天丼「いもや」
そしてその帰り、夕食は神保町の「いもや」にて、天丼大盛となりました。
もちろん残さず食べたので、追加料金はなく、550円(残したら追加料金を取られるらしい)。うーん、相変わらず安いなあ。コストパフォーマンス良すぎです。
だけど……、本音を言えば、かつてあった、小川町の「いもや」の方がもっと美味しかった。海老が神保町店より大きかったし、お米もピンと艶があって、味わい深かったのだ。不自然に発色の良い(笑)、紅生姜も印象的。
それに、小川町「いもや」の方が、天丼の具材を数種類用意してあり、好みに合わせて追加できて楽しめたのだ。天ぷらのお持ち帰りもしていて、独り暮らしと思わしき、若いサラリーマンの方がよく買って行っていたのが思い出される。
しかし、2年ほど前に、小川町店主のおじさんが急逝、突如、小川町「いもや」の幕は閉じる事となったそうです。とある方から教えて頂きました。
小川町「いもや」のおじさん、細身で背筋が伸びて姿勢良く、動作も機敏で、男前。料理人姿が板についた、カッコ良い方でした。
僕がここで最後に食べたのは、05年10月6日の事。今後も、「いもや」に行く度に思い出すんだろうな……。