「ヨーロッパ日本ビスポークシューズ見聞考」改訂して第2版となりました
CATEGORY靴・服飾
7月初旬に発行した拙著「ヨーロッパ日本ビスポークシューズ見聞考」ですが、8月10日から9月16日にかけて加筆修正を行いまして、現在は改訂した第2版となっております。
既にご購入下さった皆様は、第2版入手のための再ダウンロードをお願いしたく思います。お手間をおかけして、申し訳ありません。再ダウンロードはもちろん無料です。
再ダウンロードの手順は以下でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願い致します。
そして、なぜ今回、改訂した第2版を発行したのかと言いますと、大変恐縮かつ申し訳ない事に、訂正すべき箇所が色々見つかったんですよね……。
既にご購入下さった皆様は、第2版入手のための再ダウンロードをお願いしたく思います。お手間をおかけして、申し訳ありません。再ダウンロードはもちろん無料です。
再ダウンロードの手順は以下でございます。
【スマートフォンやタブレットの場合】
1:Amazonのアプリをタップ(※Kindleアプリではありません)
※Amazonアプリを入れてない場合は、Amazonアプリのインストールをお願い致します。
2:画面右下の「Ξ」をタップ
3:画面右下の「アカウントサービス」をタップ
4:「コンテンツと端末の管理」をタップ
5:拙著「ヨーロッパ日本ビスポークシューズ見聞考」の欄に
「アップデートがあります」と出ているので、その箇所をタップ。
6:「更新」をタップ。
すると、拙著の再ダウンロードが開始されます。
もし再ダウンロードされない場合は、いったんアプリを終了し、再度アプリを開いてみて下さい。
【PCの場合】
1:この箇所をクリックして下さい。
2:拙著「ヨーロッパ日本ビスポークシューズ見聞考」の欄に
「アップデートがあります」と出ているので、その箇所をクリック。
※実際の画面は上と少し異なります。
3:「更新」をクリック。
すると、拙著の再ダウンロードが開始されます。
もし再ダウンロードされない場合は、PC用Kindleの画面左上にある、下記矢印にあるボタンを押してみて下さい。
もしくは、
1:Amazonのトップページ左上にある、「Ξすべて」をクリック。
2:画面左下にある「アカウントサービス」をクリック。
3:画面左下にある「コンテンツと端末の管理」をクリック。
4:画面左にある「本」をクリック。
5:拙著「ヨーロッパ日本ビスポークシューズ見聞考」の欄に
「アップデートがあります」と出ているので、その箇所をクリック。
※実際の画面は上と少し異なります。
6:「更新」をクリック。
すると、拙著の再ダウンロードが開始されます。
もし再ダウンロードされない場合は、PC用Kindleの画面左上にある、下記矢印にあるボタンを押してみて下さい。
以上でございます。どうぞよろしくお願い致します。
そして、なぜ今回、改訂した第2版を発行したのかと言いますと、大変恐縮かつ申し訳ない事に、訂正すべき箇所が色々見つかったんですよね……。
まず一つは、44ページにて、「そして、日本人の僕としては残念ですが、欧州のビスポーク・シューメイカーが日本のタンナーを使用している事は聞きませんでした」と初版では書いていたのですが、資料をよく見返してみたら、2014年時点でヤン・キールマンで日本のコードヴァンが取り扱われておりました。何しろポーランド語資料だった事もあって見落としていました……。
そしてwebを見る限り、近年は以前と比べて海外(欧州に加えて他地域も)で、革小物、既製靴、パターンオーダーシューズを主として、日本のコードヴァンは使われているようです。そこで、
「そして日本人としては残念ですが、僕が2014年9月~翌年6月に欧州を旅して調べた際、欧州のビスポーク・シューメイカーで日本のタンナーを使用しているのは、ヤン・キールマンが日本のコードヴァンも取り扱っているだけで(2022 年現在も数点在庫有)、あとは日本のコードヴァンを「試している」と言うメイカーが一つありました。ただwebを見る限り、近年は以前と比べて海外(欧州に加えて他地域も)で、革小物、既製靴、パターンオーダーシューズを主として、日本のコードヴァンは使われているようです。」
と修正しております。日本のコードヴァンを「試している」メイカーについては、初版発行前から把握していたのですが、あくまで「試している」だから、書かなくても良いかと思っていたのですが、せっかくなので、第2版では書き入れました。
