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WHIPとは上原のためにある言葉、K/BBとは上原のためにある言葉、鋭利精密のエース、外角低目の支配者、上原浩治投手引退

僕が見てきた中で最もコントロールが良い投手、上原浩治投手が引退となりました。

あのアウトローギリギリを「突く」んじゃなくて、「かすめ取って」、打者が手が出ず、見逃し三振。あれは上原投手ならではの、巨人ファンとしては「決まったあ!」と言いたくなる、上原投手の得意技ならぬ特異技でした。

一人だけ異次元の制球力のため、WHIPとK/BBと言う指標は、上原浩治投手のために存在しているかのようでしたね……。

・球速表示以上に威力のあるストレート
・コントロールが良い
・少ない球種をアレンジして組み立てるピッチングスタイル
・ピンチの時にギアが上がる、ペース配分の上手さ
・三振を獲る、打たせて獲る、の両方ができる投球の巧さ
・勝つ投球、負けない投球、の両方ができるゲームメイクの上手さ
・だから勝率が高い
・ストライク先行の投球のため無駄球が少ない
・だから完投数が多い
・だから試合時間も短い


と言う特徴は、江川卓投手、斎藤雅樹投手とも共通する、いかにも「巨人のエース」らしいエースでした……。短い試合時間で終わるのは、「アッサリ相手を片付けた」感が強まって、カッコ良いなあと思うんですよね。

ちなみにこれらの特徴の多くは、現巨人のエースの菅野智之投手にもしっかり受け継がれていますね。

そして何より、上原投手は国際試合無敗と言う大記録が光る!

よく言われる第1回WBC準決勝での鬼気迫る快投は、僕にとっての上原投手のベストピッチ。1989年日本シリーズ第4戦、香田勲男投手の完封勝利とともに、巨人ファンとしては最高にしびれるシーンでした。

他にも僕にとって、上原投手の印象的なシーンはたくさんあります。その中の一つに、2001年の斎藤雅樹、槙原寛己、村田真一の引退試合があります。

高級靴ブーム20周年

伝説の掲示板


伝説の掲示板


今年の3月いっぱいでジオシティーズのサーヴィスが終了し、それにより、世に高級靴ブームを巻き起こした、あの伝説の掲示板もなくなってしまいました……。

非常に寂しい限りですが、10年前にも書いたとおり、Noriさんが運営していたあの掲示板があったからこそ、今日のビスポーク・シューズと高級靴の復興があります(ちなみに10年前、日本における"ハンドソーン・ウェルテッド製法"の用語の初出は、雑誌「Men's Ex」99年11月号と僕は書きましたが、実際は99年1月号のようです。ごめんなさい)。

あれから20年。つまり今年は、高級靴ブーム20周年。

以下、伝説の靴掲示板から、アントン・コルフさんの伝説の書き込みを引用。

(前略)私のビスポーク経験をお話します。その前に一言、Noriさんは、Eグリーンがお気に入りのようですね。これだけお持ちで、これだけお金を使っているのですから、「ビスポークは高い」という考えはどうかと思います。ビスポーク・シューズを作ったら最後、あなたはきっとこう思わずにはいられないでしょう。

「今まで、俺はなんて無駄使いしていたんだ。Eグリーン4足分位でビスポークが1足注文できてしまうではないか。でも、履き心地、シェイプの美しさ、満足感は4倍どころではないぞ。10倍?、100倍?、いや、これは全く次元が違うぞ。それに今まではEグリーンこそ美しい靴だと思っていたのに、並べてみると随分Eグリーンはズングリしていてかっこ悪いぞ。革だってあんまりよくないな。色もよくないな。細かなディテールもあまいな。なんでこんな靴に高い金を出していたんだ。」

そうなのです。ビスポーク・シューズを注文したら最後、5~10数万円の既製靴がとっても高く感じて勿体無くなってしまうのです。ビスポークは、軽く、軟らか且つしなやかですしかも丈夫です。大理石の床だって合成底よりも滑りませんよ。底の減りも格段に少ないし。そして、歩いたときに音が全くしないのです。Eグリーンでは斜めに足をついた時(例、歩道の縁など)に底が変に捩じれて足をまもることができない。でもビスポークではしっかりとホールドしてくれ、しかもボールジョイント部できちんとしなやかに曲がってくれる。さらに修理に出しても出来上がったときの状態になって戻ってきます。これは感激です。よく見ると確かに傷があるので新品ではないとわかるほどなのです。ポリッシュされている分、修理前よりも色に深みがあります。既製のように底材が変わって履き心地が全く別物になったり、違うラストを入れて修理をするので形が変わったりということが有りません。そもそも既製の場合、ラストが自分の足型とは違っているので、履き込んだ後の靴に、たとえ本当のラストを入れて修理しても意味が無い。そして、ビスポークを履いた後にお気に入りの既製靴を履いてご覧なさい。今まで一番自分の足型に合っていると思っていた既製靴が、「ここが当たっている、ここはスカスカだ。全然合っていないじゃないか。今まで、なんでこんな靴を履き易いと思っていたのだろう?」となるでしょう。自分の足の感覚の精度が、ビスポーク未経験時では3~10ミリ単位だったのが、ビスポーク経験後は1ミリ未満の当たり・隙間がわかるようになってしまうのです。
以上のお話はジョージ・クレバリーに限ってのお話でした。クレバリーは繊細で華奢でエレガントで美しく履き易く丈夫で言うこと無しです。よっぽど足の形が悪くなければ、他のメーカーと違って素晴らしいシェイプとなります。おそらく日本人男性の60%程度の人がOKなのでは?


