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真打登場。正真正銘の最終兵器。まさにビッグワン。松田笑子さん独立!!

真打登場。

英国最高実績の日本人靴職人。

正真正銘の本物。

正真正銘の最終兵器。

まさにビッグワン。

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Dear All... Hope everyone is staying safe and healthy in these troubling times. While our priorities have changed as the world battles with Coronavirus, it can also be uplifting to keep trying to be creative and make positive steps for the future... with this in mind but with respect for current events, I am really happy to announce: Emiko Matsuda Bespoke Shoemaker We may not be able to travel at present, or meet each other but we can talk, explore ideas and dream of bespoke shoes! The day will come when we can make those into reality.. a day we look forward to soon! Please DM me for further enquiries and/or details of my planned trunk show schedules. Wishing you good health and spirits.. . 皆様へ 2020年春よりビスポークオーダーの受付を開始致します。 英国の伝統をこれからも継続し、お客様一人ひとりに喜んで頂ける一足をお届けできるよう、これからも精進してまいりますのでどうぞ宜しくお願い致します。 東京トランクショー及びオーダーに関する詳細につきましてはプロフィールのemailへ直接お問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。 この状況が一刻も早く終息に向かい皆様にお会いできる日が来ることを願っております。 松田笑子 #emikomatsuda#bespokeshoemaker#freshstart

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元フォスター&サンの工房長、松田笑子さん独立!ビスポーク・シューズ開始!!

Japanese high-end shoes go to Europe,,,Skomaker Dagestad by Santari(日本製高級靴が欧州へ……スコマーケー・ダゲスタッド特注サンタリ)

ステファン・ラヴナンゲルさんと舘篤史さん

北欧を代表する高級靴店、Skomaker Dagestad(スコマーケー・ダゲスタッド)のスタッフ、Stefan Ravnanger(ステファン・ラヴナンゲル)さんが久々に来日。今回は複数の都市を巡ったそうで、11月12日には山形の宮城興業を訪問。そして13日には上京し、Tate Shoes(タテ・シューズ)を訪問しておりました。

上画像左が、タテ・シューズ代表の舘篤史さん。右がステファン・ラヴナンゲルさんです。ステファンさんによると、ダゲスタッドでは海外通販も行なっているため、日本から注文もあるそうです(笑)。

ステファンさんのご活躍により、以前から日本製品も取り扱うダゲスタッドですが、現在は宮城興業に、このタテシューズオリジナルブランドのSANTARI(サンタリ)アディクト・クローズなど、さらに増えています。

特にサンタリについては、ダゲスタッド特注モデルと言うのが注目すべき点でして、同店では、Skomaker Dagestad by Santari(スコマーケー・ダゲスタッド・バイ・サンタリ)の名で販売されております。

以前にダゲスタッドではサン・クリスピンを取り扱っており、そのサン・クリスピン同様に、靴好きが楽しめるよう、オーダーやMTOに柔軟に対応してくれ、それでいてサン・クリスピンと同じくらいの価格で、もっと綺麗で丁寧な作りのメイカーを、ステファンさんは探しておりました。そこでステファンさんはタテ・シューズに興味を持ち、この特注モデル誕生となりました。


ダゲスタッド特注サンタリフルブローグ

サンタリは出し縫い以外はハンドメイドの、いわゆる"九分仕立て"と、手間がかかっておりますが、ダゲスタッド特注サンタリはさらに手間をかけており、踏まず部分の出し縫いも手縫いしている、"九分半仕立て"です!
ウェルトを内部に巻き込んでいるうえ、踏まず部分を手縫いする事で、出し縫いを奥深い位置に入れられるため、よりシェイプが利いた、グラマラスなフォルムとなっております。


ダゲスタッド特注サンタリフルブローグのアウトソール

しかも、フィドルバックです。

「クォリティはサン・クリスピンを超えていると思うし、品質も安定しています。本当にビスポークのような見た目だし、作りはビスポークとほぼ同じと言えると思います。靴オタクのように細かく気にしなければ(笑)」

ダゲスタッド特注サンタリの出来栄えを述べるステファンさん。品質も安定しているのは日本人らしさでしょうか。または、タテ・シューズが少数で製作しているゆえかもしれません。


愛和毛織がきっかけで僕は日本製生地にも興味を持つようになった


今年の7月下旬、手持ちのビスポーク用生地の棚卸しみたいな事をやりまして、この際、せっかくだから写真に撮ってSNSにアップしたら、何かのネタになるかな~と思い、一日一回のペースで生地画像を投稿しております……。

公開してみたら、生地会社さんなどから反応があって、今まで疑問だった事、知らなかった事が分かって、公開して良かったなーと思っております♪SNSを通じてご教示下さった皆様、どうもありがとうございます!


特に御幸毛織さんには何度も教えて頂いて、感謝でございます。お手間をかけてしまい、恐縮です。どうもありがとうございます!

