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さようなら、僕たちの"とんでも先生"。みなもと太郎先生、素晴らしい作品をありがとうございました。

風雲児たち

みなもと太郎先生の訃報が悲しいです。みなもと先生が70代となり、しかも休載が長く続いていたので不安はあったものの、それでも復帰を祈っていたのですが……。

僕の愛読書、「風雲児たち」も残念ながら未完となってしまいました。とは言え、幕末を描く作品として、連載から40年以上経っているにも関わらず、未だに新選組が出ていなく、完結まで少なく見積もっても、あと15年はかかると思っていたので、未完の可能性は大いにあり得えましたが、それでも現実となるとやはり悲しいです。

「歴史があみ上げて行く奇跡のやうな人間模様(アラベスク)」とみなもと先生は書いていましたが、その奇跡のやうな人間模様と書くとなると、どうしても物凄いスケールになりますね……それでも近年は、昔と比べたら物語の展開もペースアップしてましたが……。息子さんたちとか、よく知る方が引き継いで完結してくれないでしょうか……。

僕がみなもと太郎先生を初めて知ったのは、学研「五年の学習」に連載されていた、「とんでも先生」からです。



見やすくて洗練された絵柄、軽快なテンポ、愛らしいキャラクター、ところどころに見える教養。僕は毎月楽しみにしていました。みなもと太郎先生のお顔は、とんでも先生と似ているように見えるのですが、やはりとんでも先生のモデルはご自身なのでしょうか……。

そして本格的にハマったのが、「風雲児たち」です。

00年代初めにコンビニで立ち読みすると(立ち読みすんな)、僕は一気に虜。2004年に当時発刊されていた「風雲児たち」全て買い揃え、それ以降、今の今まで、何度も飽きる事なく読み続けています。

関ヶ原合戦から幕末までの風雲児たちが、何を見て、何を思い、何を感じて世を駆けたか、登場人物、皆が皆、本っっっ当にカッコ良くて!!こんなにカッコ良い人たちが実在していた事に感嘆。歴史の偉人と言われる方々って、偉人と言われるだけあってこんなにカッコ良いんだ!と改めて感じさせられます。

そしてみなもと太郎先生、天国で歴史の偉人たちと会っては、「オレたちをこんなにカッコ良く描いてくれてありがとう!」と口々に言われてるんじゃないでしょうか。

確かみなもと先生は、「歴史は本当に面白い。学校の教科書になると、なぜあんなにつまらなくなるのか分からない」と言う趣旨の発言をしていました。名言ですね。僕に歴史の面白さ、奥深さを教えてくれたのは、間違いなくみなもと太郎先生です(作中、真実は怪しい、または異なる箇所があるのも承知で)。

僕がロシアをはじめとした旧ソ連圏に興味を持つようになったのも、「風雲児たち」にて、大黒屋光太夫一行の冒険譚を読んだからです。「風雲児たち」に書かれていた、「Это что?(エト チョワ=これは何?)」、実際にロシアを旅行した時、使いましたね。

「風雲児たち」は日本史の副教科書にするべきです。学校の教科書では伝えられない、マンガだからこそ、そしてみなもと太郎先生だからこそ伝えられた歴史の面白さがあります。まさに僕にとって、いや僕たちにとっての"とんでも先生"。

「風雲児たち」未完は本当に残念ですが、大傑作には変わりありません。日本人、そして日本に興味がある外国人の方々全員に是非読んで頂きたい大傑作です!!!

さようなら、僕たちの"とんでも先生"。みなもと太郎先生、素晴らしい作品をどうもありがとうございました。心よりご冥福をお祈り致します。

風雲児たち幕末編

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