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コンヴァースのオール・スターを愛用するマンガキャラ Part2

CATEGORY靴・服飾
「ブラック・エンジェルズ」の雪藤洋士、「リトルコップ」の矢車弾、そして「ミスター味っ子」の味吉陽一が、コンヴァースのオール・スターを着用しているのは、前回書いたとおり。

そして、続いての新発見!

「ラブ&ファイヤー」の主人公、飛雄河炎も、コンヴァースのオール・スターを履いているではないか!

知っている人は知っていると思うが、この「ラブ&ファイヤー」の作者は「ブラック・エンジェルズ」と同じく、平松伸二先生。
そのせいか、飛雄河炎の履くオール・スターも、雪藤同様に、黒のハイカットだ。しっかし平松先生、オール・スターの細かいディテールまで、よく描き込んでいて驚かされます。ソールのパターンまで同じだもんね。この靴が相当お好きなのであろう。
この「ラブ&ファイヤー」、平松先生らしい、ハードでエグくて影のあるストーリーが個人的には好きだったのだが、たった2巻(実質1巻半)で終了している。
後半は草影幽児たる、雪藤そっくりキャラ(と言うか雪藤。いわゆる、スター・システムですな)が主人公となり、最後は飛雄河炎と対決して終了だ。

80年代のジャンプは黄金期ならではであろうか、良作ながらも他が凄すぎて、短期終了してしまった作品も少なくない。

この「ラブ&ファイヤー」もそうだが、他は「バオー来訪者」、「飛ぶ教室」、「ロードランナー」、「メタルK」、「はるかかなた」、「アカテン教師梨本小鉄」、「CYBORGじいちゃんG」(←この頃からずば抜けた画力を誇っていた)などがこれに当たる。

あと、ストーリーは詳しく思い出せないものの、その当時、何となく好きだった作品は、「ガクエン情報部H.I.P.」、「ウルフにKISS」、「ザ・グリーンアイズ」(この作品で「淘汰」という言葉を知ったっけ)かな?

とくに「ウルフにKISS」は、是非再読したい。狼に育てられた少女が主人公で、その少女は、確か大金持ちの娘。狼に育てられたので、その行動も狼そのもの。人前でもあっさり裸になるのが悪い癖。その少女は仲の良い男の子と、「今度、人前で裸になったら絶交だ!」という約束を交わすが、何せ一般教養がないので「絶交」の意味が分からない。その約束から間もなく、あっさり裸になってしまった、と言うのは覚えている。
かわいくて素直で無邪気で快活、そしてまったく世間慣れしてなく、野性的な行動、という主人公設定が秀逸。なかなか面白かった記憶があるのだが。この作品で、僕は社長より会長の方が偉いという事を知ったのだ。

なお、上記の短期終了の基準は、連載1年未満です。短期終了ではないが、長期連載でもなかった秀作としては、以下の作品を挙げたい。

「THE MOMOTAROH」
「ゴッドサイダー」
「空のキャンバス」

どれも素晴らしかった。「ボクはしたたか君」も、この類かもしれないが、これは作者の体調不良による打ち切りなので除外しましょう。

かの「ウイングマン」や「よろしくメカドック」も、3年連載してないんだよね。この時期のジャンプの、何というレヴェルの高さよ。

ああ、いつの間にかマンガの話になってしまった……。いつかサイト上にて、これらの事はじっくり書きます(一体いつになるのやら!)。
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COMMENTS

2Comments

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イッチー

懐かしいタイトルが並んでるね!
短期終了でも面白かったよな
最近のジャンプは知らないけど、昔のジャンプは読まないマンガがなかったもんなあ。。。

  • 2007/02/11 (Sun) 23:21
  • REPLY

山下大輔

80年代のジャンプは、「え?これ終わるの?」なんて残念だった事が何度もあったよね。アニメ化される作品だって3年もたないんだから凄すぎるよ。
「はるかかなた」、ドラマ性が高くて、めっちゃ好きだったなあ。

  • 2007/02/12 (Mon) 00:44
  • REPLY

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  • ブラック・エンジェルズ『ブラック・エンジェルズ』は、1981年~1985年に週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載された平松伸二作のバイオレンスアクション漫画。現代の必殺仕事人というべきハードな内容で人気を博した。1998年にはスーパージャンプに掲載していた別作品『マー
  • 2007.07.29 (Sun) 11:40 | このマンガが読みたい!