さらば、CDラジカセ

本日、時代の流れか、21年使ってきたCDラジカセを捨てました。
僕が小学五年生の時、父親が勤続25周年を記念して、会社からプレゼントされたものです。
記念品は3品の中から選べたのですが、父親が「どれが欲しい?」と聞いてきたので、当時、我が家になかったCDラジカセを、僕が希望したのです。
以来、ずっと使用してきました……と言いたいところなのですが、実のところ、ここ5年ほど使う機会がなく、それで捨てる事を決めたのですね。
やはり21年、ずっと我が家にあった物がなくなるのは寂しいです。
CDラジカセ きみがいなくなったら 部屋が がらんとしちゃったよ
でも……すぐになれると思う だから……心配するなよ CDラジカセ
気分はそんな感じです。
ちょっと危ないですね。うん、そうですね。
なので、僕は早朝からゴミ収集所に立って番をしていたのですが、6時45分くらいだったでしょうか、廃品回収業者と思わしき、ガラクタを満載したトラックがやって来ました。
「(持って行って)いいかな?」
トラックから降りてきた運転手のおじさんは、僕のCDラジカセを取ってそう言いました。
「いいんですけど………、ちょっとー……使えないですよ」
そうなのです。僕の捨てたCDラジカセは、CDの再生は問題ないものの、カセット口の開閉がスムーズにいかず、カセットそのものも、うまく再生してくれません。
「いい、いい」
しかしおじさんは、意に介せず、持って行きました。
確かに、修理すればまだ使えそうな品だし、それほど難しい修理とも思えません。手馴れた方なら、割と簡単に直せるでしょう。持って行ってくれて、幸いだったのかもしれません。おじさんに持って行かれたCDラジカセは、この後、どんな運命が待ち受けているのでしょうか?良い引取り手が見つかってくれる事を祈るばかりです。
もっとも、そのおじさんが本当に廃品回収業者かどうかは、ハッキリしないのですが……。ちなみにそのおじさんは、ガスコンロとかも積んで行きました。
今日は朝から暑かったですが、ゴミ当番中の僕に、近所に住むおばさんが、「ご苦労様」と、麦茶とビスケットを差し入れて下さいました。ありがたいですね。僕が小学二年生から知るおばさんです。
さて、本日から我が家にCDラジカセがなくなりました。CDはこのまま持っておくとしても、これまで録りためた、たくさんのカセットテープはどうしようかねえ……。
今回捨てたCDラジカセ以外に、もう一つ、カセットプレイヤーが押入れにあるのですが、カセットテープ、取っておいても、聞きそうにないんですよね……。でも、捨てる踏ん切りがつかない。やはり愛着がある物を捨てるのは辛いよう。
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