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「りすく」さようなら

りすく

今月下旬、地元の浦和にある「りすく」がなくなりました。

浦和駅東口から伸びる、日の出通り(正式名称は田島大牧線)ユーザーならご存知かと思いますが、「りすく」とは、薬局です。

そう、昔からある薬局ですから、「くすり」ではなく、「りすく」と書かれているんですね。

上画像は20日に撮影した「りすく」です。看板が錆ついちゃっているから、読みにくいですけど……。

こちら↓は店舗の逆側面から撮影した「りすく」。

りすく

以前はこの看板も、しばしばペンキを塗り替えていたのでしょう、錆も付いてなかったのですが、いつの日からか、手入れもされなくなりました……。

この薬局、一体いつから開業していたのでしょうか?具体的には知らないのですが、やはり昔からあるお店がなくなってしまうのは寂しいものです。

こちら↓が、その「りすく」の跡地。29日に撮影しました。

りすく跡地

昭和の香りを残す物が、世の中から次々と消えていって寂しい限りですが、この「りすく」は、その中でも特に古そうなので、その寂しさはひとしおです。

僕はこの「りすく」にて、5年前に一度だけ買い物をした事があります。消毒用アルコールを、靴磨きに使うために買ったのです。
白衣を着た店主のおじいさんが応対してくれました。このおじいさん、朝方にはお店の前を掃除していたり、植木鉢の手入れをしていたのを、よく見かけたものです。

ちなみにこちら↓は、その「りすく」の隣にある、「島貫小鳥店」さん。上の「りすく」跡地画像にも、映っておりますね。

島貫小鳥店

この「島貫小鳥店」さんも昭和の雰囲気が漂っていますね。まだまだご健在でいて欲しいものです。

考えてみたら、日の出通りと言う名も、道路の向こうから日の出が見えるから、「日の出通り」と名付けられたんですよね。でも、数年前に建った高層マンションのせいで、この通りからは日の出が見えなくなっちゃいました。

時の流れは寂しいです……。

関係ないんですけど、僕、27日に歯医者に行って来たんです。25日の深夜に歯の詰め物が取れたので、その治療に行って来たんですね。

5年前に親不知を抜いた事はあったのですが、それを除くと、歯医者さんにかかるのは高校3年生以来です。

それで驚いたんですけど、今の歯医者さんって、虫歯の治療でもあっさり麻酔かけるし、レントゲンまでとっちゃうんですね!

昔は麻酔もレントゲンもされた事、ほとんどなかったけどな~。おかげで、昔なら絶対に痛みが伴った歯の治療でも、何の苦痛もなくあっさり終わりました。いや~、医療技術の進歩って凄いですねえ!もっともその分、歯医者さんの仕事が荒くなったのか、歯を削る音が、以前より大きい気もしましたが……(笑)。

でも僕にとって、歯医者の痛みに耐えるのは一つの根性試しでもあったので、その根性試しの機会がなくなったのが、ちょっぴり寂しくもあります。

昔の建物を惜しんだり、麻酔技術の発達を惜しんだりと、何かにつけてセンチメンタルになってしまう僕は、どんどんおじさんになっているのだなと思います。
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COMMENTS

2Comments

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savilerow

ご無沙汰でございます。浦和の歴史がひとつ消えていくようでさびしいものですね。自分もけっこうその辺の景色を見ることがありますが、よく感じます。
昭和の景色ですか・・なんかいいですね。

  • 2010/12/30 (Thu) 09:23
  • REPLY

山下大輔

>savilerowさん
ご無沙汰しております!この「りすく」、まさに日の出通りの歴史を知っていたと思います。目立つ存在でしたし、本当に寂しいです……。
昭和の景色、今では少なくなっていて、見つけた時は、嬉しくなってしまう自分がいますです。