

釣り込みを終えた状態で、この後にコルクフィラーとレザーシャンクが仕込まれます。そして、レディースについてはメタルシャンクを使用するそうです。


ペトロッキのサンプル

サンプルシューズでして、やはりイタリアの老舗らしく、ショートノーズで幅のあるスクエアトウやラウンドスクエアトウが多いです。アッパー革にはフランスかイタリア製、底材はイタリア製を使用です。