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イチロー選手のミラクル走塁に見る日米スポーツ観の相違。そして阿部選手と内海投手、タイトル獲得おめでとう

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昨日、イチロー選手が捕手のタッチを2回かいくぐってのホームイン!イチロー選手ならではの身体能力とセンスで、そのミラクルプレイに賞賛の嵐ですね。僕もさすがイチロー!とシビレました。

しかし、ご存知の方はご存知のとおり、ルールでは、ランナーは塁間のラインから左右3フィート(約91㎝)を越えたらアウトです。ただし、最終的な判断は審判に任されるそうです。

昨日のイチロー選手、3フィートを越えているように見えましたが、セーフでした。審判の判断です。

一方で、87年4月14日のヤクルトVS巨人戦、巨人の篠塚利夫選手は八重樫幸雄捕手のタッチをしなやかな身のこなしでかわし、見事ホームインしました。しかし、篠塚選手は3フィート以上離れたからアウトでした。審判の判断です。


篠塚利夫選手の華麗な走塁


上はその時の写真です。同じホームベース上でのクロスプレイでしたが、判断が違うのは、ショーマンシップも重視する、アメリカらしいなと思いました。これでアウトになったら、単純につまらないですもんね(笑)。

そして野球と言えば巨人の阿部慎之助捕手、二冠王獲得おめでとうございます。三冠王を願っておりましたが、やはり厳しかったですね。とは言え、パワーと確実性と勝負強さと恐怖感を兼ね備えた、阿部選手の打撃はマジすげーです。

阿部選手は昔から打撃に優れておりましたが、09年終盤頃からさらに成長したのか、打球音が変わりました。

それまでは他選手同様、「カキーン!」だったのが、「バキーン!」になったのです。打球音と言うより炸裂音になり、打球そのものも、錐揉みして突き破るような、ただの"鋭い打球"とは異質の物になりました。

これぞ、打者・阿部慎之助の完成形。

そう思っていたのですが、それは誤りでした。今年になって、よりレヴェルアップした感があります。

そして、本当にジャストミートした時、打球音がさらに変わったのです。

これまで「バキーン!」だったのが、「グワァラゴワガキーン!」になりました。

炸裂音から爆滅音へ。こんな打球音を放つのは、日本人打者では、岩鬼正美選手か全盛期の松井秀喜選手ぐらいしか、僕は知りません。阿部選手、本当に凄い打者になりました……。今年はMVPはもちろんの事、正力松太郎賞もあるんじゃないでしょうか?

内海哲也投手も、二年連続最多勝おめでとうございます。これまでエースと言われつつも、実質1.5番目のエース、もしくは左のエースと言った具合で、ただ「エース」と断言するにはやや物足りなかったですが、これで名実ともにエースとなった気がします。巨人の歴史では久々の、左投手のエースですね。

今年のセ・リーグは巨人のぶっちぎり優勝でして、巨人ファンとしては嬉しかったです。あとはクライマックス・シリーズで勝ち抜ける事を祈るばかりです。


※10月10日23時10分頃、篠塚選手の走塁写真を追加しました。「プロ野球珍プレークイズ大全科」からの引用です。
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