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高見昌宏、原俊介に見る、キャッチャー・木村拓也の凄さ

CATEGORY野球
昨日の試合、巨人の木村拓也選手が10年ぶりに捕手を守りました。

つい先ほど、Youtubeにて(ん~、便利)、その勇姿を拝見しました。

抜け球も、低めに落ちる球も、打者で見えづらい角度からの変化球も、野間口の151キロもしっかり捕球するし、ミスなく終えて、マジ凄い。

たった1イニングだけでしたが、急造捕手がこのたった1イニングを凌ぐのがいかに苦しいか、過去に高見昌宏、原俊介を知る人なら、よくお分かり頂けると思います。

それは今から遡る事13年前、巨人がメイク・ドラマ達成に向けてひた走る、96年9月7日の事でした。

この試合、8回から巨人のマスクを被ったのは高見昌宏。

この高見、長年二軍暮らしの選手だったのですが、この年に初の一軍昇格。そしてこの試合、初の一軍マスクでした。

高見は捕手登録ながら、肩の故障もあって、イースタンでは一塁を守る事も多かった選手です。

そしてその高見、延長11回裏一死満塁の大ピンチに、なんと木田の投球を後ろに逸らし、サヨナラ負けの立役者となってしまいます。

初の一軍マスクがいかに大変か、この日、僕は何となく実感したものです。

それから10年後の06年6月9日、奇しくも、木村拓也が巨人に移籍して間もない頃です。

この試合、8回から巨人のマスクを被ったのは原俊介でした。

原俊介は捕手登録ながらも、打力を生かすため、イースタンでは一塁、三塁を守る事が多かった選手です。

そしてこの原俊介、たった1イニングの間に、なんと悪送球、リードミス、パスボール、ブロックミスもする大失態で、二塁打1本で3失点の立役者となってしまいます。

高見も原も、内野を守る事が多かったとは言え、それでも昨日の木村拓也よりは、はるかに捕手練習を積んでいたはずです。それにも関わらず、突然の捕手起用だと、こう言うミスをやってしまうんです。

わずか1イニングでしたが、3投手の継投をしっかり受けて、無失点で凌いだ木村拓也……かつてのアテネ五輪日本代表、やはり日本を代表するユーティリティプレイヤーは違う。

木村拓也と言う選手に、ますます惚れた昨日の試合でした。

カッコ良すぎるぜ、木村拓也!!!
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COMMENTS

2Comments

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笙一郎

こんにちは、山下さん。

木村拓也のキャッチングは自分もしびれました!ボールを取る時にミットが全くぶれていませんでした。最近キャッチングがいい加減な阿部君にも見習ってもらいたいものです(笑)。

松本は相変わらず良いですね。何とか新人王をとらせてあげたい!!

最近、数年ぶりに嵐の日用機械靴(トリッカーズ)を買いました。価格はようやく正常になったかなと思います(笑)。が、履いて思ったことは手製靴の良さでした(笑)。

  • 2009/09/06 (Sun) 17:49
  • REPLY

山下大輔

>笙一郎さん
木村拓也は本当に良い仕事をしてくれましたよね!随所で良い仕事をしてくれて、頼もしい限りです(笑)。
松本、規定打席到達は難しそうですが、打率も上がってきましたし、新人王、十分あり得ますよね。もしかしたら、ゴールデングラブ賞も……。

トリッカーズ、僕は持ってないのですが、今なお存在が気になる靴です。でも結局買わないまま、今に至っているんですよ~。