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ホワイトハウス・コックスの広告記事

ファッション雑誌「Men's Ex」の今月号にて、ホワイトハウス・コックスの広告記事がありました。財布の拡大写真を掲載して、販売関係者の方々がその品質の良さを語っておりますけども……。

こ、これなあ……。

ふうー………、はい、素人の僕が無粋にも突っ込み入れます。

この「菊寄せ」、ただ余った革を無理矢理まとめて縫っただけ。これのどこが丁寧なんだか。いやー、もうハッキリ言っちゃおう。これ、もはや「菊寄せ」と呼んでいいレヴェルではない。
財布の周囲を走るステッチもガッチャガチャ。荒っぽいのなんので、これのどこが繊細なんだか。

なまじ拡大しちゃったもんで、雑な作りが一目瞭然になっちゃっていますね。



そして、手に取った事がある方はご存知のとおり、革もペナペナで頼りないんですよね。
そのくせ、値段は結構高い。輸入物だから様々なマージンが発生するうえ、こうやって広告料も上乗せされるから仕方がないのだろうけど。

まあでも、こうやって知名度が上がればブランドとして成り立ち、消費者の購買欲はかきたてられるもんね。言いたくないけど、僕の友人でも、ネーム・ヴァリューに惑わされて購入を決める人は少なくないです。と言うか、結構多い。有名=高品質ってわけじゃないのに。

ただ、ホワイトハウス・コックスの革の色出し、色彩感覚、デザインセンスは結構好き。なんだかフォローしているみたいだけど、本音。このブランドを買うとしたら、品質じゃなくてデザイン買いですね。もっとも、日本定価じゃ絶対に買う気になれない。せめてセール価格。
革小物じゃないけど、ここの赤の船形キャンバストート・バッグは今でも欲しいんですよね(また赤か!)。最近、あまり見かけなくなった品だけど。

靴雑誌「LAST」7号の112ページに、日本製の革小物、「キプリス」の「菊寄せ」の写真が掲載されておりますが、これと比べるとホワイトハウス・コックスなんて本当に惨めなもんです。「キプリス」の均一かつ規則的、そして細かく寄せられたプリーツ、素晴らしいですね。それでいて、価格は抑え目。

こう考えると、日本の革小物の製造技術は高いですよね。靴、鞄ももちろんです。
以前にプラハで、日本じゃ到底売り物にならないような(安値でも売れない)ひどい出来の鞄が、観光客の集まる、さも高そうなお店で売られてたのにはびっくりしました。

靴については、色気がない、格好悪いとか言われるケースはあって、僕もまだ勉強すべき点はあると思うのだけれど、鞄や財布、革小物なんて良いルックスしているの多いじゃないですか。真面目で厳格で凛々しくて。ブルックリン、コペルト、キプリス、ワイルドスワンズ、万双、大峡などなど。

日本の革製品って、本当に高品質。もっと世界で勝負すれば良いのにと思う。コストパフォーマンス、抜群に良いんだからさ!デザインだって十分こなれている。

日本は世界屈指の職人の国じゃん(世界一かもね)。その職人技を売りに出さないのは、本当にもったいないよ。特に現在、職人志望の若い方が多いんだしさ!日本のマーケットじゃ既に頭打ちじゃん。
職人技で世界に勝負するんだ!山長はマウンテンロングだ、万双はテンサウザンドダブルだ、世界へ飛び出せ、日本の職人技!!


さりげない呟き:
もっとも、モノを売る、雑誌を作るも何かと大変なんだなあー、と考えると、いささか複雑な気分にもなります。消費者が生産者に同情しすぎてもいけないのだろうけど。

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