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30年位前の言葉、「ウイスキーだけは本場を超えられない、フランネルとツイードだけは本場を超えられない」


ウイスキーだけは本場を超えられない、と言う言葉があるように、日本製の生地がどんなに良くなっても、フランネルとツイードだけは本場を超えられない。

30年位前、とある服飾評論家さんがそのような事を書いていました。ウイスキーを作るのに重要な、あのスコットランドならではの風土が日本にないように、日本人では本場のフランネルやツイードならではの、豊かな表情の出し方が分からないから、と言った理由だったと思います。記憶を頼りに書いたので、一言一句同じでは無いですし、細かいところは違うかもしれませんが、そんな感じの内容です。

ですが、現在ではご存知の通り、ウイスキーのコンテスト世界最高賞は日本のメイカーが受賞をしております。そして実際に、僕はスコットランドのウイスキー専門店で日本のウイスキーが売られているのを見ました(冒頭の画像がそれ)。

日本人では生地の表情の出し方が分からない、それについては僕もなるほどと思います。確かに日本製のツイードやフランネルは、本場のような豊かな表情に欠けています。でも最近になって、その表情もだんだん良くなってきていると感じております。

何より、日本製生地(スーツ生地先般)は色柄は別にして、クォリティそのものは本当に素晴らしいです。もっとも、生地に色柄は大事な要素ですから、クォリティの一つとも言えるのですが……。

でも、日本製生地、すべての色柄がダメと言うわけではありません。中には良いのもちゃんとあります(これ、大分前にも自分のウェブサイトで書いたな……)。

僕は今、ヨーロッパを旅しており、たくさんのビスポークテイラーを訪問しました。どのテイラーでも日本製生地が扱われていなく、残念に思います。いつかウイスキーのように、素晴らしい日本製生地が、本場のヨーロッパのビスポークテイラーでも扱われて欲しいなと思います。JUKIなど、日本のミシンはヨーロッパのビスポークテイラーでもめっちゃ見かけるんですけどね……。

参考までに、大阪のビスポークテイラー、繁田一さんのTweetを貼らせて頂きます。


@sitateya666: …某老舗M幸毛織のお偉いさんに昔からそう指摘してるのですが…発想自体無い様です
RT @daisukeytweet: 予想通りではあるけど今のところ、ヨーロッパのビスポークテイラーで日本製の生地を扱っているところが1つもない。日本製の生地も良いと思うだけにもっと広まって欲しいな



@sitateya666: @daisukeytweet はい、本当にもったいないです!M幸のみならず国産の尾州物紳士服地は昔(1980年代位)からクオリティ良いです…仰る様にデニム地みたいに(1990~2000年代にかけて)仕掛ける事も十分出来た?!のを思うと、尚更もったいないですね(+_+)…


@sitateya666: @daisukeytweet そうなんですよ!国産服地が舶来(イタリア、英国等)と比較してパッとしない点は色なんです!…でも技術的には十分可能なのに作らないのは、売れ残るのをあまりにも恐れて結局無難な色だけしか作らないのです…礼服地の黒や濃紺等の濃色の深みは国産がピカイチなのに…


実は僕、手持ちの日本製生地の切れ端を、ヨーロッパのテイラーさんに触ってもらって、その感想を聞こうかなと思っていたのですが、その切れ端を持って行くのを忘れてしまったんですよね……(わあ)。

ヨーロッパで開業している日本人テイラーさんが日本製生地を扱えば、それをきっかけに日本製生地もヨーロッパで広まるんじゃないかな?

余談ですが、日本酒は本場(つまり日本)を超えられないと思う。

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