… 山下大輔 web versionのサイト更新報告 山下大輔の日記 …

野球選手の走力とサッカー選手の走力

ロンドン五輪、なでしこジャパンだけでなく、サッカー男子も面白いですね!永井謙佑選手の快足は頼もしく、走り出すやいなや、相手ディフェンスを混乱に陥れる姿は痛快で、そして面白いです♪エジプト戦では怪我してしまいましたが、次の試合は大丈夫なのでしょうか……。気になりますね。

それにしても、サッカーにおける永井姓の選手って、高速ドリブルを武器にする選手が多いのはなぜだろう……?

さて、サッカーでこう言った俊足選手が活躍すると、やはりタイムが報道されますが、永井選手は50mラップ5秒8。

そして、おそらく永井選手と同レヴェルの快足であろう、全盛期の岡野雅行選手は100mラップ10秒8。長友佑都選手も10秒8らしいですね。そして、メキシコ五輪サッカー日本代表で、快足ウィングで鳴らした杉山隆一選手も10秒8だったらしいです。宮市亮選手は、10秒8とも10秒6とも言われていますね。

しかし、気になるのが、実はこのぐらいのタイム、プロ野球選手ではあまり珍しくないのです。

これまでプロ野球選手で、50m5秒台、もしくは100m10秒台と報道されたのは、僕が知っている限り、巨人選手だけでも、前田隆、出口雄大、高村良嘉、鈴木尚広、山田真介、宮崎一彰、矢野謙次、クリス・レイサム、工藤隆人、脇谷亮太、松本哲也、寺内崇幸、長野久義、藤村大介とこれだけいます。他チームも含めれば、相当な数になるはずです。

そして野球選手の場合、短距離走の記録が報道されるのは野手ばかりで、投手はほとんどありません。しかし、投手は大抵、運動能力が根本的に優れているため、球界トップクラスの俊足も珍しくありません。例えば巨人の場合、江川卓、斎藤雅樹、水野雄仁、桑田真澄、小野仁、久保裕也あたりは相当速いです。

では、野球選手トップクラスの俊足は、サッカー選手と互角以上なのかと言われれば、僕は何とも言えないです。

正直、野球とサッカー、双方のプレイを観ていると、単に"見た目"の判断では、サッカー選手の方が速く見えます。もっとも、競技が違うので、僕が錯覚しているのかもしれませんが。

先に挙げた巨人選手で、実際に永井謙佑のレヴェルと張り合えそうなのは、高村と藤村ぐらいでしょうか……。あとは、もしかしたら前田、出口、鈴木、山田、小野?

陸上の記録って、計測方法や風向き、そして、どんな靴を履いているのか、路面が何なのかにもよって変わってくる、とても繊細な物です。まず、手動計測と電動計測だと、手動計測の方が速く計測され、そして曖昧になりがちですよね。そしておそらく、野球選手もサッカー選手も、手動計測による記録だと思います。

また、野球選手の場合、短距離走のみならず、球速や遠投記録とかも報道されたりしますが、実際のプレイがその報道どおりでないケースは多々あります。果たして、サバを読んでいるのか、マスコミが大げさに書いているのかどうか。サッカー選手の記録の信憑性はどうなのでしょう?

サッカー選手と野球選手のトップランク、どちらが走力は上か、以前からずっと気になっております。一度、しっかりした環境で競走して欲しいなー、なんて思っています。
関連記事

COMMENTS

2Comments

There are no comments yet.

SCABAL

こんばんは。私の考えでは、陸上の公式記録でない記録はみな適当だと思います。条件が同じでないですから。ほんとのところは一緒に走らせてみないとわからないです絶対に。余談ですがサッカーは不規則な動きの中での相対的なスピード、野球はほぼ止まった状態からヨーイドンの絶対的なスピードが要求されるのでいわゆる50m、100mのタイムは野球においての方が重視されるのかもしれません。もちろんサッカーでもMAXスピードが速いに越したことはないですが90分で10km走ろうかというスポーツですからね~。50m×100本のインターバル走の平均タイムの速さが一番ゲームでのスピードを反映するような気もします。FWの場合は瞬間のスピードも重要ですね。長友はゲーム終盤でも100mにして11秒後半くらいのスピードでオーバーラップしているように見えますね。では失礼します。

  • 2012/10/20 (Sat) 00:28
  • REPLY

山下大輔

陸上選手以外は、厳密に機械計測で測ってはいなさそうですよね。仰いますとおり、サッカーと野球ではその走力を発揮する条件が異なりますから、重視されるポイントは異なりますよね。サッカーの場合、スタミナの浪費が野球と全然違いますもんね。