あと109ページにて、「これまで日本人客が3人いたけど、3人ともシームレスヒールでベヴェルド・ウェイストでの注文だった」と書いておりましたが、これ、シームレスヒールではなくピッチドヒールの間違いでしたので、ここも修正しました。
なお、大変ありがたい事に、AMAZONでの拙著の販売ページにてレヴューが入ったのですが、そのレヴューにて「3人ともシームレスヒールで……」の文章について触れて下さっており、その箇所が修正と言う、申し訳ない事態となってしまいました……。レヴューを書いて下さったアジアへの熱視線さん、ごめんなさい。
さらに92ページでは、「20世紀末には、既製靴ではイタリア製高級靴の一部ぐらいでしか見られなかったシームレスヒールですが、昨今ではイタリア以外で作られるのも珍しくなくなりました」と書いておりましたが、よく考えてみれば当時、イタリア製以外でもシームレスヒールの靴があった事を思い出したので、
「20世紀末には、既製靴ではイタリア製高級靴の一部など、わずかなメイカーでしか見られなかったシームレスヒールですが、昨今では以前ほど珍しくなくなりました」と変更しております。
さらに、せっかく第2版にするのだから、文章の大意は変わらないものの、こう書いた方がより的確とか、この一文を付け加えた方が言いたい事がより伝わる、と思った箇所も加筆や修正しております。
例えば15ページにある文章、
「製法はセメンテッドが多いですが、ブラックラピド、マッケイも見られる。ハンドソーン・ウェルテッド製法は少ないものの」を、
「製法はセメンテッドが多めですが、ブラックラピド、マッケイも見られる。ハンドソーン・ウェルテッド製法は少なめですが」に変更しております。
あと65ページにて、カレールーを比喩にしている箇所があるのですが、ここも味噌、豆板醤、ラー油などの調味料を比喩にした方が、より的確だと思い、文章もそのように変更しております。
さらに92ページの文章、
「英国のビスポーク・シューメイカーでは、昔はシームレスヒールの注文は基本的に受けていませんでした」も、
「英国のビスポーク・シューメイカーでは、昔はシームレスヒールを基本的には作っていませんでした」
と変更しております。
そして99ページでは、
「ちなみに、主観も客観も「フィットしている」、または主観も客観も「フィットしてない」の評価ならば、それはもちろん信用度が高い情報だと思います」
の一文も追記しております。
他にも細かい点での加筆修正、誤字の訂正とかはいくつかあるのですが、文章の大意は同じでございます。
そして、第2版と言う事で、新情報も追加しました。
111ページでは、「巨人用の靴」についての文章と画像を追加。
112ページにおいては、日本のユニオン製靴(現・世界長ユニオン)がトリノの靴コンテストで、三年連続で出品した部門でオスカー賞(最高賞)を受賞した事についての話と、ミュンヘンの靴コンテストでブルノン・カミンスキー氏が銀メダルを受賞した靴の画像などを追加しております。
それに伴い、「ご教示ご協力下さった皆様」の項目にて、143ページにユニオンインペリアルの企画責任者である小田哲史さんを追加掲載しております。
そして、同じく「ご教示ご協力下さった皆様」の項目にて、ヤン・キールマン所属の靴職人だった、アンジェイ・ダンブロウスキーさんが独立開業した事は初版にも書いておりましたが、そのアンジェイさんのお店が「シュー・アルテ」と分かりましたので、お店の住所やSNSなどの情報も追加しております。
また、情報を増やした結果、第2版は初版よりも1ページ増えております。
第2版については以上でございます。
初版出版前に見直しは何度か行ったのですが、それでもまだ修正箇所が出てしまう体たらく。もっと校正を入念に入念に行ってから出版するべきでした。お恥ずかしいとともに申し訳ございません。
どうぞよろしくお願い致します。
そしてwebを見る限り、近年は以前と比べて海外(欧州に加えて他地域も)で、革小物、既製靴、パターンオーダーシューズを主として、日本のコードヴァンは使われているようです。そこで、
「そして日本人としては残念ですが、僕が2014年9月~翌年6月に欧州を旅して調べた際、欧州のビスポーク・シューメイカーで日本のタンナーを使用しているのは、ヤン・キールマンが日本のコードヴァンも取り扱っているだけで(2022 年現在も数点在庫有)、あとは日本のコードヴァンを「試している」と言うメイカーが一つありました。ただwebを見る限り、近年は以前と比べて海外(欧州に加えて他地域も)で、革小物、既製靴、パターンオーダーシューズを主として、日本のコードヴァンは使われているようです。」
