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ヨーロッパにおける日本のマンガ事情

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日本のマンガはヨーロッパでも大人気!

と聞いておりまして、11年前の旅でも、本屋さんとかで日本のマンガは見かけたし、きっとそうなのだろう……と思っていたのですが、いざ、今回の旅の最中、ヨーロッパ現地の人に日本のマンガを話題にしてみても、いまいち反応してくれない……。

旅を続けるうちにだんだん分かってきたのですが、ヨーロッパでの日本のマンガ人気は、子供と一部マニア層のみと言う事です。本屋さんに行っても、日本のマンガが置かれているのは、店舗が大きい一部の店か、専門店だけです。

ただ、イタリアでの「ルパン三世」人気は本物だと感じました。

ナポリでの銭形のとっつぁん

こちらはナポリの携帯電話ショップで見つけた、銭形のとっつぁん。


ローマでの次元大介

ローマで見かけた次元大介のイラスト。このシャッターのルパン三世関連イラストは、他でもローマで何度も見かけました。そして、同じくローマだったかで、次元大介Tシャツを着ている若い男性も見かけました。
以前にも書きましたとおり、僕もルパン三世Tシャツは二着持っているのですが、恥ずかしくて未だに一度も着用できておりません。日本人の僕ですらできない離れ業を、軽々とやってしまったイタリア人……恐るべしです。

あの軽快なテンポ、おしゃれ感ある雰囲気は、イタリア人の気性に合っているのかもしれません。ルパンが着ているジャケット、公式設定ではヘンリー・プール製となっていますが(シャツはシャルヴェ製)、あの軽やかな感じはどう見てもヘンリー・プールではなく、イタリアのサルトリア製っぽいです。先日始まった、「ルパン三世」30年ぶりの新シリーズは、イタリアが先行放送で、舞台もイタリアのサンマリノと言うのも分かろうものです。ただ、僕としては、「ルパン三世」は60年代の有楽町も似合うと思うので、ここを舞台にした「ルパン三世」も観たいです。


パリのブックオフ

あと、ご存知の方はご存知のとおり、ブックオフ、パリのオペラ店は日本の書籍専門で、「Japan Expo(ジャパン・エキスポ)」も開催される土地柄もあって、パリでは日本のマンガ、それなりに人気があるのかもしれません。ただ、このブックオフ、パリのオペラ店も、今年中に閉店するらしいですね。


パリのブックオフ

ブックオフ、パリのオペラ店のショウウィンドウ。当然ですが、日本語で書かれた本ばかりなので、日本人以外の利用者は限られそうですよね……。

あと、ヨーロッパ各国で取り扱われる日本のマンガは、「ONE PIECE」や「NARUTO -ナルト-」と言った最近のマンガばかりですが、そんな中でも、20年前に連載終了した「ドラゴンボール」が今でも売られているのは、さすがと思いました。
「ドラゴンボール」はアニメで新作が出ているためかもしれませんが、それでも凄いです。「ルパン三世」も、人気なのはアニメであって、マンガは売られていないですからね。

ちなみに僕は高校生時、修学旅行で中国に行きまして、現地の高校生たちと交流会があったんですが、その時は日本のマンガも話題になりました。現地の高校生たち、日本のマンガが大好きで、ジャンプの人気マンガは全部知っていました。

「中国のマンガは読まないの?」
「中国にもマンガはあるんだけどね~、面白くないんだよ。日本のマンガじゃないと面白くない」

日本のマンガってすげーんだなと思った瞬間。日本のマンガ文化は今後も続くでしょうし、そのクォリティは世界一であり続けて欲しいですね。
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