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日本酒

日本酒

昨年の夏頃から、急に日本酒を好んで呑むようになっております……。お酒の場合、ガンガン呑みたくとも、アルコール許容量のせいで、そうもいかないのが悩ましいですね(笑)。

それ以前からも日本酒はたまに買っていたのですが、気が向いた時に、漠然と買っているだけだったんですね。でも今では、色々調べたうえで買っていて、まずまず積極的です。

お酒について調べるべく、本なりウェブサイトなりを読む→お酒が呑みたくなる→呑んでしまう→お酒が減る→またお酒を買ってしまう→そのお酒について調べるため、またウェブサイトや本を読んでしまう。こんなサイクルとなっておりました……。

埼玉県の地酒

僕が住んでいる埼玉県の地酒と言えば、これまで知っていたのは神亀と力士だけでして、買った事があるのは神亀だけ。でも調べてみると、亀甲花菱、鏡山、花陽浴などなど、まだまだ美味い酒があるのだなと知りました。他にも色々呑みたいですね~!

神亀

神亀も買っておりまして、もちろん、お燗にして呑んでおります。腰の据わった深いコクは、神亀ならではですね。

神亀は食中酒として呑むのが一番映える……。食中以外で呑むと、酒のパワーに負けてしまう……。特に日本食との相性は抜群ですね。塩、味噌、醤油による味付けとよく合います。そして食事が終わり、三口分ぐらい残った癇冷ましで〆るのがまた良いのだ!

高級靴に例えるなら、神亀はオールデンでしょうか。洗練はされてないけれど、骨太なところが。



神亀辛口35歳以上にお薦めします

神亀のスタンダードを知るべく買った、純米辛口には、そのラベル裏に、「このお酒は、三十五歳以上で人生の機微がわかる方におすすめします。」と書かれておりました。これを買った当時、僕はまさに35歳でしたので(今は36歳)、このお酒デヴューにちょうど良かったって事でしょうか……。ただ、僕が人生の機微を分かっているかどうかについては、とても怪しいです。

お酒を幾種類も買って呑み比べていると、それぞれの個性の違いが分かってきますね。そして、開栓した直後ではなく、開栓してしばらく経った後(数日後……、中には一ヶ月後、もしくはそれ以上?)が美味しいお酒もありますね。しかし、そう言ったタイプのお酒とは分からずにガンガン呑んでしまい、ようやく味が出て来た頃には、一升瓶の半分ほどなくなってしまっているがっかり感。お酒の飲み頃と言うものを知らなかった、自分の未熟さを感じました。

「家で飲み会をすると、その場で一升瓶を開けて飲んだりするけど、あれって(飲み頃が来てないから)もったいないですよね」

僕がよく利用する酒屋の店主さんが、そう話しておりました。至極もっともですね。

また、開栓しないで、しばらく冷蔵庫にて寝かせた方が、より良いお酒もあるようです。僕が中学3年生時に読んだ本によると、オタクは使用、観賞用、保存用と、同じ物を同時に三つ買うらしいです。僕は今まで、そう言った買い物は未経験なのですが、お酒に関しては、すぐに呑む用と、熟成させてずっと後に呑む用と、同時に二本買っても良いのかな?と思いました。でも、貧乏すぎる僕には無理ですね。保管場所もないし。

日本酒の場合、温度を変えて味わいが変わるのも楽しいです。僕は少し前まで、フルーティなタイプの日本酒は、その清涼感を味わいたいため、冷から常温ぐらいで呑むのが好みだったのですが、最近になって、ぬる燗ぐらいにすると、甘味が良い具合に膨らんで来るので、これもこれで良いなと思うようになりました。

「燗で呑まなきゃ、何だって同じですよ」

前述の酒屋とは、また別の酒屋の店主さんが、そう話しておりました。いささか極論ながら、言いたい事は分かりますです。この店主さん、これまでお話していた限りだと、それほど燗酒に傾倒しているようにも思えなかったので、この発言は意外でした。

