清水隆行今年初打席初安打!逆方向への打撃を見せる清水!
そして、早速代打で登場。スタンドから巻き起こる大歓声、凄かったですね。さすがは長年、巨人に貢献してきた清水、その人気が伺えようものです。
解説の山本浩二氏が、「(清水が)出るのが遅すぎます」と言ってました。やはり専門家から見ても、清水の打撃は驚異のようです。かつては星野仙一氏も、清水の打撃を警戒しておりました。
清水の打撃を軽視していた野球の専門家は、長嶋茂雄氏ぐらいなもんでしょう。
色々ありましたよね。レフトにマルティネスや村田善則とか、代打に堀田や大野倫とか。
清水は昨年から、逆方向へのヒットが増えておりますね。もっとも、一昨年から、その兆候はあったのですが。
清水と言えば、かつては内角をかすめ取る超速スウィングが代名詞。そのせいか、打撃は引っ張りがほとんどで、あまり流し打ちをしない選手でした。
02年に清水は最多安打を打ちましたが、その年も外角球はバットに乗せてセンター返しする事が多く、逆方向への当たりは、ほとんどが打ち損じでした。
と言いますか、清水がセンター返しが上手くなったのはこの02年から。この年から清水はシングル狙いの打撃に切り替えたので、その影響かと思います。
相変わらず逆方向へ打つ事が少ない清水、引っ張りのパワーが衰えた頃、どうなるかが気になっておりました。
そして、その嫌な予感は果たして的中か、05年後半戦当たりから、得意の内角球に詰まるケースが増えてきました。さらに続く06年は大不振。理由は明らかでした。スウィング・スピードの衰えです。
気になった僕は、こんな事を書いたりしました。
07年もスウィング・スピードは衰えたままで、「あ、もうこりゃーダメかも」と思ってしまいました。それで、こういう事をを書いたりしたのです。
ですが同時に、「おや?」と思う点もありました。実は大不振だった06年の頃からなんですが、逆方向へのヒットが見られるようになったのです。
最初は、「打ち損じがたまたまかな?」と思っていました。これまでの清水からは、なかなか見られない打撃だったので。
しかし07年から、逆方向への打撃を何度も目の当たりにするようなり、どうやらやはりと思ってきました。清水、流し打ちを身に付けつつあります!
あともう一つ、清水が進化した点があります。これも06年ごろからなのですが、四球を選ぶようになってきました。
清水は本来、初球からガンガン打っていく積極型。02年もこのスタイルで大活躍しましたが、最近になって待球型に変貌。無理することなく、四球でもワンベース取るようになってきました。
超速スウィングはなくなったものの、流し打ち、四球取りと、二つの新しい武器を手に入れた清水。これがヴェテランというものでしょうか。今になって思えば、06年の大不振は、この新しいスタイルを模索中だったのかもしれません。
上述したように、僕は一時、清水を「終わった選手」と思っていました。でも、これは僕が甘かったです。僕が思っていた以上に、清水は凄い選手でした。ごめんよ、清水。
これからのニュー清水に期待です。
とは言っても、代打の切り札に落ち着いている清水を見るのも辛いんですけどね……やっぱりスタメンで観たいよ~!!!
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