徐々に崩れつつある?サッカー男子W杯の法則
CATEGORY野球以外スポーツ
僕がサッカー男子W杯を観るにあたり、念頭に置いている事が三つあります。
1:優勝するのは"優勝の準備ができている国"
2:欧州開催の場合は欧州国が優勝する、北中南米開催の場合は南米国が優勝する
3:開催国には+αの力が働く
1についてはつまり、サッカー男子W杯では一試合単位での番狂わせはあっても、優勝に番狂わせはありません。
1:優勝するのは"優勝の準備ができている国"
2:欧州開催の場合は欧州国が優勝する、北中南米開催の場合は南米国が優勝する
3:開催国には+αの力が働く
1についてはつまり、サッカー男子W杯では一試合単位での番狂わせはあっても、優勝に番狂わせはありません。
これ、サッカー男子W杯の大きい特性だと思います。W杯で優勝するのは過去に優勝歴があったり、近年の他大会で好成績を収めていたり、地元開催の利があったりで、優勝の準備ができている、優勝の心構えがある、優勝の仕方を知っているチームです。
意外なチームがグループリーグを突破したり(今回の日本代表もそう)、強豪を撃破する事はあっても、優勝する事はありません。番狂わせで勢いに乗ったり、運に恵まれて勝ち進む事はありますが、行っても準決勝どまりです。実際、過去のW杯決勝を見ても、ほとんど順当な顔合わせです。
そう言った理由で、今回も優勝候補の一角だったフランス代表が優勝したのも、至極当然です。
とは言え、今回のW杯では意外な事が起こりました。クロアチア代表が決勝進出です。クロアチア代表が強豪なのはもちろん承知ですが、あくまで"普通の強豪"であって、ブラジル、アルゼンティン、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オランダのような強豪常連国ではなく、優勝の準備ができている国とは言い難いです。それが決勝まで進んだのは、かなり驚きましたね。
2については、よく言われる法則ですね。気候や文化の違いのせいでしょう、W杯では地元大陸チームが大抵優勝します。
でもご存知のとおり、前大会のブラジルW杯では、1958年大会以来、その法則が崩れました。開催国のブラジル代表は準決勝で大惨敗し、優勝は欧州のドイツ代表でした。これも僕としては、かなり驚きました。
今回のクロアチア代表決勝進出と言い、前回のドイツ優勝と言い、W杯の性格も、時代の流れとともに、少しづつ変わって来ているのかな?と言う気がしております。
具体的には、科学の発達で、気候や文化の違いによる、有利とされた条件が埋められて来ているのでしょうね。過去の法則を覆す力のある、科学の力って凄いなと思わされます。
3については、1でも触れた事で、2にも通じる事ですが、W杯において、開催国チームは+αの力が働いて、大抵好成績です。今回のロシア代表もベスト8と、前評判以上の健闘でしたね。
そして、W杯は「初優勝」する国が少ないのも特徴で、今回のフランス代表もそうですが、以前に優勝歴があるチームが再び優勝するケースが多いのです。
もし初優勝する場合は、開催国ゆえの+αの力が働いてる国。
イングランド代表が初優勝したのはイングランド開催の1966年大会。
アルゼンティン代表が初優勝したのはアルゼンティン開催の1978年大会。
フランス代表が初優勝したのはフランス開催の1998年大会です。
西ドイツが初優勝したのも、同じ言語圏であるスイス開催の1954年に大会でしたね。
今回のクロアチア代表決勝進出も、クロアチアは元々共産国で、開催国のロシアも元々共産国。この共通点が、クロアチア決勝進出の多少の後押しになったのかな?と言う気もしますね。
なお、日韓共催の2002年W杯はブラジル優勝。日韓では実力が違いすぎて優勝はありえませんし、ブラジルは日本と繋がりが深い国なだけに、ブラジル優勝はさもありなんですよね。
2010年W杯も、開催大陸のアフリカから優勝国は生まれませんでしたが、アフリカのチームも実力的には今一歩、南米と欧州に及ばず(大分近付いてきているけど)、地元有利であったとしても、優勝するにはまだ苦しいです。南アフリカ代表もグループリーグ敗退と、さすがに地力が違いましたね……。
そして、この大会で優勝したスペイン代表は強豪常連国であって、これまで散々優勝の準備をしてきた国。スペイン代表が優勝するなら、この時だったのでしょうね。
もっとも、この3の法則も、1・2のように、いずれ崩れる時が来るのかもしれません。と言うか、2010年大会で南アフリカ代表がグループリーグを突破できなかった時点で、崩れていると言えなくもないのかなあ??
