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Jesper Ingevaldsson and Patrick Frei visited "MAIN D’OR"(イェスペル・インゲヴァルソンさんとパトリック・フライさんのマンドール訪問)

パトリックさん、イェスペルさん、マンドール訪問

10月6日、伊勢丹にてイェスペルさん、パトリックさんとお会いした僕は、続いて翌7日に、ご両名のマンドール訪問に同行しました。奇しくも昨年、イェスペルさん、ダニエルさん、ネウスさん、浅井さんとマンドールを訪問した日と同じ日です(笑)。


マンドールのビスポーク・シューズサンプル

相変わらず……


マンドールのビスポーク・シューズサンプル

美しい……


マンドールのビスポーク・シューズサンプル

マンドールのサンプル!!!




マンドールの新サンプル

そしてサンプルの中に、初めて見るモデルがありました。村田さんが講師を務める、エスペランサ靴学院の授業用に作ったそうです。他のモデルと比べてトウのラウンドが大きく、愛嬌ある表情になっていますね。


マンドールのビスポークサンプルを鑑賞

もちろんお二人も、ビスポークサンプルを鑑賞です。


マンドールのトライアルシューズ

並べられている仮縫い用の靴が、初めて訪れた日と比べて大分増えていました。やはりと言いますか、現在、マンドールでは注文が殺到しており、村田さんは相当お忙しいそうです。とは言え、現在のところは外注する事なく、以前と変わらず、全行程村田さんご自身が手がけております。


コバの仕上げ方法を伝える村田さん

サンプルを堪能した後のパトリックさんは、靴作りについて、村田さんを質問攻めにしていました(笑)。パトリックさんはこれまで様々なビスポーク・シューメイカーを訪れ、靴作りについて伺っており、日本でもやはり探求心旺盛です♪そして、その質問に丁寧に答える村田さんに、「あなたはとても親切だ!」とパトリックさん、感激しておられました。


イェスペルさんの革選び

一方でイェスペルさんは、新しく靴を注文をするためにアッパー革を物色です。


イェスペルさんの革選び

そして、良さそうな革が見つかれば、それを太陽光の下に持って行き、色合いをチェックしておりました。その後、さらに室内へ持って行って、あえて照明も消したりして、色んな状況下で、どう色が見えるかも確認しておりました。相当こだわっております!


村田さんのフィッティングチェック

革を探している最中に、村田さんとパトリックさんの会話が一段落したので、フィッティングチェックに入りました。イェスペルさんが履いているのはマンドールのビスポーク・シューズ一足目でして、村田さん、前方から撮影してフィットの状態を記録です。

そしてパトリックさんはご覧のとおり、村田さんのビスポーク・シューズのサンプルを、しっかり撮影しておりました(笑)。


村田さん、ヒールのフィッティングチェック

続いて後方から、フィットの具合を撮影する村田さん。パトリックさんの、マンドールのサンプル撮影も続きます!


ソールのフィッティングチェック

アウトソールの擦り減り具合も見る村田さん。フィットの状態はもちろん、履き癖も確認するためです。


村田さんのビスポーク・シューズのヒール

注文の打ち合わせ最中、興味深いお話しが伺えました。マンドールでは黄矢印のとおり、履き口の踵周り直下にもう一本スティッチを入れております。なぜかと言うと、踵に入る月型芯を履き口頂上まで入れず、このスティッチ部で止めるためです。

村田さんによると、これは日本のビスポーク・シューズでしばしば見られる細工だそうで、月型芯を頂上まで入れない事により、履き口の踵回りを柔らかくする効果があるのだそうです。そしてイェスペルさんから、この頂上まで入れない月型芯の範囲を、左右にさらに広げて欲しいと言う要望がございました。


修正されたイェスペルさんのラスト

伺った当日のイェスペルさんのラスト。初回仮縫い時と比べて、結構修正されていますね。


村田さんのビスポークシューズ内部

マンドールのビスポークシューズ作成途中の状態です。さすが、掬い縫いが細かくて正確で、ウェルトがしっかり取り付けられておりますね。上出来な底付けには、必要不可欠な仕事です。


作成途中モデルを撮影するパトリックさん

もちろんパトリックさん、この作成途中のモデルも撮影です♪


カール・フロイデンベルク

フィッティングチェックを終えると、革選びを再開するイェスペルさん。そして決定したのは、なんとヴィンテージのカール・フロイデンベルク!村田さんの凄腕と極上革のカール・フロイデンベルクの組み合わせとは、何とも贅沢です!


カール・フロイデンベルク

このカール・フロイデンベルクの色はマロンブラウンと、栗の表皮と同じくの赤茶色。やはり貴重な革だけあって、6万円の追加料金となりました。


カール・フロイデンベルクのエクストラ

なお、マンドールではもう一枚、カール・フロイデンベルクのストックがありました。ただ、この「EXTRA」と入っているタイプは顔料が多く乗りすぎており、表面が割れやすいのであまり使いたくないと、村田さんは話しておりました。パトリックさんもこのタイプについて、「プラスティックのようだな」と話しておりました。もちろん、イェスペルさんが注文したフロイデンベルクは、「EXTRA」が入ってないタイプです。


ラストメイク用斧の使い方を教えるパトリックさん

注文終了後も、パトリックさんと村田さんの靴談義は続きます。パトリックさんはラスメトイク用の大型ナイフの使い方を、村田さんに説明です。英国とフランスで主に用いられる、ラストメイクを荒削りするためのこの大型ナイフは、日本では所有者も少なければ(でも、最近になって少しづつ増えてきている)、使いこなせる人も少なく、それ用の台も入手する必要があり、使おうにもなかなか簡単にはいかないのが現状です。


村田さん使用のふのり

村田さんが使用する道具や材料のうち、パトリックさんが興味を示していた物の一つが、このふのりです。以前に僕が某著名日本人鞄職人さんから聞いた話だと、ふのりを使うのは日本ならではだそうで、興味を示すのも納得です。そして、「ふのり」を英訳してパトリックさんに伝えるのに、村田さんも僕も苦労しました(笑)。


パトリックさん、イェスペルさん、村田さん飲み会

その後は、松戸駅近くの居酒屋さんにて飲み会です!(笑)会話の中で、村田さんは底材ではベイカーが一番好きなのが分かりました。これまで僕が色んな日本人職人さんに伺った限りだと、英国修行歴のある職人さんはベイカーを好みますが、それ以外でしたらレンデンバッハが好きな職人さんが多いので、海外修行歴のない村田さんが、ベイカーを好むのは意外でした。


パトリックさん、イェスペルさん、村田さん飲み会終了

最後に皆で記念撮影です。おかげさまで、楽しい一日でした♪

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