凄いラーメン屋 ~背脂醤油のあ~
CATEGORY山下大輔報告2007年
昨晩は凄いラーメン屋で食べた。
何が凄いって、そのヴォリュームが凄い。そしてコストパフォーマンスが凄い。凄すぎて、かなりこたえた。
店名は「背脂醤油のあ」。場所は渋谷駅新南口から近く、地下一階で営業している。地下営業のラーメン屋なんて、かなり珍しい。
お店ではまず、券売機にて食券を買わなくてはならないが、この券売機、なんと旧千円札しか使えない。夏目漱石のやつね。ここからして、いきなり凄いと思わないか?
何が凄いって、そのヴォリュームが凄い。そしてコストパフォーマンスが凄い。凄すぎて、かなりこたえた。
店名は「背脂醤油のあ」。場所は渋谷駅新南口から近く、地下一階で営業している。地下営業のラーメン屋なんて、かなり珍しい。
お店ではまず、券売機にて食券を買わなくてはならないが、この券売機、なんと旧千円札しか使えない。夏目漱石のやつね。ここからして、いきなり凄いと思わないか?
当然、お客さんはカウンターにて、新札と両替していた。僕も然りである。
僕が注文したのは、「つけ麺並チューシュー入り」。これだけ聞くと、「別に普通じゃん」と思われるだろう。しかしその実、全然違うぞ~。
まずつけ麺は小が220g、並が330g、大盛が440g。お店でそう表記されていた。
僕が注文した並とは、事実上、他店の大盛レヴェルである。
ただ僕の場合、どのラーメン屋でも大抵大盛で注文するので、このくらいは訳ない。こんな事で凄いとは思わない。
度肝を抜かれたのは、チューシューの大きさである。これは凄い。チャーシューと言っても、実際は角煮である。しかも、でかくて分厚い。通常の角煮の3~4倍ぐらいの大きさではないだろうか?脂身もタップリ。そのうえ、これが二つも入っている。僕はチューシュー入りを注文したため、四つである。
内心、少々たじろきつつも食べる僕だが、半分食べた時点で、もう量が辛くなってきた。お腹が痛くなってきた。トイレに行きたい。何しろこのお店、「背脂醤油」を謳っているだけあって、量だけでなく味も重厚なのだ。
残り1/4になった時点では、もう水で流し込まないと、飲み込む事ができなくなっていた。まさしく、水といっしょ食べた。もう味も何もない。とにかく完食に全力を尽くすのみ!だ。
僕は食べ残す事が嫌いなので、意地だけで食べた。多分この時、僕は涙目だったと思う。
僕が圧倒されている量についてだが、「それはおまえがチビで、胃の容量が小さいせいじゃねーの?」と思われる方もいるかもしれないが、絶対にそんな事はない。僕は体格の割に、そこそこ量は食べられる。
僕の右隣に座っていた20歳前後の男性二人組は、二人ともチャーシューメンを注文したらしいが、完食できずに、「すいません」と詫びつつ残していた。
店主らしきおじさんは、「チューシューメンだから(仕方ない)ね」と笑っていた。あの様子だと、残してしまう客は珍しくないようだ。
僕の左隣に座っていた30歳ぐらいの男性二人組は、つけ麺小を注文したらしいが、「それだけ食べられるのは凄いですね」と一人がもう一方に話していた。
やはり他人にとっても、この量は凄いのだ。
さて、僕のつけ麺は残り1/10になった。あと少しだが、この少しすら厳しい。もう僕は、最後の奥の手に出た。いささか恥ずかしくもあったが、腰のベルトを外したのだ。
わずかだが、お腹が楽になった。残りわずかの量を、僕はさらに小分けにして、口に入れ、水で流し込んだ。
そして最後の角煮一切れ、苦しみながら口に入れると、まだ飲み込まない(飲み込めない)うちに店を出た。本来ならば、店主さんに「ご馳走様でした」ぐらい言いたかったが、そんな余裕なんてない。
早くトイレに行きたかったんだよっ!
