秋服買い物!赤、赤、赤!!
ここしばらく、旅の方にお金を回していたので、服の買い物はおとなしめだったんだけど、急に衝動に駆られたのだ。
買ったのは3つ。奇しくも全部、赤の入った品物となった。赤赤赤!赤い三連星です。シャアの三連星か?三人のシャアによるジェット・ストリーム・アタック!強そうだなあ………あ、すいません、言ってみたかっただけです。
僕は本来、赤は好きなのだけれど、所有している服はモノトーン系に、青系統が多い。合わせやすいせいだろうか、そうなってしまう。
でも今回は赤を3点。もともと派手好みなだけに、着用するのが楽しみなのだ!
まず、買った服一点目!ループウィラーのジップアップ・スウェット・パーカ。

もうすぐ30代の僕ですが、こういうポップな服を年をとっても着続けたいなあ。うーん、でも難しいかなあ……。
個人的にはピンクも好きなので、ピンクも年取っても着れるようでありたい。
今年の夏の旅にて、約9年着続けたユナイテッド・アローズのモンキー・タイムのトレーナーが大分くたびれてしまい、旅先のロンドンにて捨ててしまったのだ。その補充のため、このパーカ購入となりました。
その捨ててしまったトレーナーも、モンキー・タイムがオープンして間もない頃、大学時代の友人といっしょに買いに行って、思い入れのある品だったのだけどね。
このループウィラーは、あまりにも有名な吊り編み機を用いた生地で知られる。廃れる間際だった、旧き良き時代の優れた生地に、再び脚光を当てた貢献者だ。
ここの生地はスウェットでも、Tシャツでも、素晴らしく良い出来で、ふわっとした感触が、心地よくてたまらないのだ。
僕がこの生地を初めて知ったのは、04年春にセヴィルロウ倶楽部さんから通販にて購入した、グレンフェルネームのTシャツが最初。
「うお~!こ、こんなに良い生地がこの世にあったのか!こんなに素晴らしい生地を、僕は知らずにいたなんて!」
その想像以上に柔らかい着心地に、一瞬にして虜になった僕。しかもこんなに柔らかいのに、目がぎっしり詰まっていて、十分コシもある。風合いもザラつきがなく、滑らかでしっとりしている。縫製もフラットシームを採用しており、手抜かりナシだ。
さらにループウィラーの優れている点は、ただ昔の良い物を復刻させているだけでなく、デザインも前を向いてて都会的なところだ。かと言って、デザインに走りすぎず、素材の良さを殺すことは決してない。
スイスコットンやカシミアコットンを使用したりと、新しい試みもワクワクさせる。もっとも、カシミアコットンは高すぎて、僕には買えないんだけどね(笑)。
製品と言うより、作品を作っている。その姿勢が好きだ。
しかもここのお店、接客もすごく丁寧なんだよね。この生地の素晴らしさを広めていこうとする意欲が伝わってきて、気持ち良く買い物できます。実は僕、ここには約1年ぶりに来店したんだけど、スタッフさん(僕と一度会っただけ)、僕の事をしっかり覚えていてくれて、嬉しかったものでさ。
ちなみに、ジップアップ・スウェット・パーカなら、ドレステリアのも良いですね。ユニセックスのやつ。ミニマムなデザインがキュートです。
あとはトレーナー、できればもう一着欲しい。これまで着ていた他のトレーナーも、大分くたびれてきており、そろそろ家着にしたいのだ。またRCGさんで注文しようかなー?
さて、購入した商品2点目。同10月21日に、やはり原宿にあるメイデンズ・ショップにて、インディヴィジュアライズド・シャツを購入。
こちらは赤と言うより、紅色かな?バーガンディがかった赤ストライプのボタンダウン・シャツ。最近発表された、スリムフィットタイプだ。生地は定番のオックスフォードじゃなくて、ブロード。これは袖丈を詰めてもらったので、受け取ったのは27日の事。

本当は超ド定番の白のボタン・ダウン・シャツ目当てでお店に行ったんだけど、あいにくサイズ切れ。
これまではインディヴィジュアライズド・シャツは14ハーフを着ていた僕だけど、試着させて頂いた結果、本来は14サイズがジャストと判明。この14サイズはどこのお店でも取り扱いがほとんどないのだけれど、さすがは直販売店であるメイデンズ・ショップ、その14サイズが注文できるとの事。早速僕は注文して、現在は入荷待ち。来年の2月か3月頃に届くとの事で、いつまでも待ちましょうー。今から楽しみです。
ちなみに購入したスリムフィットのシャツは、さすがに細身な分、サイズは14ハーフでバッチリでした。
あと、有名なダン・リバー社のオックスフォード生地ですが、これ、巷で噂されているとおり、生産中止は事実だそうです。ですが、まだまだストックが相当残っているそうで、市場からなくなるのはまだまだ先との事。
とは言え、一生着れる分として、あと2着ぐらい、僕は欲しいところですね(笑)。またいずれ、買っておこうー。
このメイデンズ・ショップ(ここの接客も良かったです)に行ったのは今回が初めてだったんだけど、ここではUSA製コンヴァースがプレミア価格で売られていた。以前に他のお店でも、何度かUSA製コンヴァースがプレミア価格で売られているのは見かけたし、やっぱり希少価値が高くなってきているんだなあ。
つい数年前まで、定番色でさえ、よくセール品となっていたUSA製コンヴァース。それがこうも購入が難しくなるとは寂しい限り。そして自分自身、もう30年近く生きている事実を実感する。
いくら希少なUSA製とは言え、結局は安価なキャンバス素材とゴムソールを圧着して作られた大量生産品。それに多額のお金を払うなんて、僕にはできない。
……と思っていたら、その帰りにラフォーレ原宿のB1Fにて、USA製コンヴァースが定価どおりで売られているのを見かけた。うーん、まだまだ探せばなんとかあるのか。
そういうのを見ていたら、また急にUSA製コンヴァースへの未練がわいてきた。実は今年の3月にも、もう一足、USA製オール・スターを買おうかな?と思いつつ、これ以上持ってても仕方ないだろうと、購入を見送った経緯がある。だって、ジャック・パーセルも3足持っているし、スニーカーなら他にもまだまだ持っている。
しかーし!やっぱり未練は捨てきれなかった。USA製コンヴァースは2001年6月限りで生産終了。もう入手できる機会も少ない。何年か後に後悔しないようにと、買っちゃいました!赤のハイカット!もちろんUSA製。届いたのは、11月1日さ!
僕にとっては、これで黒、レモンイエローに続き、オール・スターは3足目となる。

