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Thomas Mahon(トーマス・マホン)さんと日本製品

CATEGORY靴・服飾

先日、日本でも有名なビスポーク・テイラー、ENGLISH CUT(イングリッシュ・カット)を訪問して参りました!



オーナー兼カッターであるThomas Mahon(トーマス・マホン)さんと、その片腕として腕を揮うテイラー(裁縫師)のPaul Griffiths(ポール・グリフィス)さん。グリフィスさんはかつて、マホンさんとともにアンダーソン&シェパードにてコート・メイカーとして15・16年ほど勤務していたそうです。




そしてなんと、弱冠17歳の職人、Edd Lewis(エッド・ルイス)さん。

マホンさんとお話ししていると、マホンさんは日本製品がお好きな事が分かりました。自家用車はホンダで、この日に身に付けていた時計はセイコー。普段はオメガを使用しているそうですが、カジュアルの場合はセイコーだそうです。そしてビールも、アサヒ、サッポロ、キリンと言った日本の銘柄がお好きだとか。

そしてなんと、新しいビジネスとして、日本の工場製によるオンラインオーダースーツも始めるとの事!
http://pledge.englishcutonline.co.uk

上記のサイトから注文可能になる予定だそうです。オンラインオーダーですからビスポークではなく、いわゆるMTM(メイド・トゥ・メジャー)。使用生地は英国製のみで、20モデル展開だそうです。名だたるビスポーク・テイラーさんが、ライセンスではない自身の販売で日本のスーツ工場を選んで下さったのは嬉しいですね(笑)。

ちなみに、ヨーロッパ各国のテイラーさんでは、日本のミシンはとてもよく見かけます。マホンさんのアトリエにはなかったですが(笑)。



一番見かけるのはJUKIですが、ジャノメミシンにブラザーミシンも見かけました。



さらに、スコットランドのカシミアニット工場では、編み上げに島精機製作所によるホールガーメント機が使われておりました。

日本製品は凄いなと改めて思った次第でして、これだけ世界の高級品製作者が日本製品を使用しているのですから、日本製ビスポークスーツ用生地も、もっと世界に広まって欲しいなとも思ったりします。
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ヒロ

こんにちは。

初めまして。 山下さんは何を注文されたのでしょうか?

山下大輔

僕は注文してなくて、マホンさんから服作りなどについてお話を伺っただけなのですよ〜。