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二岡智宏選手引退に振り返る、二岡選手らしかった06年4月30日中日戦

通算ホームラン数173本中、サヨナラホームランが6本、満塁ホームランが6本と割合が高く、テンションが上がる場面では大仕事をする……。

強肩を活かして、遠い位置から矢のような送球で刺すのも好きだったなあ。

さらに俊足。でも、走塁はどうも消極的。トリプルスリーも可能なほどの潜在能力の持ち主でしたが……。

1年目から巨人のレギュラーとなった二岡選手でしたが、2年目と3年目は伸び悩み状態。しかし4年目となった02年は24本塁打を放ち、日本シリーズMVPも獲得と、一皮向けた感がありました。

「これまで二岡には、水を飲むかどうかについては本人に任せていた。でも今年からは、私たちが水場まで連れて行って、「飲め」とする指導法に切り替えた」

この年の二岡選手の活躍について、コーチの誰かが、そんな事を話していました。水を飲むかと言う話は、本当に飲む、と言うわけではなく、あくまで例え話。つまり、それまでは二岡選手の自主性を重んじていたのを、02年から、強制的な指導に切り替えたそうです。翌年はベストナインも獲得しましたね。

二岡選手については、長嶋監督はもちろんの事、原監督もコーチ時代からかなり目をかけていたようです。06年6月8日のソフトバンク戦で、怪我人続出だったとは言え、一試合だけながら4番に据えたのも、その期待の大きさゆえだったと思います。もっともこの試合、斉藤和巳投手に準完全試合をされて惨敗だったけど。

この斉藤和巳投手も、今年で引退ですね。僕と同い年なだけに、寂しいです。

僕が二岡選手のプレイで一番印象的なのは、06年4月30日の中日戦です。



二岡選手は第一打席に先制ツーラン、第三打席と第四打席で、有名な史上初の2打席連続の満塁ホームラン。

この時点で二岡選手は、一試合10打点の、巨人新記録を達成。そして、あと1打点が出れば日本タイ記録。2打点が出たら、史上最多記録達成でした。

迎えた第五打席は二死一二塁と、新記録達成も可能なチャンス!

注目の投球は3球連続で外れ、カウントはノーストライク3ボール。そして4球目は、置きに行った142キロのストレート。真ん中の甘い球!

しかし二岡選手は、見逃してストライク。

あ゛~っ………。

試合中継を観ていた僕は肩を落としました。ノーストライク3ボールだから見逃すのも分かるのですが、積極的に打っても良い球でした。

そして次の球は外に大きく外れて、四球。個人記録を捨てた、フォア・ザ・チームと言えば、フォア・ザ・チームなのですが、新記録が見たかった僕としては残念でした……。

この時、試合は7回裏で15-2と巨人が大量リードしており、個人記録を優先しても、まったく問題ない場面でした。そしてこの試合のアナウンサーさん、解説者さんも、ストライクを打ちに行かなかった事を惜しんでおられました。

淡々と大仕事をやってのける二岡選手、史上初の二打席連続満塁ホームラン。これ以上を望むのは贅沢かもしれない。でも、もっと欲を出して欲しい、もっと積極的に行って欲しい。そうそうタイムリーなんて打てない。それでも、それでも!もっと打って欲しかったと惜しまれる試合でした。

なお、この時、二岡選手は記録がかかっていたのを知っていたそうで、試合後のインタヴューでは、この四球に、「大事にいきすぎた。自分らしい」とコメントしておりました。

翌年、巨人は現在のレギュラーショートである坂本選手をはじめ、寺内選手、円谷選手と、二岡選手の後継候補と言える選手を一挙3人ドラフト指名しました。これは足に不安がある二岡選手の将来を考えての事だと思いますが、同時に二岡選手にさらに奮起して欲しいと言う、首脳陣からの無言の激だったような気がしなくもないです。

08年に、巨人は大逆転優勝で盛り上がる中、二岡選手は選手会長ながら蚊帳の外。何だか寂しかったですね……。

そしてトレードで日本ハムへ。かつてのレギュラーショートがDHで出場していたのも寂しかったですが、それでも随所で活躍していたようで嬉しかったです。交流戦や日本シリーズでは、二岡選手のプレイを観られる日本ハム戦が楽しみでした。

二岡智宏選手、素晴らしいプレイの数々、どうもありがとうございました。お疲れ様でした。

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