Studio Donegal and Wool 'n' Things in Donegal(ドニゴールのストゥディオ・ドニゴールとウール・N・スィングス)
CATEGORY靴・服飾

【Studio Donegal(ストゥディオ・ドニゴール)】
住所:The Glebe Mill, Lower Main St, Kilcar, Co. Donegal
ドニゴール・ツイードメイカーの一つで、ツイードは全て手織り、衣料品も全て自社製の事です。日本でも取り扱いがあり、呼び名はスタジオ・ドニゴールとか、スタジオ・ドネガルとか、取扱店ごとに異なった発音で紹介されております(笑)。

二代目社長のTristan Donaghy(トリスタン・ドナギー)さん。創業者であるKevin(ケヴィン)さんの息子で、そのケヴィンさんも、今でもご助言に会社にいらっしゃるそうです。

社屋兼店舗にて、ツイードが手織りされております。

ツイード生地はシングル幅も作っていますが、多くがダブル幅との事。

一階の店舗の様子です。


社屋兼店舗の外観です。非常に辺鄙な所にあって行き辛いので、もし伺う場合はルートと時間をよく確認されて下さい。僕は車の運転ができないのでバスで行きましたが、バスの本数も非常に少ないので、車で行く事をお勧めします。

【Wool 'n' Things(ウール・N・スィングス)】
住所:Main Street Donegal, Donegal, Co Donegal
ドニゴールの(非常に小さい)中心街にある、アランセーターをメインとしたアイリッシュ・ハンドクラフトのお店です。手編みのアランセーターもあり、編み上げも糸もドニゴール製で、しっかり目の詰まった良質品でした。手編みのアランセーターの価格は185ユーロ。もちろん、ドニゴール・ツイードの衣料品も扱っております。ちなみに店主のMcGinty(マクギンティ)さんはドニゴールでゲストハウスも運営しており、僕に「ありがとう」、「こんにちは」と日本語で声をかけてくれました(笑)。

こちらも手編みのアランセーターながら、首元、裾、袖口を凝った編み方をしたスペシャルモデルで、価格は少し高い195ユーロ。やはり腕の良い方が編んだのでしょうか、柄の立体感も素晴らしいですね。

スペシャルモデルは首元がグッとせり立つように編まれています。

手編みのアランセーターが多く陳列されていますが、中にはマシンメイドのアランセーターもあり、こちらの価格は50ユーロから。マシンメイドは手編みと比べてセーターにコシがなく、柄の立体感も乏しいのですが、その分、柔らかくはあり、ウールも柔らかいメリノウールを使用していました。
そしてもちろん、ドニゴール中心街には、ドニゴール・ツイードの大手メイカー、マギーの本社と店舗もあり、以前にご紹介した、ドニゴール・ツイードを用いた帽子と鞄メイカーのハンナ・ハッツもございます。また、マギーはダブリンにも店舗があります。
※情報はいずれも、僕が訪問した2015年3月2日時点のものです。
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