最近は沈静されてきた感があるが、「○○王子」って呼称が、一時期、大分日本中で使用されていたね。ハニカミ王子、フェンシング王子、腰パン王子などあり、これ、ハンカチ王子こと、斎藤佑樹投手が最初と思われがちだけど、実は違うよね。
「毒ガス王子」こと、稲中の田辺が元祖だ!!10年以上時代を先取りしていた古谷実先生、まさに恐るべしであーる。
さて、その田辺が主役となった13巻収録144話、「He is Perfect」。この回、実は大谷口中学校体育館裏画像が次々と繰り出され、大谷口中学校生徒にとっては感涙物のシーンとして名高い。
果たしてどれほど感涙するかは、まずは体育館側面へ回り込んで検証してみよう!

ここが体育館側面。ちなみに、金網奥に見える建物は、大谷口中学校に連接する、大谷口小学校校舎。

(単行本13巻22ページより)田辺はここで、リエピョンとのご対面を待っていたのだな。
まず秀逸なのは、
実際に田辺視点になるよう、ここに立つと、作中とまったく同じ風景が現れるんだぜ!
これが、田辺視点!

そして作中だ!

(単行本13巻22ページより)さらにリエピョンがいると思われる、右向こう側の体育館裏へ、田辺のようにドックンドックンしながら行ってみよう!
GO!


(単行本13巻24ページより)
本当にこの風景が現れるんだぜ!
視点を田中側に変えても、まったくいっしょだ。


(単行本13巻24ページより)
さらにこの後、田辺は階段を駆け上がるけど、


(単行本13巻24ページより)
この階段も、しっかりここにあるんだぜ!

黄点線で囲った場所がそれだ!
田辺と田中気分を味わうなら、まさにうってつけの場所。とは言え、この体育館裏、実は裏門と間近にあり、さらにその裏門は、大谷口中学校生徒のみならず、隣の大谷口小学校生徒も頻繁に出入りする、人通りの激しい場所。裏側に位置しながらも、かなり目立つのだ。つまり、稲中のようにドッキリで使うならまだしも、男女の秘密話に使うのなら、その様子が二日以内に学年中に広まるリスクは覚悟した方が良いだろう。
いや、話が広まる程度にはとどまらない。
秘密話の真っ最中に、デリカシーのない連中(これを死ね死ね団と言う)に見つかろうものなら、もう破滅なのだ。
「うっわー、おまえらなにやってんのー!?」
「アツいよ、アツいよ~」
「ヒューヒュー!」
などと言う、まさに死ね死ね団の名そのままの制裁を、容赦なく受けるハメになるのだ。
実際、僕自身が在学中も、この体育館裏が男女の告白場所に使用された例は聞いた事がない。使用には相当な覚悟が必要とされる場所なのだ。
【これが本物!稲中卓球部だ!!!目次】第1回第2回・大宮盆栽だー!!編第3回・校舎編第4回・体育館と運動部室棟編第5回・体育館裏144話編
第6回・どこまで同じか?求むぜ情報!編第7回・学校外の風景編第8回・浦和駒場体育館編第9回・画像ひたすら比較編第10回・終わり終わり