さて、上等な靴や服が好きな僕ですが、やはり嗜好品と言う点で、酒業界との共通項は多く見られますね。商品の販売手法や展開方法と言う点で特に……。

そして、販売手法や展開方法とは違いますが、酒屋さんの中には、明らかに自分が呑みたいからの理由で置いてあるお酒がありますが、これってビスポーク・テイラーさんが明らかに自分が好きだから、自分が欲しいからの理由で置いてある生地と同じだなと思いました(笑)。

ビスポーク・シューズやビスポーク・テイラーの分野では、欧州で活動される日本人職人さんも珍しくなくなりましたが、同様に日本酒業界にも、英国人ながら杜氏を務める、フィリップ・ハーパーさんの存在を知りました。

玉川山廃無濾過生原酒

そのハーパーさんが手がけるお酒の一つ、玉川の山廃無濾過生原酒。買ったお店の店主さんによると、「最近は、山廃でも特徴が出てないお酒が多くて、速醸と変わらないんじゃないか?と思ったりするんだけど、これは山廃らしさが出ているよ」と、その出来を誉めておられました。もっとも、僕は経験不足のため、山廃の特徴をよく知らないのですが……と言うか、これが生まれて初めて買った、山廃仕込の日本酒です(過去に居酒屋さんで飲んだ事はあるのかも?)。

ハーパーさんについては色んな取材記事がありますが、それを読んでいると、欧州のビスポーク・シューズ文化を受け継ごうとする日本人職人さんと、その姿が重なりますね。特にこのページに書かれた、以下の文を読んでそう感じました。

「お金のことなど考えなくて良いなら、木造の室で、昔ながらの造り方をしてみたい。現代はステンレスなど手入れの楽な麹室が増えていて、温度や湿度を調整しながら麹を作る。雑菌が入るリスクは少ないけれど、木の室は温度や湿度の調整を自然にやってくれる部分が多く理に適っている。ただ、現実に昔ながらの蔵を新しく造るとなると、お金もかかるけれど、職人さんがまず見つからないでしょう。昔ながらの伝統的なスタイルはもう終わりかけてる。しょうがない部分もありますね」

国籍を超えて、その文化を受け継ごうとする姿勢、応援したくなります。僕が買った玉川の山廃無濾過生原酒も、味幅広くて美味いです!

伊佐美焼酎

僕が日本酒に興味を持ち始めていると知った親切な方が、僕に伊佐美焼酎をプレゼントして下さいました。どうもありがとうございました。その伊佐美焼酎をきっかけに、「焼酎も良いよね」と思うようになった僕は、米焼酎も二つ買ってみました。

米焼酎

鷹勇の夢千代慕情と七田の吟醸酒粕焼酎。鷹勇はヴァニラの甘い風味で、七田は爽快感とクリア感が際立ち、同じ米焼酎でもキャラクターがまったく異なる美味さで、それぞれ楽しめますね。

なお、焼酎も、ただお湯割りにするより、まず水割りを作って、それをお燗にする方が個人的には好きです。もっとも、僕はまだまだまだまだまだたまだ経験不足すぎですから、焼酎はもちろん日本酒も、今後、好みがどう変わるかは分かりません(笑)。

靴や服と同様に、お酒も、興味や好奇心とともにお店に入ると、ただ商品を見ているだけでも楽しいですね。でも、この「見ているだけでも楽しい」と言う感覚は非常に危険です。この感覚に陥ると、当然、買いたくなるので散財してしまい、そして美味い日本酒を呑むとなると、それに見合った美味いつまみも欲しくなり、さらに散財してしまいます。上等な服には、上等な靴、上等な鞄じゃないと合わないのと同じですね。でも、そうなるとと、ただでさえ貧乏な僕が、さらに貧乏となり、経済的に破綻します。

と言いますか、当初は僕も、「月に1・2本買うくらいなら、経済的にもそんなに負担にならないだろう」と言う思いでお酒を買っていたのですが、気付いたら、結構なハイペースで買っておりました。お酒は油断しているとどんどん呑みたくなってしまい、この魔力って怖いですね。お酒で身を滅ぼした先人たちの気持ちも分かったりして……。

今後、お酒についてはペースは控えめにしつつ、楽しもうと思います。

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