購入先はヤフー・オークション。送料や手数料とかが発生する分、定価よりは1,000円ほど割高ではあったけれど、商品そのものの価格は良心的。出品者の方に感謝!
赤のオールスターと言えば、生成り、黒、白に続く、4番目の定番色と言えよう(異論あるかも)。あ、もう4番目となれば、定番じゃないのかな?
USA製コンヴァースはライニングが良い。現行のインドネシア製は生地が粗いのだ。あと、実際に現行品を使用した事がないから、本当かどうかは分からないけど、ソールの質も悪いと聞く。
大体、アジア文化の人が、思いっきりアメリカ文化の品を作るのは違うでしょ。文化の理解なんて一朝一夕でどうにかなるほど、生易しいものではないぜっ。
それにしても、こういう目立つ色が足元に来ると、ポップ感が増して、コーディネイトが楽しくなる。ブルー・ジーンズと合わせても、コントラストが際立って良さそうだ。
ポップと言えば、2年前に限定販売されたドラえもん柄のオール・スター、欲しかったっけなあ……。結局買わなかったけど。
余談だけど、僕はコンヴァースの場合、オール・スターはハイカット、ジャック・パーセルはローカットと決めている。
オール・スターの起源がバッシュ(バスケット・シューズ)、ジャック・パーセルの起源がテニス・シューズである事を考えると、やはりそうあるべきじゃないかなと思う。
僕の個人的な感覚だが、オール・スターのローカット(所有者多いけど)に、ジャック・パーセルのハイカット(珍しいー)は、どうもアンバランスなデザインに見える。もともとハイカット用にデザインされたもの(オール・スター)をローカットに、ローカット用にデザインされたもの(ジャック・パーセル)をハイカットにしているわけだから、当然と言えば当然のように思う。
オール・スターのグルリと一周するパイピングは、アッパーの面積が狭いローカットには目立ちすぎる。特にパイピングが黒だと、ローカットにとって、存在がくどすぎるように思う。
ジャック・パーセルのスマイルも、ハイカットだと間延びしすぎて、どうも存在がボケてしまう。ローカットだとかわいらしい表情なのに、ハイカットだとおじいさん顔になりませんか?
もっとも、ローカットは履きやすいのが大きいメリットだから、オール・スターのローカットが人気があるのは十分理解できるけど。
アッパー素材もレザーじゃなくて、絶対キャンバス。カジュアル感いっぱいでこそ、オール・スターであり、ジャック・パーセルのはずだ。
ただまあ、コンヴァースもアジア生産になってから、デザインは随分こなれてきたよね。アッパーとパイピングにパステルカラーやヴィヴィッド・カラーを用い、フェミニンで、お菓子みたいな配色のコンヴァースが出てきたときは驚きました。
「一体どうしたんだ?コンヴァース?」
そう思ったもんだったが、アジアへ工場移転と聞いて納得。そうだよなー、従来からこれだけ大胆に配色を変えるなんて、そのくらい抜本的に変えないと無理だよな。
こういう、ポップ、キッチュなデザイン、個人的には結構好きなんですけどね。
ただ、いわゆるアメカジとは違うわな。あ、USA製じゃないから、これもアリなのか、そうなのか。
このパステルカラーやヴィヴィッド・カラーの新オール・スターに関しては、ローカットも許せたりして(笑)。パイピングを挿し色に使うよう、意識されたデザインだからね。ポイントとして映えているし、ソールの白ともよく合っている。
ふいっと、オール・スターについてのコメントが一番長くなってしまった。やっぱり自分は靴オタクだと実感する。
なお、断っておくと、これらの服と靴、さすがに全部まとめて合わせたりはしないですよ。全部まとめて着ちゃったら、赤尽くしで気持ち悪いだろうなー。
しかしこのオール・スター、買ったは良いが、置く場所がない……。もう靴棚はいっぱいだ。新しく置き場所を作るしかないかなー。
フォスター&サンのビスポーク・シューズも、届いたらどこにしまおうか……。
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