もともと、僕はお腹を壊しやすい。お店のトイレではゆっくり用を足せなさそうだったので、近くにあるビルのトイレに駆け込んだ。ズボンと下着を下ろして、便座に腰を下ろし、ようやく解放される僕。はあ~。
出しながら、口に残る角煮を噛んで、ようやく完食。こんな経験は初めてだよ……。
4年前に食べた「さいたま屋」(当時は浦和の本店しかなかった)の「つけ麺大盛りチャーシュー入り」が、僕がこれまで食べたラーメンで最大のヴォリュームだったが、今回はそのさらに上を行った。
「さいたま屋」は「大勝軒」の孫弟子に当たるお店だけあって、やはり量も凄いのだ。だが、「さいたま屋」では、何だかんだ言ってもスープ割まで頂いた。
「背脂醤油のあ」では、それすらできない、限界に達していたもんね。正直、もどしちゃう衝動にすら陥った。
つまり正確には、「さいたま屋」の「つけ麺大盛りチャーシュー入り+スープ割」より、「背脂醤油のあ」の「つけ麺並チューシュー入り」の方が、ヴォリュームがあったのだ。
それにしても、この日はこの食事で、相当なエネルギーを費やした。帰宅後、僕はネットサーフがほぼ日課となっているが、この日はそれすら満足にできなかった。疲れ果てた僕は布団にすぐさま潜り込んだ。
そして、このつけ麺のせいだろうか、翌日の現在、夕方でも、未だにお腹が減っていない。今日の僕は今のところ、お菓子と紅茶、珈琲だけしか食べていない。
この「背脂醤油のあ」、つけ麺なら、価格は小、並、大盛、どれでも同じ700円である。
量が増えても価格は同じ、これは他店でもたまに見られるが、やはり嬉しい設定だ。しかも、前述したほどの最強チャーシュー(角煮)が乗っかり、さらには、キムチが無料なのだ。
そう、ここは付け合せのキムチが食べ放題。付け合わせらしく辛味は抑えてあり、酸味と甘味のさわやかな味が、濃厚なつけ汁とマッチする。
このキムチ、やはり無料という事もあって人気もあるのか、僕がつけ麺を食べている最中には品切れになっていた。
後から入ってくるお客さんは、よく「キムチないんですか?」と店主さんに尋ねては、店主さんは「すいません、なくなっちゃいました」と謝っていた。
僕が食べたつけ麺だが、味もまずまず及第点である。僕評価では、100点満点採点で72点かな(僕が以前に書いた、「佐野ラーメンたかの」の「肉汁おろしつけ麺」は97.5点である)。この72点は、僕が脂っぽい食べ物が好きなせいもあるかもしれない。とにかく背脂濃厚。2㎝四方ぐらいの脂片がいくつも浮かんでいる。麺は中太でコシもあり、つけ汁と双方相まって、食べ応えがある。
もっとも、前述のとおり、その麺とつけ汁がかすんでまうほど、チャーシュー(角煮)がドシンと重いのだが。
言わば、麺とつけ汁、さらにメンマ、ねぎ、海苔も、全てジャブに過ぎない。メンマ、ねぎ、海苔も、他店と比べて多目なんだけどね。
チャーシュー(角煮)がフック、アッパー、ストレート、果てはスマッシュまでの威力を秘めている。最後の四つ目のチャーシュー(角煮)に至っては、まさにギャラクティカ・マグナムであった。
とにかくインパクト強すぎ!な、この「背脂醤油のあ」。できればこのスタイルを続けて欲しいものです。店主のおやっさんは優しい表情をした、良い方でした。その価格設定、量、食べ放題キムチからも、店主さんの旺盛なサーヴィス精神が伝わって来ませんか?
僕が注文したのは、「つけ麺並チューシュー入り」。これだけ聞くと、「別に普通じゃん」と思われるだろう。しかしその実、全然違うぞ~。
まずつけ麺は小が220g、並が330g、大盛が440g。お店でそう表記されていた。
僕が注文した並とは、事実上、他店の大盛レヴェルである。
ただ僕の場合、どのラーメン屋でも大抵大盛で注文するので、このくらいは訳ない。こんな事で凄いとは思わない。
度肝を抜かれたのは、チューシューの大きさである。これは凄い。チャーシューと言っても、実際は角煮である。しかも、でかくて分厚い。通常の角煮の3~4倍ぐらいの大きさではないだろうか?脂身もタップリ。そのうえ、これが二つも入っている。僕はチューシュー入りを注文したため、四つである。
内心、少々たじろきつつも食べる僕だが、半分食べた時点で、もう量が辛くなってきた。お腹が痛くなってきた。トイレに行きたい。何しろこのお店、「背脂醤油」を謳っているだけあって、量だけでなく味も重厚なのだ。
残り1/4になった時点では、もう水で流し込まないと、飲み込む事ができなくなっていた。まさしく、水といっしょ食べた。もう味も何もない。とにかく完食に全力を尽くすのみ!だ。
僕は食べ残す事が嫌いなので、意地だけで食べた。多分この時、僕は涙目だったと思う。
僕が圧倒されている量についてだが、「それはおまえがチビで、胃の容量が小さいせいじゃねーの?」と思われる方もいるかもしれないが、絶対にそんな事はない。僕は体格の割に、そこそこ量は食べられる。
僕の右隣に座っていた20歳前後の男性二人組は、二人ともチャーシューメンを注文したらしいが、完食できずに、「すいません」と詫びつつ残していた。
店主らしきおじさんは、「チューシューメンだから(仕方ない)ね」と笑っていた。あの様子だと、残してしまう客は珍しくないようだ。
僕の左隣に座っていた30歳ぐらいの男性二人組は、つけ麺小を注文したらしいが、「それだけ食べられるのは凄いですね」と一人がもう一方に話していた。
やはり他人にとっても、この量は凄いのだ。
さて、僕のつけ麺は残り1/10になった。あと少しだが、この少しすら厳しい。もう僕は、最後の奥の手に出た。いささか恥ずかしくもあったが、腰のベルトを外したのだ。
わずかだが、お腹が楽になった。残りわずかの量を、僕はさらに小分けにして、口に入れ、水で流し込んだ。
そして最後の角煮一切れ、苦しみながら口に入れると、まだ飲み込まない(飲み込めない)うちに店を出た。本来ならば、店主さんに「ご馳走様でした」ぐらい言いたかったが、そんな余裕なんてない。
早くトイレに行きたかったんだよっ!
