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CAFE KRAFT in Berlin

CATEGORY珈琲

珈琲も好きですから、ヨーロッパの町にて良さそうなカフェを見つけては、入店しております。

しかし、ケーキとかの甘い物については美味しいと思える事はあるのですが、珈琲についてはそうもいきません。日本の珈琲専門店は本当にレヴェルが高いなと、感じるばかりです。特に言わずもがな、店主さんがこだわり強い、自家焙煎珈琲店。ただ、日本のそう言った珈琲は値段も高いですが……。
ヨーロッパのカフェは豆の質からしてイマイチに思え(il⚪︎yの豆だったらマシ)、または焙煎が良くなかったり。そして何より、ヨーロッパで、日本の珈琲専門店のようにハンドドリップ、またはサイフォンで珈琲を淹れているお店はほとんどありません。マシンドリップばかりです。

珈琲についてはがっかりさせられっぱなしだったヨーロッパの旅ですが、先日、ついにハイレヴェルな珈琲を見つけました!ベルリンにて、CAFE KRAFT!

僕はこのお店、某注文靴店に行く途中に偶然見つけました。お店の窓に「Specialty Coffee!!」と書かれていたので、期待できるかなと思い入店。まず注文したのは、AMERICANO(アメリカーノ)。いわゆる、アメリカンかな?価格は2.1ユーロ。

美味い!

他のヨーロッパのカフェでもアメリカーノはあるんだけど、ただ水っぽいだけだったり、普通においしくないコーヒーだったり。

でも、この珈琲は違う!口当たり軽くて飲みやすく、それでいて確かな風味がある。ストレートコーヒーで言えば、ハイチに似ている。

ついに“当たり”に巡り会った!と喜ぶ僕。しかし、ちょっと気になるのが、このアメリカーノはマシン抽出だった。でも店内には、ハンドドリップ用の器具が置かれているんだよね。そこでスタッフさんに聞いてみると、この店ではハンドドリップも行っているとのこと。ヨーロッパにて、ハンドドリップを行っている珈琲店、僕は初めて見ました。



それならば、なぜ僕のアメリカーノはマシン抽出だったのだろう?よく分からないままお店を出て、僕はその日の夕方、もう一度お店に行ってみました。そして再び、アメリカーノを注文。しかし、やはりマシンで抽出している。なぜだ……。

またもスタッフさんに聞いてみると、ハンドドリップによる珈琲は別メニューとの事!それならばハンドドリップの珈琲も飲みたかったが、その日は僕も時間がなく、お店も閉店時間が近かったので、翌日にまた行ってみました。そしてもちろん、ハンドドリップでの抽出を希望。価格は3.1ユーロ。

ドリップの様子を見ていると、ハリオの円錐型(つまり一つ穴)ドリッパーを使用してのペーパードリップ。そして、珈琲豆をフィルターに入れる前に、ペーパーフィルターにお湯をかけていた。抽出前にフィルターに水分を含ませる事により、珈琲エキスをフィルターが吸い込みすぎないようにし、そしてドリッパーとフィルターを密着させる作業ですね。これは、僕も自宅で珈琲を淹れる際にも行っています。

「Enjoy!」



その一言とともに出された、ハンドドリップによる珈琲(2ユーロのクッキーも同時注文)。そして飲んでみると、これが予想以上の出来!フルーティで爽やかな酸味が広がり、雑味もなくて非常にクリア!実に美味い。今のところ、僕がヨーロッパで飲んだ珈琲で間違いなくダントツ、日本の珈琲専門店と同レヴェルの珈琲です。

確認すると、ハンドドリップで使用する豆は毎週変えるそうで、この日に僕が飲んだのはニカラグア。珈琲豆を入れている袋には、EL CARBON と書かれていて、これは農園の名前かな?ロンドンのロースター、CARAVANから仕入れているとの事。そして偶然にも、この日に珈琲を淹れてくれたのは、バリスタであるショップオーナーさんでした。



なお、このお店では、ペーパーフィルターのハンドドリップだけでなく、エアロプレスによる珈琲も提供していました。この料金も3.1ユーロ。
あと、珈琲に砂糖やミルクが付いて来ませんでした(3回とも)。ブラックで飲んで欲しいと言う、お店の気持ちの表れでしょうか?もっとも、店内のどこかに砂糖やミルクが置いてあったのを、僕が見落としていただけかもしれません。

ベルリンにて、CAFE KRAFT !お薦めです!

住所:Schivelbeiner Str. 23
10439 Berlin
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