桑田真澄、條辺剛、山田武史、ブラウン、デラクルーズ
「巨人OB投手名鑑」の「桑田真澄」を引退に伴いまして加筆、そして、先日、うどん屋を開業された「條辺剛」と、知る人ぞ知る「山田武史」を追加致しました。
あと、「巨人歴代外国人選手名鑑」にて、「マイク・ブラウン」と「ヘクター・デラクルーズ」を追加致しました。
ブラウンと言っても、広島のブラウン監督ではないですし、デラクルーズと言っても、近鉄にいたフェルナンド・デラクルーズではございません。
なお、今回追加された山田武史投手ですが、実はこの投手、ドラフト外ルーキーで開幕一軍という快挙をやってのけた投手であります。あくまで僕の知る限りですが、巨人の歴史上、ドラフト外ルーキー投手で開幕一軍は、この山田と鹿取だけ。もっとも、鹿取は社会人入り内定していたところを、巨人が江川問題によってドラフトをボイコットしたため、ドラフト外で無理矢理獲得した投手。実際はドラフトにかかるだけの実力を備えておりました。
そう考えると、この山田の凄さが何となく分かろうものです。もっとも、山田はその後、一軍定着できなかったのですが……。
その山田が巨人で二軍落ちのきっかけとなった試合、僕はテレビで観ておりました。7回表で4-0と巨人がリード。その時点で、試合中継が終わった気がします。
当時小学4年生の僕は、「あ、こりゃ勝ったな」と思っていたんですが、翌日の新聞見た時は仰天しましたねえ……。
そして、この87年序盤、山田武史と同じ立場で右のリリーフを務めていたのが、後の大エース、斎藤雅樹です。ともに右のサイドハンド、ないしはスリークォーターで、同い年。首脳陣からは同類に見られていたんでしょうなあ。しかもこの年、先に二軍落ちしたのは斎藤雅樹だったし。まさか後々、途方もない差が付くとは。
もっとも、この頃の斎藤は実際にイマイチで、ストレートが高めに浮いては痛打されるケースが目立ちました。
僕は斎藤をテレビで観ては、「あ~、もうダメだよコイツは!さっさと代えて二軍に落とせ!」と大マジで思っていましたから。
この後、斎藤は大ブレイクするわけですが、僕はこれもまぐれとしか思っていませんでした。実際、まだまだストレートが甘く入るケースがありましたからね。でもなぜか、ブレイクしたあたりから、よく打球が詰まるようになったんです。中尾得意の内角攻めの効果でしょうか。
連続20勝だってイマイチ信じられなくってですね。日本シリーズではボコボコだったし。コントロールが安定しだした長嶋監督時代まで、僕は斎藤を信じていませんでした。ええ、もう、まったくもって反省です。
では、よろしければ、サイトをご閲覧頂けると幸いです。
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