ところで、今回のW杯は、僕が欧州の旅を終えてから、初のW杯。さらにジャスピオン人気もあって、欧州とブラジルで、SNSでの友人知人が増えてのW杯です。
そしてSNSでは、普段は全然サッカーの話題をしない方でも、W杯の時期だけは、サッカー関連の投稿があって驚きます。
さらに日本VSベルギー戦にて、ブラジルの方からメッセージが来たと前回書きましたが、それから後に、ハンガリーの方からも、日本は素晴らしかった!とFacebookメッセージが届きました♪
日本代表の戦いが、他国も感動させたのは本当みたいですし、今回のW杯、ハンガリーは出場してないのに日本代表も気にしているとは、やっぱりW杯は凄いなと再認識させられました。
僕自身も、学生時と比べたら大分サッカーは観なくなりましたが、それでもW杯は観ますし、こうやってWeblogに書いたりするわけですからね。
意外なチームがグループリーグを突破したり(今回の日本代表もそう)、強豪を撃破する事はあっても、優勝する事はありません。番狂わせで勢いに乗ったり、運に恵まれて勝ち進む事はありますが、行っても準決勝どまりです。実際、過去のW杯決勝を見ても、ほとんど順当な顔合わせです。
そう言った理由で、今回も優勝候補の一角だったフランス代表が優勝したのも、至極当然です。
とは言え、今回のW杯では意外な事が起こりました。クロアチア代表が決勝進出です。クロアチア代表が強豪なのはもちろん承知ですが、あくまで"普通の強豪"であって、ブラジル、アルゼンティン、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オランダのような強豪常連国ではなく、優勝の準備ができている国とは言い難いです。それが決勝まで進んだのは、かなり驚きましたね。
2については、よく言われる法則ですね。気候や文化の違いのせいでしょう、W杯では地元大陸チームが大抵優勝します。
でもご存知のとおり、前大会のブラジルW杯では、1958年大会以来、その法則が崩れました。開催国のブラジル代表は準決勝で大惨敗し、優勝は欧州のドイツ代表でした。これも僕としては、かなり驚きました。
今回のクロアチア代表決勝進出と言い、前回のドイツ優勝と言い、W杯の性格も、時代の流れとともに、少しづつ変わって来ているのかな?と言う気がしております。
具体的には、科学の発達で、気候や文化の違いによる、有利とされた条件が埋められて来ているのでしょうね。過去の法則を覆す力のある、科学の力って凄いなと思わされます。
3については、1でも触れた事で、2にも通じる事ですが、W杯において、開催国チームは+αの力が働いて、大抵好成績です。今回のロシア代表もベスト8と、前評判以上の健闘でしたね。
そして、W杯は「初優勝」する国が少ないのも特徴で、今回のフランス代表もそうですが、以前に優勝歴があるチームが再び優勝するケースが多いのです。
もし初優勝する場合は、開催国ゆえの+αの力が働いてる国。
イングランド代表が初優勝したのはイングランド開催の1966年大会。
アルゼンティン代表が初優勝したのはアルゼンティン開催の1978年大会。
フランス代表が初優勝したのはフランス開催の1998年大会です。
西ドイツが初優勝したのも、同じ言語圏であるスイス開催の1954年に大会でしたね。
今回のクロアチア代表決勝進出も、クロアチアは元々共産国で、開催国のロシアも元々共産国。この共通点が、クロアチア決勝進出の多少の後押しになったのかな?と言う気もしますね。
なお、日韓共催の2002年W杯はブラジル優勝。日韓では実力が違いすぎて優勝はありえませんし、ブラジルは日本と繋がりが深い国なだけに、ブラジル優勝はさもありなんですよね。
2010年W杯も、開催大陸のアフリカから優勝国は生まれませんでしたが、アフリカのチームも実力的には今一歩、南米と欧州に及ばず(大分近付いてきているけど)、地元有利であったとしても、優勝するにはまだ苦しいです。南アフリカ代表もグループリーグ敗退と、さすがに地力が違いましたね……。
そして、この大会で優勝したスペイン代表は強豪常連国であって、これまで散々優勝の準備をしてきた国。スペイン代表が優勝するなら、この時だったのでしょうね。
もっとも、この3の法則も、1・2のように、いずれ崩れる時が来るのかもしれません。と言うか、2010年大会で南アフリカ代表がグループリーグを突破できなかった時点で、崩れていると言えなくもないのかなあ??
ところで、今回のW杯は、僕が欧州の旅を終えてから、初のW杯。さらにジャスピオン人気もあって、欧州とブラジルで、SNSでの友人知人が増えてのW杯です。
そしてSNSでは、普段は全然サッカーの話題をしない方でも、W杯の時期だけは、サッカー関連の投稿があって驚きます。
さらに日本VSベルギー戦にて、ブラジルの方からメッセージが来たと前回書きましたが、それから後に、ハンガリーの方からも、日本は素晴らしかった!とFacebookメッセージが届きました♪
日本代表の戦いが、他国も感動させたのは本当みたいですし、今回のW杯、ハンガリーは出場してないのに日本代表も気にしているとは、やっぱりW杯は凄いなと再認識させられました。
僕自身も、学生時と比べたら大分サッカーは観なくなりましたが、それでもW杯は観ますし、こうやってWeblogに書いたりするわけですからね。
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