「剥き出しにっぽん」!
石井裕也と言っても、”サイレントK”で知られる、中日ドラゴンズ所属の投手ではありません。大阪芸術大学卒の、若手映画監督です。僕が以前に出演した、「ガール・スパークス」の監督さんでもあります。
また、このWeblogを書いているのは山下大輔ですが、元横浜ベイスターズ監督の山下大輔氏とはまったくの無関係です。
いきなり話が大きくそれました。さて、この「剥き出しにっぽん」、以前から非常に観たかっただけに、僕はこの日を楽しみにしておりました。
上映会場は、渋谷クロスタワー。僕が通っていた大学の通学路にありました。
それにも関わらず、僕は道に迷った挙句、上映時間に遅刻しました。本当に楽しみにしていたのなら、遅刻すんなよって感じですね。こんな僕で、ごめんなさい。
最初の10分ほど見逃してしまったのが、非常に残念であります……。
それで感想なのですが、
セリフ一つ、セット一つ、シーン一つ………、細部に至るまで、隅々まで、キャストの方、スタッフの方、皆様全員の全神経が行き届いた、100%、ないしは120%以上の力が発揮された、素晴らしい作品でした。
どれも素晴らしいので、それぞれを挙げていたらキリがないのですが……。
主演の登米裕一さん、素敵な役柄を、素敵に演じきっておりました。登米さんにピッタリでした(笑)。
ヒロイン役の二宮瑠美さん、チャーミングな演技で、非常に魅力的でした。
先輩役の桂都んぼさん、今回も笑えました。一番好きなのは「NASA」です(笑)。
おじいさん役の方(すいません、名前が分かりませぬ……)、表情が絶妙すぎでした。
お父さん役の方(これまたすいません……、名前が分かりませぬ)、「楽勝、楽勝」のセリフ回し、笑いました。
高校サッカー界の王子様・松田祐樹君(18)、今と比べてやせてて、一瞬、誰だか分かりませんでした。
微妙な陰影が印象的な映像美、どこか切なさを感じさせて、何度も目を見張りました。
そして、適度に笑いを散りばめつつ、人の弱さと哀しさを感じさせるストーリー………。
僕が感じたのは"正直"と"本音"でした。つまりは"剥き出し"なのですね。剥き出しにっぽん。
あまりに素晴らしい出来栄えに、終わってしまうのが寂しかったです。
「この映画、まだ終わって欲しくない!もっと観ていたい!」でした。
上映終了後は、関係者の方数名とお話させて頂いたのですが、聞くと、「大阪と東京では、笑いが起きる場面が違う」との事でした。
クライマックスでの登米さんのセリフ、今回の東京会場では笑いが起きていたのですが、関係者の皆様にとっては意外だったそうです。西と東、やっぱり文化の違いがあるのですな……。
僕はこのクライマックス、涙を流しながら観ておりましたので、僕も笑いが起きていたのは意外でした。「僕って、観客の皆様と感覚が違うのかな?」と、ちょっと戸惑いました。
このシーン、演じる登米さんも二宮さんも完璧でした。
このシーンに至るまでの流れも完璧でした。作中で、僕が一番好きなシーンです。
もっとも僕、前述のとおり、最初の10分を見逃しておりますから、あまり作品を語るのは無責任かもしれませぬ。はい、すいません。
「剥き出しにっぽん」は、明日火曜日にも、14時から同会場にて上映されます。
また、こちらにもありますとおり、10月以降は他の都市でも上映されます。
皆様、よろしければ是非ご覧になってみて下さい。贔屓目なしで、オススメです。
絶対笑えますし、僕は泣けました。R-15指定作品ですが、これは気にされないで下さい。
僕がこう書いていると、身内を誉めているだけと思われるかもしれないのが、悲しいですが……。
今日は僕、これから友人宅へ行き、石井裕也監督作品、「ガール・スパークス」を鑑賞してもらいます。作品と僕の演技の感想を聞けるのが楽しみであります。
サッカー日本代表戦も観ます。ヴェトナム戦、3点差以上をつけて勝利して欲しいですね。
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