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Bespoke clothing shop in Frankfurt(フランクフルトのビスポーク服飾店)

CATEGORY靴・服飾
アトリエ・ベヒトフの店内

【Atelier Bechtloff(アトリエ・ベヒトフ)】
住所:Mörfelder Landstr.65, 60598 Frankfurt am Main
価格:ビスポーク・シャツ、210ユーロ~。

初回注文時は最低要3着注文。仮縫いは平均2回で、仮縫い時は仮縫い用のシャツを作成、2週間で完成。英語可。

フランクフルトのお店については旅の最中にちょっぴりご紹介しましたが、今回、改めてご紹介致します。


アトリエ・ベヒトフのサンプル

1943年生まれで、1965年にお店を創業したオーナー兼職人のKurt Bechtloff(クルト・ベヒトフ)さん。採寸とパターン作成を担当しております。


アトリエ・ベヒトフの職人さん

店舗奥に工房があります。ビスポーク・シャツ店として注文を受け付けているだけでなく、他店からの外注も請け負っております。


アトリエ・ベヒトフの職人さん

アトリエ・ベヒトフのサンプル

シャツサンプルでして、ボタンは全てオーストラリア産マザー・オブ・パールです。


アトリエ・ベヒトフのサンプル

襟と袖のサンプルです。


アトリエ・ベヒトフの生地ストック


アトリエ・ベヒトフの高級生地

生地も豊富に揃えておりまして、170双や200双と言った高級生地もあります。


アトリエ・ベヒトフの入口

店舗の外観です。




トーマス・カウスさんの店内

【Buccheri(ブッケリ)】
住所:Weckmarkt 7, 60311 Frankfurt am Main
価格:ビスポーク・スーツ、1,600ユーロ~。ビスポーク・ジャケット、1,200ユーロ~。ビスポーク・コート、1,800ユーロ~。

仮縫い2回、レディースの場合は仮縫い3回になったりするそうです。店主兼職人さんはThomas Kauth(トーマス・カウス)さんと言い、店名のBuccheri(ブッケリ)はイタリア出身であるお母様の名前だそうです。シャツの注文も受け付けており、製作はアトリエ・ベヒトフさんが行っております。英語可。


トーマス・カウスさんのサンプル

サンプルスーツです。フランクフルトは欧州中央銀行やドイツ銀行などが並ぶ金融街で知られており、そう言った会社に勤めるビジネスマンさんは、英国スタイルと英国生地を好む傾向があるとの事。そう言った事もあって、取り扱い生地も英国製生地のみです。ちなみにトムさんは、ホーランド&シェリーのツイードがお好きだそうです。
スーツの縫製は基本的にシルク糸ですが、傷みやすいトラウザースの裾口だけは、強靭なポリエステル糸を使用です。ボタンは全てバッファローやナットなどの天然素材で、プラスティックはありません。


トーマス・カウスさんのサンプル

ヴェルヴェットのジャケットも品の良い仕上がりですね。


トーマス・カウスさんの裏地

裏地にはユニークな柄も用意しておりました。上画像の裏地はリアブラウン&ダンスフォード。


トーマス・カウスさんの店舗

店舗の外観です。




シュテファン・ゴーナーの店内

【Stephan Görner(シュテファン・ゴーナー)】
住所:Gärtnerweg 31, 60322 Frankfurt am Main
価格:ゴールドラベルのスーツ、1,500ユーロ~。グリーンラベルのスーツ、700ユーロ~。ゴールドラベルのシャツは200ユーロ~、グリーンラベルのシャツは129ユーロ~。パターン・オーダーシューズ、289ユーロ~。

グリーンラベルとゴールドラベルと、工房が異なる二種類のラインがあり、ゴールドラベルの方が価格が高い分、手仕事の割合も多くなります。ゴールドラベルのスーツは仮縫い1回か2回、6週間で完成。グリーンラベルのスーツは仮縫い無しで3週間で完成。シャツはグリーンラベルもゴールドラベルも仮縫い無し、3週間で完成。パターン・オーダーシューズは仮縫い無し、6週間で完成。チノパンやジーンズの注文も受け付けております。創業は2003年です。英語可。


シュテファン・ゴーナーさん

2010年にもご紹介したとおり、店主のStephan Görner(シュテファン・ゴーナー)さんは採寸やフィッティングを担当。そして製作は、グリーンラベルのスーツはスキャバルと提携しているドイツの工場製、ゴールドラインのスーツはチェスター・バリー製。シャツはゴールドラベルもグリーンラベルもイタリア製。また、レディーススーツも受け付けております。


シュテファン・ゴーナーカラーサンプル


シュテファン・ゴーナーのカフサンプル

シャツの襟とカフのサンプルです。


シュテファン・ゴーナーのハンドマッハー

2010年時と違い、Kay Gundlack(カイ・グントラック)さんのビスポーク・シューズは受け付けてなく、替わりにオーストリアのパターン・オーダーシューズ、Handmacher(ハンドマッハー)の注文を受け付けておりました。このハンドマッハーはゴーナーさんのお店以外でも、ドイツやオーストリアなどで取扱店がございます。


シュテファン・ゴーナーのハンドマッハーのソール

ハンドマッハーの底付けは木釘で行っており、オーストリアらしさがありますね。


シュテファン・ゴーナーのトリッカーズ

既製靴については以前と同じくトリッカーズを扱っており、他にもカフリンクスやネクタイの販売もあります。


シュテファン・ゴーナーの会報誌

年に2回、お店の小冊子を発行しております。お客さんにお店の近況が分かって、面白いサーヴィスですね。


シュテファン・ゴーナーの店舗

店舗の外観です。



※情報はいずれも、僕が訪問した2014年9月12・13日時点のものです。
※2017年5月20日19時30分、記事に追記を行いました。
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