FC2ブログ

山下大輔 Weblog Version

… 山下大輔 web versionのサイト更新報告 山下大輔の日記 …
2016年06月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2016年08月
TOP ≫ ARCHIVE ≫ 2016年07月
ARCHIVE ≫ 2016年07月

Connock & Lockie and C.Antoniou in London(ロンドンのコノック&ロッキーとC.アントニウ)

コノック&ロッキーの長島さんとロータスさん

【Connock & Lockie(コノック&ロッキー)】
住所:84a Lamb’s Conduit Street, London
価格:ビスポーク・スーツ、VAT込で2,350£~。ただし、通常は2,500£~との事。

仮縫い2回、14週間で完成。1902年創業の老舗ビスポーク・テイラーで、現在のオーナー兼カッターは日本人の長島悠介(Yusuke Nagashima)さんです!


コノック&ロッキーの長島さん

長島悠介さんは80年生まれのケンブリッジ出身。もっとも、ご両親とも日本人のため、2歳半から17歳までは日本で育ったそうです。そして、ベルギーのアントワープ王立芸術アカデミーにて2年ほど学んで中退後、自らの手で服作りをしたいという思いから、23歳からこのコノック&ロッキーにて勤務。その当時、お店では店主さんと、先代であるそのお父様、そしてもうお一人、日本人職人さんが働いており、それもあって生地卸会社の方がこのお店を勧めてくれたそうです。
08年に店主さんが急逝されて、そのお父様が再び店主に。長島さんは09年にいったんお店を辞め、既製服ブランドの生産管理のお仕事をされていたそうです。しかし、既製服がクォリティと比して高額なのに失望して、10年に再びコノック&ロッキーに入社。そして翌11年に、ビスポーク・テイラーを一生の仕事とする事を決意し、同店の店主となったそうです。長島さんが店主となった後も、先代の店主さんは引き続きお店で働いていたそうですが、13年6月に74歳でご逝去され、現在は長島さんが同店のスーツ、全てのパターンを作っております。


コノック&ロッキーの長島さんのコーディネイト

長島さんがジャケットを脱いだお姿。白シャツと良く馴染むピンクのブレーシズに、ペールトーンならでは甘い雰囲気を紺のニットタイで引き締める、そのカラーリングと言い、サーベルを模ったタイピンと言い、非常にお洒落です!


コノック&ロッキーの長島さんのトラウザース

長島さんがご着用されていた、ハイバックのトラウザースもクラシックで素敵でした。


コノック&ロッキーのサンプル

納品待ちのスーツ。先代はかつてハンツマンでカッターを務めており、60年代の終わりにコノック&ロッキーに移籍されたそうです。そのため、当時のハンツマンのスタイルであった、1つボタンでゆったりとしたシルエットがこのお店のハウススタイルでもあったそうですが、長島さんは独自色を出して行きたいお考えのため、タイトシルエットも作っていくとの事。パターン作成も、先代は細腹を付けたがらなかったそうですが、長島さんは付けるそうです。細腹があると、タイトなシルエットを作りやすいためと思われます。
縫製はキャリア30年以上のアウトワーカーさんが行っているものの、長島さんご自身で縫う事もあり、その場合は手縫いの箇所が増えるそうです。
そして今後は、手縫いの割合が異なるラインを作ったり、さらにレディースも作りたいと、新しい事にどんどんチャレンジして行きたいとの事でした。

ちなみに僕が伺った際、先代からのリピーターさんが来訪し、長島さんが手がけたスーツの完成品を受け取って行ったのですが、その試着時、「Very good!」、「Best winter suit」と言って、その出来を気に入っておられました♪