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The famous shoes blogger Jesper Ingevaldsson in Sweden ordered MAIN D’OR bespoke shoes(スウェーデンの著名靴ブロガー、イェスペル・インゲヴァルソンさん、マンドールのビスポーク・シューズを注文)

イェスペル・インゲヴァルソンさん、マンドールの村田英治さんに注文中

昨年11月にも来日された、スウェーデンの著名靴Blog、「Shoegazing(シューゲイズィング)」の主宰者、Jesper Ingevaldsson(イェスペル・インゲヴァルソン)さんが再び来日し、10月29日に、マンドールの村田英治さんにビスポーク・シューズをご注文!僕はその通訳のために同行致しました。もっとも、僕は英語がドヘタなので、スマートフォンでGoogle翻訳を使いつつの、本当に拙い通訳でしたが……。

村田さんによると、台北の高級靴店、オークルームのRobin Chang(ロビン・チャン)さんがインターネット上でレポートしたのをきっかけに外国人客が増え、現在、お客さんの20%ほどが外国人だそうです。その多くがシンガポールなどのアジアからで、ヨーロッパ出身者では、日本在住の英国人さんがいたそうですが、ヨーロッパから来日されての注文は、イェスペルさんが初だそうです。


マンドールのサンプル

端正かつ美麗、そして緻密なマンドールのビスポーク・シューズサンプル。ドレスシューズでは、ブリティッシュ、フレンチ、イタリア、ドイツ、オーストリア(ウィーン)、ハンガリー、そして日本など、それぞれ国ごとにそれっぽいスタイルがありますが、村田さんの靴は村田英治さんスタイル、どの国と言う事もない、ご自身独自のスタイルと感じました。


イェスペル・インゲヴァルソンさん、マンドールの村田英治さんに注文中

イェスペルさん注文の様子。まずは、デザインの打ち合わせですね。


マンドールのサンプル

イェスペルさん、希望のデザインについてはあらかじめメールで伝えてあったようで、トウラインについては、このアダレイド・クォーターブローグのラインを希望。


マンドールのサンプル

デザインそのものについては、このセミブローグを裏鳩目にしてのご注文でした。

ちなみに、英国ビスポーク・シューズだと10~12番ウィールが標準的ですが、マンドールでは14番ウィールが標準仕様だそうです。ウィール番号が大きければ大きいほど出し縫いは細かくなり、そして出し縫いが細かいほど、一般的にドレッシーとされます。細かい出し縫いを標準とするのは、繊細な作業が得意な日本人らしさかもしれませんね。そして、イェスペルさんが注文された靴も14番ウィールとなりました。
なお、サンプルの中には18番ウィールもありましたが、これはあくまでサンプルだけで、出し縫いが細かすぎるとウェルトの強度が落ちるので、基本的には18番ウィールは用いないそうです。



イェスペル・インゲヴァルソンさん、マンドールの村田英治さんに注文中

イェスペルさん、注文の合間、合間に、ご自身のBlogをはじめとするSNS用に写真撮影をしておりました。


イェスペル・インゲヴァルソンさん、革を選択

注文のお楽しみ時間の一つ、革選びですね。


イェスペル・インゲヴァルソンさん、革を選択

イェスペルさんはイルチア(廃業前の物)のライトブラウンを選択。すると村田さん、革の大判を持って来て下さり、それと同じ色で風合いが異なる、ゾンタの革も持って来て比較して下さいました。その結果、イェスペルさん、やはりイルチアを選択です。

さらに、マンドールでは底材もロッカ、レンデンバッハ、ベイカーから選択可能です。底材を3種から選べるメイカーさんは珍しいですね。ベイカーは柔らかく、レンデンバッハは強靭と、同じ底材でも特徴があり、イェスペルさんはベイカーで決定となりました。


マンドールの村田英治さん、イェスペル・インゲヴァルソンさんを採寸

そして採寸です。マンドールでは、まず靴下を履いた状態で、座位と立位で採寸。


マンドールの村田英治さん、イェスペル・インゲヴァルソンさんを採寸

次に、靴下を脱いだ状態で、座位と立位で採寸します。つまり、4つの異なる状態で採寸するのが特徴ですね。もちろん、靴下を履いているのと脱いでいるのでは、靴下の厚みの分、数値が異なりますし、立位だと座位と比べて体重がかかる分、足の形状も変化します。それらの違いを知るために、村田さんは4つの状態で採寸しているわけですね。


イェスペル・インゲヴァルソンさん、マンドールの村田英治さんを取材中

採寸終了後は工房内の撮影、および村田さんを取材するイェスペルさん。プロのジャーナリストであり、何よりこれまでいくつもBlogの記事を書き続けているイェスペルさん、作業もスムーズです。


イェスペル・インゲヴァルソンさん、マンドールの村田英治さんを取材中

村田さんの仕事の様子も撮影です。なお、村田さんは靴作りの全行程をご自身で行っております。

この後の仮縫いについては2回行われ、2回ともセメント製法によるトライアルシューズを作成。1回目は店舗で履いてチェックし、2回目は実際に1-2カ月ほど履いてもらった後に来店し、問題点を確認。そして、本番の靴作成となります。完成まで、トータル18カ月との事です。

お値段はビスポーク・シューズが290,000円~、ハーフミッドソールだと10,000円増、ダブルソールだと15,000円増、ダブルウェルトだと15,000~20,000円増、ノルウィージャン・ウェルテッド製法だと30,000円増。

シュー・トゥリーが35,000円~。シュー・トゥリーはヒンジ式や3ピースなどが選べます。


イェスペル・インゲヴァルソンさんとマンドールの村田英治さん

注文と取材でたっぷり4時間近く!村田さん、イェスペルさん、お疲れ様でした!イェスペルさんは今回、村田さんだけでなく、柳町さん、福田さん、ジョー・ワークスさんなど、他にも日本の靴工房を周っており、そのレポートを発表する予定だそうで、楽しみですねー。イェスペルさんの「Shoegazing(シューゲイズィング)」は英語版もあるので、こちらは日本人の僕たちにも比較的読みやすいですし、何よりスウェーデン語と英語、両方書くイェスペルさんのパワーが凄いです。

ちなみにこの後、僕はイェスペルさんを万双にもお連れしました。イェスペルさん、万双のベルトに興味を示しておられましたー。

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