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15日、サン・クリスピン社長のマイケルさんと会う!!

仕事が終わって職場を後にすると、14日に買ったフィリックスガムが当たったので(ラッキー♪)、近くのサンクスにてガムと交換する。
早速そのガムを噛みながら徒歩で銀座へ向かい、清月堂にてお菓子を買う。ソヴリンハウスにて、サン・クリスピンの受注会が開催されているそうなので、そのサン・クリスピンの社長さん、マイケルさんへのお土産用だ。購入したのは隠し味に塩を効かせて、桜の花びらが入っている「麗(うらら)」。外国人にウケる味か気にかかるが、せっかくだから、日本独特の味わいを伝えたいのだ……。

そのまま歩いてソヴリン・ハウスへ。入店すると、目の前にサン・クリスピンの靴がズラッと並び、受注会場となっていた。そして、その真ん中には、長身でお洒落、ダンディな外国人男性が……社長のマイケルさんだ……。マイケルさんとは、これまでメールのやり取りは何度かあるものの、お会いするのは初めて。僕がブラショフの工房でお会いした、クリスティーナさんや職人さんたちは来日していないようだ。


会場には既に先客がおり、マイケルさんはその対応をされている。忙しそうなので、サンプル・シューズを眺めたりする僕。
しかし、そのお客さんがソヴリン・ハウスのスタッフさんと話している際、マイケルさんが僕の方にも視線を向けてきた。目が合った僕は思わず、「ハロ~」と挨拶。うーん、我ながら慌ててるなあ。
「Hello」
笑顔でそう挨拶してくれるマイケルさん。この瞬間、しまった、と思う僕。マイケルさんはウィーンの人だった。
「グリュス・ゴット」
そう挨拶し直す。思いっきりドキマギしている僕。
「君、英語話せるの?」
「いえ、すいません、少しだけです」
僕に体を向けてきたマイケルさん。今、お客さんがいるけど、どうも僕の応対もしてくれるようだ。少し話してみても大丈夫かな?
「すいません、マイケルさんですか?」
「そうですよ」
「あ、僕、山下大輔と申します。以前はサン・クリスピンの工房について、僕のサイトに掲載のご許可を下さり、どうもありがとうございました」
……………一瞬の沈黙。そして。

「おお~!君がそうか!」

ハッと気付いた表情をし、声をあげるマイケルさん。
「ダンケシェーン!」
僕はドイツ語でお礼を言って、深々とお辞儀!
「いえいえ、とんでもない!」
僕につられてか、マイケルさんもお辞儀!
「そうか、君がルーマニアまで来た人か。私はあの時、ウィーンにあるオフィスにいたんだよね」
そしてマイケルさん、ソヴリン・ハウスのスタッフさんに僕を紹介してくれる。
「彼はルーマニアにある、サン・クリスピンの工房まで来た事がある人だ。これまでは誰も来た事がなかった。ルーマニアまでやって来たのは、彼が初めてだ。そして、その工房は彼のウェブサイトにて紹介されているんだ」
これを聞いて、なんだか嬉しくなる僕。そうか……やはり僕がサン・クリスピン一番乗りだったか!
だから何?って話ではあるけど、やはり何事も、一番乗りは嬉しいものです。そう話してるうち、マイケルさんは先客の方とフィッテングについての相談を始める。なので僕は、再びサンプル・シューズや革サンプルを見たりする。その革サンプルの中に、白のクロコダイルを発見して驚く。クロコダイルで白とは初めて見た……。
「君、コーヒーは好き?エスプレッソを出すよ」
お客さんとの相談中も、僕に気を使って下さるマイケルさん。ありがたいなあ。
「はい、好きなんですけど……。でも、ごめんなさい。今、僕はお金がなくて、注文できないんです」
「何を言ってるんだい、そんなの気にする事ないよ!」
笑顔のマイケルさん。
「あ、ありがとうございます。はい、コーヒーは大好きです!」
現金な僕はご好意をお受けする。ソヴリンハウスのスタッフさんは、会場の隅に椅子を用意して下さり、エスプレッソを出して下さいました。どうもありがとうございました。さらにマイケルさんは、サン・クリスピンの試着も勧めて下さる。
「以前に履いた事があっても、それがジャストサイズかは分からないでしょう。今、注文できなくとも、サイズを確認しておいて、また後に注文するといいよ」
またもありがたいマイケルさんのご好意!ソヴリン・ハウスのスタッフさんも、注文しないのは気にしないで下さいと親切なお答え。で、申し訳なく思いつつも、せっかくだからフィッティングさせてもらう事に。ただ、先客の方にとっては、僕は邪魔な存在だったかも……先客の方、不快な思いをされていましたら、すいませんでした。
「普段はどのくらいのサイズを履いてるの?」
「今日履いている、クロケット&ジョーンズで6Eです」
と言う訳で、まずは6Fから試着を始める僕。しかし、大きい。どうもサン・クリスピンのラストは甲高のようだ。
「イタリアも意外にそうなんですけど、ウィーンの靴は甲高ですね」
スタッフさんが、そう説明して下さる。そう言えば、ウィーン製であるランツCも甲高なラストだったなあ。
色々試した結果、僕の場合、サン・クリスピンでは5Eがしっくりくるのが分かった。これはサン・クリスピンでは最も小さいサイズとの事。
踏まずを押し上げる感触が心地良く、まるでオーソペディック・シューズのよう。これも東欧靴らしいなあ。しかし、細身で優美なラストはフランス靴を思わせ、これはマイケルさんのセンスであろう。硬めでコシのあるソールも僕好みだ。
なお、小指部分は微調整して下さるとのお話。僕はサン・クリスピンに限らず、小指が非常に当たりやすいのだ。特に左足。
「右足小指は1mm、左足小指は3mmの要調整」
そうオーダーシートに書き込むマイケルさん。
「これ、記録としてとっておくから、いずれ注文する時はこれで大丈夫だよ。あと、もう一度、名前を教えてくれる?」
「はい、山下大輔です」
マイケルさんはオーダーシートに「Daisuke yamashita」と書き、さらに「Special friend of Saint Crispin's」と書き添えて下さる。嬉しいなあ……。あと、少し雑談。
「いつもはウィーンにいらっしゃるんですか?」
「そうだよ。仕事で出ている時もあるけどね」
「最初は僕、ウィーンに行って、サン・クリスピンを探したんですけど見つからなくって……。それで、ブラショフまで行ったんです」
「ブラショフまでは電車?」
「そうです」
「ウィーンから直接行ったの?」
「いえ、ブクレシュティ(ブカレスト)まで行って、そこから……」
「えーっ!」
僕がブカレストまで行っている事実に、驚くマイケルさん。
「それじゃあ、夜行列車?」
「いえ、そういうわけでもなくて………最初は僕、ロンドンに行ったんですね。そこから飛行機でウィーン。以降は電車で、プラハ、ワルシャワ、クラクフ……」
僕の話を聞いて、マイケルさんの目はどんどん丸くなっていく。
「ブダペスト、ブクレシュティ、そしてブラショフです!」
「おお~!!凄い!!まさに靴愛好家だ!!」
「ハンドメイド・シューズを見学する旅でした。遠く遠く遠かったですが、でも僕は凄く楽しく、幸せな旅でした!」
「そうかー、それでブラショフの工房を見学して歩いたんだ。クリスティーナから聞いたよ(笑)」
「はい。クリスティーナさんや工房の人たち、皆さん親切で嬉しかったです!いつか注文しますので、またウィーンに行く事があればご連絡しますね!」
そして最後に、持参した和菓子をマイケルさんに渡す僕。
「日本のお菓子です。サン・クリスピンの工房を掲載させて下さったお礼です」
するとマイケルさんはお返しに、なんと!!サン・クリスピンネームの携帯用シュー・ホーンを下さいました!!うお~、嬉しい!のと同時に恐縮です……。下の画像が、その頂いたシュー・ホーンです。ニスの塗ってない木製で、白木そのままの風合いが良い感じですね。

