これが本物!稲中卓球部だ!!!【学校外の風景編】
CATEGORYマンガ
学校の隅々まで稲中チェックを終えたら、ついに学校外へ出てみるのだ。まさに旧浦和市大谷口エリアとは、稲中の町。稲中の景色はさらに広がる。旧大宮市が大宮盆栽だー!!で町興ししているのだから、旧浦和市も、稲中で町興しすれば良いのにと思う。

まずここ、大谷口中学校正門付近。

(単行本9巻146ページより)
作中だと、大分フェンスが低くなっているので分かりにくいけど、フェンスの向こうにあるサッカーゴールの存在から、そっくり画像であるのが分かるはずだ。
さて、大谷口中学校とは、大谷口小学校と善前小学校学区内の生徒が通う学校なんだけど、その二つの学区を区切っているのが、このJR武蔵野線線路なのであ~る。

【A】
この線路の、左側が大谷口小学校エリア。線路を渡って向こう、右側が善前小学校エリア。まさに運命の別れ道と言う言葉がふさわしい、武蔵野線線路なのだ。ちなみに、僕は大谷口小学校出身。
そして、上画像左上にある矢印部分に立つと、こう言う↓景色が見えてくるのだ。

善前小エリアに住む大谷口中学校生徒なら、幾度となく通るこの道、実はここから、単行本6巻に収録されている第67話、「やさしくしないで」の物語が展開されているのであーる。

(単行本6巻136ページより)

画像が小さいため分かりにくいかもしれないが、黄矢印で示した箇所に注目。道路標識にカーブミラー、そして中央奥に建っているマンションまで同じ!
そして、この上写真、実は10年ほど前に撮影したもので、現在では右にある井沢がボンと出てきた林、宅地開発されてなくなっているのだっ!今ではもう、再現が難しい貴重なシーンと言えよう。なお、最初に【A】で示した写真は、最近撮影した写真。
それでは場面を変えて、少し移動してみよう。

上画像の黄矢印で示した、陸橋中央に移動してみるのだ。

武蔵野線線路が見下ろせる陸橋。

(単行本6巻137ページより)
井沢は林から飛び出た後、ここで神谷とおち合っていたのだな。
もっとも、この武蔵野線、下二つの画像のように、同じような陸橋がいくつかかかっているから、上の場所が絶対同じとは限らないんだけどさ(笑)。

【B】

むしろ【B】で示した画像の方が、単行本6巻137ページに近い気がしたりして(笑)。
さあ、さらに移動してみよう。今度は下画像、黄矢印右部分に行ってみるのだ。

見えてくるのはこの風景。


(単行本6巻149ページより)
あの、彼女のために友人を無視したい、しかし友人と他愛のない事ではしゃぐ、この緩さ、この楽しさからも離れたくない。大人の階段を上っている真っ最中、井沢の葛藤を鮮やかに描写、しかもギャグに仕立てた、作中屈指の秀逸なドラマは、ここだったのだ。
実際、この武蔵野線線路って、大谷口中から徒歩15-20分ほどの場所にあり、友達と帰宅するにあたり、談笑がいよいよ佳境に入る頃。おそらく放課後の風景として、古谷実先生にとっても思い出深い場所だったのではないでしょうか。線路を見下ろせて、眺めもちょっぴり良いしね。
もっとも、ここは結構利用者が多い道であり、本当にここを男女二人で歩いていたら、二日後には学年中に知れ渡る事態になるのは間違いないんだけどね。
なお、上で紹介した画像は、やはり10年前に撮影したものであり、最近の画像はこちら↓。

道路に文字が書かれたりで、ちょっと雰囲気違ってるよね。
そして、この道をずーっと歩いていくと、善前小学校に到達するんだけどさ。

これが善前小学校校舎。これを見たら、分かる人は、分かるよね。

(単行本13巻120ページより)
稲豊小学校のモデルは、善前小学校だったのだ!!!
古谷実先生の、地元忠実度には恐れ入ります。
しかしまだまだ、稲中そっくり風景は、これだけにとどまらないのだ。続いて、JR東日本における、南浦和~浦和間の線路の様子を見てみよう!