(中略)

Eグリーン、ラッタンジにまでたどり着き、紳士靴の世界の道のりを98%くらい達成したと思います。でも残りの2%がすごいのです。この2%の扉をあけたとたん、今までとは全く違った世界の部屋が待っているのです。蟻は2次元の世界に住むと言われる。2次元の世界に住むものは3次元の世界は想像できない。3次元の世界に住む我々人間は4次元の世界が想像できない。X,Y,Zの3本の垂直に交わる線に、さらにもう1本垂直に交わる線のある世界とは? 既製靴とビスポークでは次元が違うのです。既製靴を何百、何千、何万と積み重ねてもビスポークにはならないのです。
(後略)

この掲示板が登場し、この書き込みがあって以降、ビスポーク・シューズへの興味が靴愛好家の間でいっせいに広まりました。これ以前も、ビスポーク・シューズについては雑誌媒体などで紹介はされていましたが、どう素晴らしいのか、いまいち想像し辛かったんですよね……。

Noriさんが掲示板を開設した4月7日は、「高級靴の日」に制定して良いと思います。

テアトル新宿にて上映中、出演作「Noise」。大阪、名古屋、京都、神戸でも上映されます

Noise

現在、テアトル新宿にて出演作の「Noise」が上映されておりますー。レインダンス映画祭やモントリオール世界映画祭など、海外の映画祭で何度も上映された作品です。



僕は出番は少ないながら面白い役で出演しておりまして、主演の篠崎こころさんの下記インタヴュー動画では、僕も少々映っております☆。



3月29日からはシネ・リーブル梅田で、3月30日からは名古屋のシネマスコーレで、さらに京都の出町座と神戸の元町映画館でも今春上映されます。詳しい上映スケジュールはこちらでご確認をお願い致します。皆様、よろしければ是非ご覧下さい~!

ちなみにこちら↓は一昨年7月にSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にて、松本優作監督、主演の篠崎こころさん、安城うららさんと撮影した写真です(笑)。

Noise

Noise


2月27日「水曜日のダウンタウン」

明日、2月27日放送の「水曜日のダウンタウン」に少し出演しております。

皆様、よろしければ是非ご覧下さーい☆。

Foster & Son ready-to-wear shoes that are made by their own factory(フォスター&サンの自社工場製既製靴)

フォスター&サンの既製靴

ビスポーク・シューメイカーとして名高いフォスター&サンですが、最近、ノーサンプトンに既製靴生産のための自社工場を設立しました。以前からもフォスター&サンに既製靴はあったのですが、他社工場製でして、自社生産ではなかったんですね。

そして先日、その自社工場製既製靴のサンプルを拝見しまして、なかなか良い出来でした。綺麗な釣り込みと言い、丁寧な仕上げと言い、「英国製高級既製靴」の枠内ではトップクラスのクォリティですね。
もっとも、既製靴はまだ試作段階だそうで、今後、仕様が変更になる可能性はあるそうです。何より、あくまでサンプルなので、量産体制に入った後もクォリティが維持できているかまでは分かりません。


フォスター&サンの既製靴通常ライン

拝見したフォスター&サンの自社工場製既製靴は、通常ラインと上級ラインの二種類あり、こちらは通常ラインのサンプル。ただ、この通常ラインは短期間でなくなる予定だそうで、いずれは上級ラインのみの展開となるそうです。


フォスター&サンの既製靴通常ラインのアウトソール

通常ラインのアウトソール。


フォスター&サンの既製靴ロゴ

インソックスに入るロゴは、通常ラインも上級ラインも同じでした。僕の知る限り、39年前のフォスター&サンの既製靴も、これと同じロゴデザインでしたね。ただ、このロゴも、今後は変わる可能性があるそうです。


フォスター&サンの既製靴上級ライン

こちらがフォスター&サン自社工場製既製靴の上級ラインのサンプル。


フォスター&サンの既製靴上級ラインのシームレスヒール


フォスター&サンの既製靴上級ラインのアウトソール

上級ラインはシームレスヒールにフィドルバックと、上級っぽい見た目になっておりますね。でも個人的には、これらにかける手間があるなら、その手間を履き心地に関わる部分に費やすか、これらに手間を割かないで価格を下げるようにして欲しいなと思いました。

とは言え、販売のためなら、こう言った分かりやすい見た目アピールも大切なのでしょうね。それに、高級品の分野だと、価格を下げたら必ずしも売れるとは限らないのが面白いところです……。

シームレスヒールにフィドルバックを除けば、上級ラインの靴全体から感じる雰囲気はエドワード・グリーンと似ていると思いました。この自社工場の工場長は、エドワード・グリーンとコルテにて勤務歴があるそうです。