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喫茶初めラーメン初め2007年

CATEGORY珈琲
あがらんしょ

5日の18時近くの事。手持ちの珈琲豆が切れ(前回書いたシグリ)、気分を変えてのんびりしたい気持ちもあったので、近所にある喫茶店、「あがらんしょ」へ向かった。

このお店に入るのは初めて。近所ではおそらく史上初の、自家焙煎珈琲店であろう。オープンしたのは昨年の5月中旬。その時期と言えば、僕が珈琲デヴューを果たしてから間もなくの頃。当然、興味がわいたのだが、これまで自分が利用している珈琲店に不満がなかったため、結局利用しないまま。今回がようやくの初入店。そして、今年の喫茶初めとなったわけである。
アート感ある店舗はこの近隣では極めて珍しく、かなり異彩を放つ存在だ。素朴ながら温かみのある和風の作りで、巷のカフェにありがちな、客に媚びてないのが良い。
珈琲豆がびっしり埋め込まれたテーブルはオリジナリティあって、不思議かつ素敵なデザインだ。2階はギャラリーとなっているそうで、これまたこの近隣では珍しいのだ。

さて、僕が注文したのは珈琲とチーズケーキのセット(800円)。オリジナルブレンドの珈琲は軽い口当たりで、飲みやすい味。当然ハンドドリップで、注文を受けた後に豆を挽くのだ。何より嬉しいのは、珈琲がカップとは別にポットで出てくるので、カップ2.5杯分の量がある事だ。
珈琲のみ注文すると500円。銀座界隈の珈琲専門店になると、500円じゃ飲めない店だってある。"浦和価格"である事を考慮しても、これはかなりお得だろう。

チーズケーキも美味しい。チーズケーキの中には、甘味を控えてチーズの風味を強調しているのもあるが、これは甘味がしっかりとあるタイプ。でも後に引かない。添えられたブルーベリーは、ケーキの甘味を中和させつつ、自らも甘酸っぱい一味を主張している。

これで終わりではない。さらに店主の方は、自家製の天然酵母パンを、サーヴィスとして一切れ出してくれた。そして、これが素晴らしい出来なのだ!
欧州ではどこで食べてもパンが美味しいが、このパンはその欧州と比較してもトップレヴェルだろう。
外側は香ばしくカリッと焼きあがりつつ、内側は柔らかく、すんなりと歯が沈む。そして、噛み切る際に生じる、弾力と粘りの食感が心地良い。口の中では、ほんのりと優しく広がる、上品な甘さ……。

僕はこの「あがらんしょ」、お茶をした後は、珈琲豆を購入する事が目的だったが、迷わずこのパンの購入も決めた。

店内で食したのはローズヒップのパンだったが、購入したのはプレーンなフランスパン。天然酵母(白神こだま酵母)と小麦(国産)だけで作ってあるので、常温でも一週間は持つそうだ。
僕は今まで知らなかったのだが、パンの腐敗は、混入されているバター、牛乳、卵が原因で、それがなければ大分日持ちするとの事。

そして、その日の夕食は、やはり近所のラーメン屋、「佐野ラーメンたかの」で済ます。注文したのは、またも「肉汁おろしつけ麺」。これで3連続、同じメニューとなった。そしてこれが、今年のラーメン初め。喫茶初めもそうだったが、ラーメン初めにふさわしい、素晴らしい逸品だ。
店主のおやっさんによると、この「肉汁おろしつけ麺」は3月までの予定との事。最低でも、あと2回は食べておきたいな……。

ちなみに大晦日、東京東部にある某有名ラーメン店で(ラーメン本にも登場している)、似たメニューがあったので注文してみたが、もうこれがまずいまずい。甘ったるくて、平坦極まりない漬け汁。「マルちゃん赤いきつね」とは、確かこんな同じ味ではなかったか(うどん嫌いな僕ではあるが、幼稚園の時までは食べていたのだ)。
しかもこのひどいラーメンが、奇しくも僕にとって、2006年のラーメン納めであった。ちょっぴり悔しい!
いやいや、同じようなメニューでも、作る人が違うとここまで違うのかと思ったものです。

「佐野ラーメンたかの」から帰宅後、「あがらんしょ」で購入した豆で、早速珈琲を淹れてみた。その日に焙煎しただけあって、よく膨らむ膨らむ(笑)。
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COMMENTS

2Comments

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イチ

たかの・・・やーちんの文を読んでいつも行きたくなるのだけど、結局行く暇が無いままここまできてしまった。。。
明日の昼飯は久しぶりに行ってみようかな

  • 2007/01/13 (Sat) 12:00
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山下大輔

「肉汁おろしつけ麺」はマジ食べておいた方がいい!10年前にあった鴨汁つけ麺も美味しかったけど、それを凌駕する味わいだからね。絶対オススメ!最後のスープ割りまで最高だよ。

  • 2007/01/13 (Sat) 15:16
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