トレーナーのオーダー・メイドだ!


トレーナーの注文はこれで3着目なのですが、型紙の完成度も増してきて、フィット感はかなり向上してきました。スーツのビスポークと違い、仮縫いがなく、基本的に自己採寸で、フィッターさんもいないので、自分でも色々と工夫する必要が出てきますね。
さて、デザインですが、黒地にライトパープルの浅めのVネック。配色はポール・スミスっぽいでしょうか。と言いますか、これと似た配色のポール・スミスの半袖ポロシャツ、持っているんですよね(笑)。

ファスナーにも色々種類があるそうなのですが、僕はこのファスナーを目立たせたいために、一番幅がある物を使用して下さいとお願い致しました。また、通常、ポケット口は「\」型に入れるそうなのですが、僕としては「/」型に入れる事にこだわりました。「頬に入ったキズ」をイメージしてデザインしたんですよね(笑)。
ただ、このポケット口の位置は、もう2㎝ほど中央へ寄らせた方が良かったと思っております。いざ着用してみると、このファスナーが少々脇に隠れてしまいまして、ちょっと思惑と違ってしまったんですよね。
サイズィングについてはかなり満足しております。今回はいつもよりアームホールを小さくしてもらったおかげで、腕も大分動かしやすくなりした。シルエットはタイト目にしたのですが、これもバッチリです。シャープで、キリッとした印象です。あとは襟をもうわずか、広げた方が良かったかもですね。
さらにご紹介しますと、こちら↓が注文1着目になります。


型紙は1着目だけあって反省点もあり、肩幅が広く、袖丈も短め、袖リブの幅も広かったです。でも、普通に着用しているんですけどね(笑)。
そしてこちら↓が、注文2着目のトレーナーになります……と言いますか、パーカーですね。

こちらもアシンメトリーデザインでして、片側の袖リブだけ赤にしてもらいました。実のところ、本来なら紅っぽい赤を使用したかったのですが、RCGさんで取り扱っている赤リブ生地が、この朱色っぽい赤しかなくて妥協しました。
完成後は、妥協せずに自分で紅っぽい赤リブを調達して来るんだった~、と少々後悔しております(笑)。現在では紅っぽい赤リブ、RCGさんでも取り扱っているようですね。
型紙についても、袖が少々短く、アームホールと襟幅は広かったりで、まだ改良すべき点が残っておりました。
ちなみに、昨年夏、「戦-IKUSA-第弐戦 二本松の虎」という映画に出演した僕ですが、その際はこのパーカを着て出演しております(笑)。
それにしても、見事にベース・カラーが黒ばかりですねー。これが自分のデザイン力の限界だと思いたくないので(笑)、次回は別の色をベースとしたデザインを考ようと思います。
あと、これら以外に、RCGさんにオーダー・メイドしたTシャツが2着あります(笑)。また別の機会にご紹介するかもです。
これまではトレーナーでもTシャツでも、コットン100%素材でしか注文しておりませんが、いずれはナイロン、シルク、レーヨン、サテンなど、素材使いでも遊んだデザインを考えたいですね!
なお、僕がここ3年で購入したトレーナーの類は、このRCGさんでのオーダー・メイドか、ループウィラーさんだけです。そのぐらい、このRCGさんには満足しております。
トレーナー、カットソー、Tシャツのオーダー・メイドの場合、テイラーでのビスポークと比べてデザインのヴァリエイションが広く、色使いでもかなり遊べるのが楽しいです。RCGさんでは生地も上質のコットンを用意しておりますし(画像からは伝わりづらいですが……)、縫製もしっかりしております。皆様も是非お試しをー!
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