もともと、僕はお腹を壊しやすい。お店のトイレではゆっくり用を足せなさそうだったので、近くにあるビルのトイレに駆け込んだ。ズボンと下着を下ろして、便座に腰を下ろし、ようやく解放される僕。はあ~。
出しながら、口に残る角煮を噛んで、ようやく完食。こんな経験は初めてだよ……。
4年前に食べた「さいたま屋」(当時は浦和の本店しかなかった)の「つけ麺大盛りチャーシュー入り」が、僕がこれまで食べたラーメンで最大のヴォリュームだったが、今回はそのさらに上を行った。
「さいたま屋」は「大勝軒」の孫弟子に当たるお店だけあって、やはり量も凄いのだ。だが、「さいたま屋」では、何だかんだ言ってもスープ割まで頂いた。
「背脂醤油のあ」では、それすらできない、限界に達していたもんね。正直、もどしちゃう衝動にすら陥った。
つまり正確には、「さいたま屋」の「つけ麺大盛りチャーシュー入り+スープ割」より、「背脂醤油のあ」の「つけ麺並チューシュー入り」の方が、ヴォリュームがあったのだ。
それにしても、この日はこの食事で、相当なエネルギーを費やした。帰宅後、僕はネットサーフがほぼ日課となっているが、この日はそれすら満足にできなかった。疲れ果てた僕は布団にすぐさま潜り込んだ。
そして、このつけ麺のせいだろうか、翌日の現在、夕方でも、未だにお腹が減っていない。今日の僕は今のところ、お菓子と紅茶、珈琲だけしか食べていない。
この「背脂醤油のあ」、つけ麺なら、価格は小、並、大盛、どれでも同じ700円である。
量が増えても価格は同じ、これは他店でもたまに見られるが、やはり嬉しい設定だ。しかも、前述したほどの最強チャーシュー(角煮)が乗っかり、さらには、キムチが無料なのだ。
そう、ここは付け合せのキムチが食べ放題。付け合わせらしく辛味は抑えてあり、酸味と甘味のさわやかな味が、濃厚なつけ汁とマッチする。
このキムチ、やはり無料という事もあって人気もあるのか、僕がつけ麺を食べている最中には品切れになっていた。
後から入ってくるお客さんは、よく「キムチないんですか?」と店主さんに尋ねては、店主さんは「すいません、なくなっちゃいました」と謝っていた。
僕が食べたつけ麺だが、味もまずまず及第点である。僕評価では、100点満点採点で72点かな(僕が以前に書いた、「佐野ラーメンたかの」の「肉汁おろしつけ麺」は97.5点である)。この72点は、僕が脂っぽい食べ物が好きなせいもあるかもしれない。とにかく背脂濃厚。2㎝四方ぐらいの脂片がいくつも浮かんでいる。麺は中太でコシもあり、つけ汁と双方相まって、食べ応えがある。
もっとも、前述のとおり、その麺とつけ汁がかすんでまうほど、チャーシュー(角煮)がドシンと重いのだが。
言わば、麺とつけ汁、さらにメンマ、ねぎ、海苔も、全てジャブに過ぎない。メンマ、ねぎ、海苔も、他店と比べて多目なんだけどね。
チャーシュー(角煮)がフック、アッパー、ストレート、果てはスマッシュまでの威力を秘めている。最後の四つ目のチャーシュー(角煮)に至っては、まさにギャラクティカ・マグナムであった。
とにかくインパクト強すぎ!な、この「背脂醤油のあ」。できればこのスタイルを続けて欲しいものです。店主のおやっさんは優しい表情をした、良い方でした。その価格設定、量、食べ放題キムチからも、店主さんの旺盛なサーヴィス精神が伝わって来ませんか?
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