(8巻134ページより)
……あんまり似てないじゃん。そんな線路風景、探せば他にもあるでしょ。と思われそうだが、ちょっと待って欲しい!下画像の、青矢印で示した建物なんだけど、

この建物の裏には、下で黄矢印で示したとおり、三角屋根の建物が存在しているんだよね。

つまり、青矢印で示した建物がなければ、作中のとおり、三角屋根の建物が、作中と同じ場所に存在するのだ。おそらく、連載当時は青矢印で示した建物が存在せず、作中どおりの風景がそこにあったのではないだろうか。連載当時に見比べてないから、確信は持てないんだけどさ。
そして、その三角屋根をはじめ、線路奥にある建物が何なのかと言えば、さいたま市立岸中学校です。作中における、"岸中"こと、岸毛中学校のモデルであろう事は、想像に難くない。
さらに南浦和駅東口近くには、かつてこんな↓お店もあったのだな。撮影したのは10年前。


(単行本5巻134ページより)
あのパチンコ屋も実在していたのだ!
同じなのは店名だけで、お店の外観は全然違うじゃんと、突っ込まれそうだが、そうではない。連載当時から改装されてしまっただけで、連載当時は、お店の外観も本当にそっくりだったのだ。
これを見て、「今度の週末、南浦和駅東口に行って、パチンコラスベガスを見学に行こう!」と思った稲中ファンもいるかもしれないが、なんとも残念!少し前に、パチンコラスベガスは閉店。店舗そのものがなくなっちゃいました。僕が幼稚園の頃からあったパチンコ屋なだけに、寂しい限りです。
あと、4巻24ページに「ランニングホームラン軒」と言うお店が登場していたけど、これ、ほぼ間違いなく、南浦和駅東口近くにあった、「ホームラン軒」がモデル。かなり昔に閉店してしまったので画像はないけど(連載当時は営業していた)、外観もよく似ていたんだよな~!
【これが本物!稲中卓球部だ!!!目次】
第1回
第2回・大宮盆栽だー!!編
第3回・校舎編
第4回・体育館と運動部室棟編
第5回・体育館裏144話編
第6回・どこまで同じか?求むぜ情報!編
第7回・学校外の風景編
第8回・浦和駒場体育館編
第9回・画像ひたすら比較編
第10回・終わり終わり

まずここ、大谷口中学校正門付近。

(単行本9巻146ページより)
作中だと、大分フェンスが低くなっているので分かりにくいけど、フェンスの向こうにあるサッカーゴールの存在から、そっくり画像であるのが分かるはずだ。
さて、大谷口中学校とは、大谷口小学校と善前小学校学区内の生徒が通う学校なんだけど、その二つの学区を区切っているのが、このJR武蔵野線線路なのであ~る。

【A】
この線路の、左側が大谷口小学校エリア。線路を渡って向こう、右側が善前小学校エリア。まさに運命の別れ道と言う言葉がふさわしい、武蔵野線線路なのだ。ちなみに、僕は大谷口小学校出身。

善前小エリアに住む大谷口中学校生徒なら、幾度となく通るこの道、実はここから、単行本6巻に収録されている第67話、「やさしくしないで」の物語が展開されているのであーる。

(単行本6巻136ページより)

画像が小さいため分かりにくいかもしれないが、黄矢印で示した箇所に注目。道路標識にカーブミラー、そして中央奥に建っているマンションまで同じ!
そして、この上写真、実は10年ほど前に撮影したもので、現在では右にある井沢がボンと出てきた林、宅地開発されてなくなっているのだっ!今ではもう、再現が難しい貴重なシーンと言えよう。なお、最初に【A】で示した写真は、最近撮影した写真。

上画像の黄矢印で示した、陸橋中央に移動してみるのだ。

武蔵野線線路が見下ろせる陸橋。

(単行本6巻137ページより)
井沢は林から飛び出た後、ここで神谷とおち合っていたのだな。
もっとも、この武蔵野線、下二つの画像のように、同じような陸橋がいくつかかかっているから、上の場所が絶対同じとは限らないんだけどさ(笑)。