と修正しております。日本のコードヴァンを「試している」メイカーについては、初版発行前から把握していたのですが、あくまで「試している」だから、書かなくても良いかと思っていたのですが、せっかくなので、第2版では書き入れました。
あと109ページにて、「これまで日本人客が3人いたけど、3人ともシームレスヒールでベヴェルド・ウェイストでの注文だった」と書いておりましたが、これ、シームレスヒールではなくピッチドヒールの間違いでしたので、ここも修正しました。
なお、大変ありがたい事に、AMAZONでの拙著の販売ページにてレヴューが入ったのですが、そのレヴューにて「3人ともシームレスヒールで……」の文章について触れて下さっており、その箇所が修正と言う、申し訳ない事態となってしまいました……。レヴューを書いて下さったアジアへの熱視線さん、ごめんなさい。
さらに92ページでは、「20世紀末には、既製靴ではイタリア製高級靴の一部ぐらいでしか見られなかったシームレスヒールですが、昨今ではイタリア以外で作られるのも珍しくなくなりました」と書いておりましたが、よく考えてみれば当時、イタリア製以外でもシームレスヒールの靴があった事を思い出したので、
「20世紀末には、既製靴ではイタリア製高級靴の一部など、わずかなメイカーでしか見られなかったシームレスヒールですが、昨今では以前ほど珍しくなくなりました」と変更しております。
さらに、せっかく第2版にするのだから、文章の大意は変わらないものの、こう書いた方がより的確とか、この一文を付け加えた方が言いたい事がより伝わる、と思った箇所も加筆や修正しております。
例えば15ページにある文章、
「製法はセメンテッドが多いですが、ブラックラピド、マッケイも見られる。ハンドソーン・ウェルテッド製法は少ないものの」を、
「製法はセメンテッドが多めですが、ブラックラピド、マッケイも見られる。ハンドソーン・ウェルテッド製法は少なめですが」に変更しております。
あと65ページにて、カレールーを比喩にしている箇所があるのですが、ここも味噌、豆板醤、ラー油などの調味料を比喩にした方が、より的確だと思い、文章もそのように変更しております。
さらに92ページの文章、
「英国のビスポーク・シューメイカーでは、昔はシームレスヒールの注文は基本的に受けていませんでした」も、
「英国のビスポーク・シューメイカーでは、昔はシームレスヒールを基本的には作っていませんでした」
と変更しております。
そして99ページでは、
「ちなみに、主観も客観も「フィットしている」、または主観も客観も「フィットしてない」の評価ならば、それはもちろん信用度が高い情報だと思います」
の一文も追記しております。
他にも細かい点での加筆修正、誤字の訂正とかはいくつかあるのですが、文章の大意は同じでございます。
そして、第2版と言う事で、新情報も追加しました。
111ページでは、「巨人用の靴」についての文章と画像を追加。
112ページにおいては、日本のユニオン製靴(現・世界長ユニオン)がトリノの靴コンテストで、三年連続で出品した部門でオスカー賞(最高賞)を受賞した事についての話と、ミュンヘンの靴コンテストでブルノン・カミンスキー氏が銀メダルを受賞した靴の画像などを追加しております。
それに伴い、「ご教示ご協力下さった皆様」の項目にて、143ページにユニオンインペリアルの企画責任者である小田哲史さんを追加掲載しております。
そして、同じく「ご教示ご協力下さった皆様」の項目にて、ヤン・キールマン所属の靴職人だった、アンジェイ・ダンブロウスキーさんが独立開業した事は初版にも書いておりましたが、そのアンジェイさんのお店が「シュー・アルテ」と分かりましたので、お店の住所やSNSなどの情報も追加しております。
また、情報を増やした結果、第2版は初版よりも1ページ増えております。
第2版については以上でございます。
初版出版前に見直しは何度か行ったのですが、それでもまだ修正箇所が出てしまう体たらく。もっと校正を入念に入念に行ってから出版するべきでした。お恥ずかしいとともに申し訳ございません。
どうぞよろしくお願い致します。
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