さて、その御幸毛織をはじめとした日本製生地に、僕が興味を持つきっかけとなったのが、愛和毛織です。


Jesper Ingevaldsson ordered the 3rd pair of MAIN D’OR bespoke shoes(イェスペル・インゲヴァルソンさん、マンドールにてビスポークシューズ3足目を注文)

19年9月8日、イェスペルさん、マンドール訪問

スウェーデンの著名靴ブロガー、イェスペル・インゲヴァルソンさんが来日し、9月8日に去年注文したマンドールの二足目の納品と、三足目の注文のため、マンドールの工房を訪問。そして、今回も僕も同行しました~。


イェスペルさん、マンドール2足目を撮影中

工房に到着すると、納品となった二足目のビスポークシューズの撮影を早速始めるイェスペルさん。屋外の方がより綺麗に撮影できますし、さらにミニ三脚も持参と、イェスペルさんの靴を美しく撮影しようする気概、そして靴への愛を感じますね。


イェスペルさんのマンドール2足目

納品となったイェスペルさんのマンドール、二足目のビスポークシューズ。流行に関係なく、一生履けるであろうオーセンティックなデザインで、それでいて面白みに欠けると言う事もなく、ライン一つ一つが美しい。職人として凄いと言うだけでなく、デサイナーとしても優れる村田さん、さすがです。


イェスペルさんのマンドール2足目


イェスペルさんのマンドール2足目

アッパー、ソールともに、村田さんは仕上げにサフィールを使用。カール・フロイデンベルクだけあって、ワックスも乗りやすかったと村田さんは話しており、実際、艶々に磨かれていますね(笑)。
なお、この二足目については、イェスペルさんがご自身のBlogにおいてもレポートしています。


高級靴ブーム20周年

伝説の掲示板


伝説の掲示板


今年の3月いっぱいでジオシティーズのサーヴィスが終了し、それにより、世に高級靴ブームを巻き起こした、あの伝説の掲示板もなくなってしまいました……。

非常に寂しい限りですが、10年前にも書いたとおり、Noriさんが運営していたあの掲示板があったからこそ、今日のビスポーク・シューズと高級靴の復興があります(ちなみに10年前、日本における"ハンドソーン・ウェルテッド製法"の用語の初出は、雑誌「Men's Ex」99年11月号と僕は書きましたが、実際は99年1月号のようです。ごめんなさい)。

あれから20年。つまり今年は、高級靴ブーム20周年。

以下、伝説の靴掲示板から、アントン・コルフさんの伝説の書き込みを引用。

(前略)私のビスポーク経験をお話します。その前に一言、Noriさんは、Eグリーンがお気に入りのようですね。これだけお持ちで、これだけお金を使っているのですから、「ビスポークは高い」という考えはどうかと思います。ビスポーク・シューズを作ったら最後、あなたはきっとこう思わずにはいられないでしょう。

「今まで、俺はなんて無駄使いしていたんだ。Eグリーン4足分位でビスポークが1足注文できてしまうではないか。でも、履き心地、シェイプの美しさ、満足感は4倍どころではないぞ。10倍?、100倍?、いや、これは全く次元が違うぞ。それに今まではEグリーンこそ美しい靴だと思っていたのに、並べてみると随分Eグリーンはズングリしていてかっこ悪いぞ。革だってあんまりよくないな。色もよくないな。細かなディテールもあまいな。なんでこんな靴に高い金を出していたんだ。」

そうなのです。ビスポーク・シューズを注文したら最後、5~10数万円の既製靴がとっても高く感じて勿体無くなってしまうのです。ビスポークは、軽く、軟らか且つしなやかですしかも丈夫です。大理石の床だって合成底よりも滑りませんよ。底の減りも格段に少ないし。そして、歩いたときに音が全くしないのです。Eグリーンでは斜めに足をついた時(例、歩道の縁など)に底が変に捩じれて足をまもることができない。でもビスポークではしっかりとホールドしてくれ、しかもボールジョイント部できちんとしなやかに曲がってくれる。さらに修理に出しても出来上がったときの状態になって戻ってきます。これは感激です。よく見ると確かに傷があるので新品ではないとわかるほどなのです。ポリッシュされている分、修理前よりも色に深みがあります。既製のように底材が変わって履き心地が全く別物になったり、違うラストを入れて修理をするので形が変わったりということが有りません。そもそも既製の場合、ラストが自分の足型とは違っているので、履き込んだ後の靴に、たとえ本当のラストを入れて修理しても意味が無い。そして、ビスポークを履いた後にお気に入りの既製靴を履いてご覧なさい。今まで一番自分の足型に合っていると思っていた既製靴が、「ここが当たっている、ここはスカスカだ。全然合っていないじゃないか。今まで、なんでこんな靴を履き易いと思っていたのだろう?」となるでしょう。自分の足の感覚の精度が、ビスポーク未経験時では3~10ミリ単位だったのが、ビスポーク経験後は1ミリ未満の当たり・隙間がわかるようになってしまうのです。
以上のお話はジョージ・クレバリーに限ってのお話でした。クレバリーは繊細で華奢でエレガントで美しく履き易く丈夫で言うこと無しです。よっぽど足の形が悪くなければ、他のメーカーと違って素晴らしいシェイプとなります。おそらく日本人男性の60%程度の人がOKなのでは?


(中略)

Eグリーン、ラッタンジにまでたどり着き、紳士靴の世界の道のりを98%くらい達成したと思います。でも残りの2%がすごいのです。この2%の扉をあけたとたん、今までとは全く違った世界の部屋が待っているのです。蟻は2次元の世界に住むと言われる。2次元の世界に住むものは3次元の世界は想像できない。3次元の世界に住む我々人間は4次元の世界が想像できない。X,Y,Zの3本の垂直に交わる線に、さらにもう1本垂直に交わる線のある世界とは? 既製靴とビスポークでは次元が違うのです。既製靴を何百、何千、何万と積み重ねてもビスポークにはならないのです。
(後略)

この掲示板が登場し、この書き込みがあって以降、ビスポーク・シューズへの興味が靴愛好家の間でいっせいに広まりました。これ以前も、ビスポーク・シューズについては雑誌媒体などで紹介はされていましたが、どう素晴らしいのか、いまいち想像し辛かったんですよね……。

Noriさんが掲示板を開設した4月7日は、「高級靴の日」に制定して良いと思います。