05年5月13日西口文也投手ノーヒットノーランならず。実況「西口さん、三度目の正直で、次はお願いしますね!」
CATEGORY野球
今年は例年以上に一時代を築いた野球選手の引退が多い気がします。そして、その一人である西口文也投手、巨人ファンの僕としては、05年5月13日の巨人VS西武戦、ノーヒットノーランを逃した試合が思い出されます。
この試合の西口投手、ストレートは130キロ台後半だったんですが、9回表一死からの初球、ストレートは142キロ。
「スピードが142(キロ)でね、力入れてきましたよ」
このストレートに、解説の東尾修氏がコメント。
そして、ついに9回表二死まで来た西口投手、初球は131キロのスライダーが真ん中に。それを清水隆行選手がファウル。コースは甘かったものの、スライダーのキレが良すぎて打ち損じました。でも、タイミングは合っていました。捕手真後ろへのファウルです。
この試合の西口投手、ストレートは130キロ台後半だったんですが、9回表一死からの初球、ストレートは142キロ。
「スピードが142(キロ)でね、力入れてきましたよ」
このストレートに、解説の東尾修氏がコメント。
そして、ついに9回表二死まで来た西口投手、初球は131キロのスライダーが真ん中に。それを清水隆行選手がファウル。コースは甘かったものの、スライダーのキレが良すぎて打ち損じました。でも、タイミングは合っていました。捕手真後ろへのファウルです。
この1球目に悪い予感がしたのかもしれない細川捕手、低く、低くとジャスチャー。しかし、その2球目が低めに来ない、同じコースに130キロのスライダー!清水選手は逃さず、完璧に捉えてホームラン!同じ球種が同じコースに、ほぼ同じ球速で来たのがまずかったんでしょうね……。
この試合のヒーローインタヴュー、西口投手とリポーターさんのやり取り。
「率直に、どんな気持ちでいますか?」
「清々しい気分です」
「悔しさとかは、そう言うのはないですか?」
「ないですね」
(中略)
「でも打たれた瞬間ね、ほっとしたような気もします」
西口投手の性格の良さが見え隠れするコメント。そして、解説の西村龍次氏はこうコメントしていました。
「9回にね、あの、力み始めたじゃないですか。嫌な予感はしてたんですよね。今までね、それこそ138・9ぐらいのストレートだったのが、ちょっと力んでね、143・4出てましたよね。そう言うところで、フォームとかちょっと崩しましたよね」
もしかしたら、フィニッシュに力を入れすぎたのが裏目に出たのかもしれませんね……。
この後、西口投手は実況席に呼ばれ、リポーターさんや解説者さんたちと、この試合を振り返っていました。
「完璧に打たれたんで、本当、気持ち良いです」
「(自分の投球を)ナイスピッチングですよ」
「投げてて僕はもう気持ち良かったんで、本当に。ファンの人には、どうも、すいませんと言う感じです」
など、やはり西口投手は人柄の良さが見え隠れするコメントをしておりました。そして、リポーターさんは言いました。
「西口さん、三度目の正直で、次はお願いしますね!」
「三度目はもう、ないんじゃないですか」
わずか3ヵ月後に、その三度目の機会が訪れたのは周知のとおりですね……。
そして東尾氏は、ノーヒットノーランの事を指してか分かりませんが、西口投手に言いました。
「この次、打たれたら、もっと笑いますからね」
「打たれないように頑張ります」
小さい声で答える西口投手。
それから10年後の引退会見では、西口投手、ノーヒットノーランを、「今思えばやっとけばよかった」とコメントしておりましたね……。2度目のノーヒットノーランを逃した直後の、上記のような清々しいコメントは、悔しい本音を隠してのものだったのか、もしくは時間が経つに連れ、大記録を逃した悔しい気持ちが大きくなっていったのか、さて、どうなのだろう?と思ったりします。
なお、このノーヒットノーランを阻止した清水隆行選手のコメント。
「ふう~、危なかった」
そして、堀内恒夫監督のコメント。
「スライダーだな。やっぱりスライダーだな。良いスライダーだった。スライダーにやられたな」
この日の西口投手、全107球のうち、半分以上がスライダーを数え、実際、スライダーが抜群に切れていました。
西口投手、これまで素晴らしいプレイの数々、どうもありがとうございました。お疲れ様でした。
この試合のヒーローインタヴュー、西口投手とリポーターさんのやり取り。
「率直に、どんな気持ちでいますか?」
「清々しい気分です」
「悔しさとかは、そう言うのはないですか?」
「ないですね」
(中略)
「でも打たれた瞬間ね、ほっとしたような気もします」
西口投手の性格の良さが見え隠れするコメント。そして、解説の西村龍次氏はこうコメントしていました。
「9回にね、あの、力み始めたじゃないですか。嫌な予感はしてたんですよね。今までね、それこそ138・9ぐらいのストレートだったのが、ちょっと力んでね、143・4出てましたよね。そう言うところで、フォームとかちょっと崩しましたよね」
もしかしたら、フィニッシュに力を入れすぎたのが裏目に出たのかもしれませんね……。
この後、西口投手は実況席に呼ばれ、リポーターさんや解説者さんたちと、この試合を振り返っていました。
「完璧に打たれたんで、本当、気持ち良いです」
「(自分の投球を)ナイスピッチングですよ」
「投げてて僕はもう気持ち良かったんで、本当に。ファンの人には、どうも、すいませんと言う感じです」
など、やはり西口投手は人柄の良さが見え隠れするコメントをしておりました。そして、リポーターさんは言いました。
「西口さん、三度目の正直で、次はお願いしますね!」
「三度目はもう、ないんじゃないですか」
わずか3ヵ月後に、その三度目の機会が訪れたのは周知のとおりですね……。
そして東尾氏は、ノーヒットノーランの事を指してか分かりませんが、西口投手に言いました。
「この次、打たれたら、もっと笑いますからね」
「打たれないように頑張ります」
小さい声で答える西口投手。
それから10年後の引退会見では、西口投手、ノーヒットノーランを、「今思えばやっとけばよかった」とコメントしておりましたね……。2度目のノーヒットノーランを逃した直後の、上記のような清々しいコメントは、悔しい本音を隠してのものだったのか、もしくは時間が経つに連れ、大記録を逃した悔しい気持ちが大きくなっていったのか、さて、どうなのだろう?と思ったりします。
なお、このノーヒットノーランを阻止した清水隆行選手のコメント。
「ふう~、危なかった」
そして、堀内恒夫監督のコメント。
「スライダーだな。やっぱりスライダーだな。良いスライダーだった。スライダーにやられたな」
この日の西口投手、全107球のうち、半分以上がスライダーを数え、実際、スライダーが抜群に切れていました。
西口投手、これまで素晴らしいプレイの数々、どうもありがとうございました。お疲れ様でした。
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