サン・クリスピンのシュー・ホーン

「ありがとうございます!宝物にします!」
嬉しさのあまり、せっかくだから、マイケルさんと写真を撮ろうかなー?とも思ったけど、さすがに図々しいと思ったのでやめたのでした。親切なマイケルさんに、なんだか僕は恐縮しっぱなし……。マイケルさん、ありがとうございました!そして、注文しない僕に対しても親切だった、ソヴリン・ハウスのスタッフさん、ありがとうございました!

ちなみにこの日、ソヴリン・ハウスではサン・クリスピンだけではなく、アットリーニのオーダー会も開かれておりました。アットリーニとマイケルさんは仲が良いそうです。僕がサン・クリスピンの工房に行った際、サン・クリスピンのカタログともに、なぜかアットリーニのパンフレットも頂きましたが、そういう理由だったようです。

その後は秋葉原にある東京刷毛㈱の直営店に行き、洗顔用フェイスブラシと歯ブラシを購入。ここは直営店だけあって、高品質のブラシが通常価格より安く買えるのが魅力的。住所は東京都台東区台東1-12-11です。
その次は遅い昼食をとりに、アメ横にある1,050円で寿司食べ放題のお店に行く。ここのお寿司は値段が値段なので、あまり美味しくないけど、とにかく遠慮なしにガツガツ食べられるのがいい。満腹まで食事して、浦和に帰る。

それにしても、この日は楽しかった………。マイケルさんに会いに行って良かったです!サン・クリスピンのオーダー会情報を下さったRXさん、どうもありがとうございました!

ちなみに、こちらがサン・クリスピンのサイト、そしてこちらが、僕が作成した、サン・クリスピンの工房のレポートです。

Comment

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サンクリスピン見に行かれたのですね。
お礼なんて恐縮です。UAのHPで普通に宣伝されている事ですから。

私は現在靴禁止令が出ているので見に行くだけでも行きたかったのですが、
仕事の都合もあって行けませんでした。
行けば山下さんにお会いできたかもしれませんね。
既製は確か全てFウィズで6からの展開だったと思います
が、Fといっても踵のフィッティング等はEに近い感じですよね。
Eだとかなりフィッテングも良いのではないでしょうか?

社長さんお土産喜ばれたのではないですか?
山下さんの心遣いには頭が下がります。
2006年03月17日(Fri) 15:47
編集
いえいえ、RXさんの書き込みがなければ、おそらくトランク・ショウには気付かなかったでしょうから、感謝です!RXさんにもお会いしたかったな~(笑)。
ウィズは仰いますとおり、通常はFばかりのようです。これでも十分細身ですよね(笑)。また、サイズも、僕が工房を訪れた際は5ハーフからしか作ってなく、5があったのには驚きました。
お土産、少しクセのある味なのですが、気に入って頂けると嬉しいですね(笑)。
2006年03月18日(Sat) 01:58












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