【B】

むしろ【B】で示した画像の方が、単行本6巻137ページに近い気がしたりして(笑)。
さあ、さらに移動してみよう。今度は下画像、黄矢印右部分に行ってみるのだ。

見えてくるのはこの風景。


(単行本6巻149ページより)
あの、彼女のために友人を無視したい、しかし友人と他愛のない事ではしゃぐ、この緩さ、この楽しさからも離れたくない。大人の階段を上っている真っ最中、井沢の葛藤を鮮やかに描写、しかもギャグに仕立てた、作中屈指の秀逸なドラマは、ここだったのだ。
実際、この武蔵野線線路って、大谷口中から徒歩15-20分ほどの場所にあり、友達と帰宅するにあたり、談笑がいよいよ佳境に入る頃。おそらく放課後の風景として、古谷実先生にとっても思い出深い場所だったのではないでしょうか。線路を見下ろせて、眺めもちょっぴり良いしね。
もっとも、ここは結構利用者が多い道であり、本当にここを男女二人で歩いていたら、二日後には学年中に知れ渡る事態になるのは間違いないんだけどね。

道路に文字が書かれたりで、ちょっと雰囲気違ってるよね。
そして、この道をずーっと歩いていくと、善前小学校に到達するんだけどさ。

これが善前小学校校舎。これを見たら、分かる人は、分かるよね。

(単行本13巻120ページより)
稲豊小学校のモデルは、善前小学校だったのだ!!!
古谷実先生の、地元忠実度には恐れ入ります。
しかしまだまだ、稲中そっくり風景は、これだけにとどまらないのだ。続いて、JR東日本における、南浦和~浦和間の線路の様子を見てみよう!


(8巻134ページより)
……あんまり似てないじゃん。そんな線路風景、探せば他にもあるでしょ。と思われそうだが、ちょっと待って欲しい!下画像の、青矢印で示した建物なんだけど、

この建物の裏には、下で黄矢印で示したとおり、三角屋根の建物が存在しているんだよね。

つまり、青矢印で示した建物がなければ、作中のとおり、三角屋根の建物が、作中と同じ場所に存在するのだ。おそらく、連載当時は青矢印で示した建物が存在せず、作中どおりの風景がそこにあったのではないだろうか。連載当時に見比べてないから、確信は持てないんだけどさ。
そして、その三角屋根をはじめ、線路奥にある建物が何なのかと言えば、さいたま市立岸中学校です。作中における、"岸中"こと、岸毛中学校のモデルであろう事は、想像に難くない。


(単行本5巻134ページより)
あのパチンコ屋も実在していたのだ!
同じなのは店名だけで、お店の外観は全然違うじゃんと、突っ込まれそうだが、そうではない。連載当時から改装されてしまっただけで、連載当時は、お店の外観も本当にそっくりだったのだ。
これを見て、「今度の週末、南浦和駅東口に行って、パチンコラスベガスを見学に行こう!」と思った稲中ファンもいるかもしれないが、なんとも残念!少し前に、パチンコラスベガスは閉店。店舗そのものがなくなっちゃいました。僕が幼稚園の頃からあったパチンコ屋なだけに、寂しい限りです。
あと、4巻24ページに「ランニングホームラン軒」と言うお店が登場していたけど、これ、ほぼ間違いなく、南浦和駅東口近くにあった、「ホームラン軒」がモデル。かなり昔に閉店してしまったので画像はないけど(連載当時は営業していた)、外観もよく似ていたんだよな~!
【これが本物!稲中卓球部だ!!!目次】
第1回
第2回・大宮盆栽だー!!編
第3回・校舎編
第4回・体育館と運動部室棟編
第5回・体育館裏144話編
第6回・どこまで同じか?求むぜ情報!編
第7回・学校外の風景編
第8回・浦和駒場体育館編
第9回・画像ひたすら比較編
第10回・終わり終わり
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