山下大輔 Weblog Version

… 山下大輔 web versionのサイト更新報告 山下大輔の日記 …
2006年02月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2006年03月

Sartoria Celentano and Sartoria MacArthur in Roma(ローマのサルトリア・チェレンターノとサルトリア・マッカーサー)

チェレンターノ親方とミエカ・マッカーサーさん

【Sartoria Celentano(サルトリア・チェレンターノ)】
住所:Via Vallarsa, 13, 00141, Roma
価格:ビスポーク・スーツ、2,000ユーロ~。

仮縫い2回かそれ以上、1ヶ月半で完成。使用生地はほぼ英国製で、たまにイタリア製。英語不可。


【Sartoria MacArthur(サルトリア・マッカーサー)】
住所:Via Stesicoro 8, 00125, Roma
価格:ビスポーク・スーツ、1,600ユーロ~。

仮縫い1回、1ヶ月で完成。海外のお客さんの場合は3か月後に仮縫いし、さらに3か月後に完成。ただし、これらは参考程度でお願い致します。英語可。


冒頭画像右が、1942年生まれのGiovanni Celentano(ジョヴァンニ・チェレンターノ)さん。ナポリのVico Equense(ヴィーコ・エクエンセ)出身で、13歳から19歳までナポリのNicola Blasi(ニコラ・ブラージ)にて修行し、19歳から25歳まではローマのサルトリア、Paolo di Caro(パオロ・ディ・カーロ)で修行、そして1967年に独立開業されました。

左がお弟子さんのMiekka MacArthur(ミエカ・マッカーサー)さんで、僕が訪問時は26歳。ローマサルトリア界の重鎮、Luigi Gallo(ルイージ・ガッロ)氏に学んだ後、チェレンターノさんに師事し、現在は独立開業しております。
ミエカさんはアメリカのボストン出身で、なんと、かのダグラス・マッカーサー元帥の従弟筋の子孫!15歳頃には10カ月ほど、日本の佐野市に住んでいた事もあるそうです。そしてミエカさんは、もし日本に注文希望のお客さんが十分数いれば、今年(2017年)6月に来日したいそうです。


チェレンターノのサンプル

チェレンターノさんのサンプルスーツ。チェレンターノさんはナポリで修行したため、お店はローマにありながらもスーツはナポリ仕様です。そしてそれはミエカさんも同様でして、ただミエカさんの場合、細かいディテイルはチェレンターノさんとは変えているとの事。


チェレンターノの雨降り袖

ご覧のとおり、典型的なナポリスーツのディテイル、雨降り袖。


チェレンターノのダーツ

ダーツ取りもナポリのスーツと同様でして、もちろんミエカさんもこの方法を採用しております。


チェレンターノのダブルの裾ボタン

トラウザースのダブルの裾はボタン止め。


チェレンターノの芯地

芯地についても、チェレンターノさんもミエカさんも、台芯にバス毛芯を重ねただけの二重仕様と、ナポリのスーツ同様に薄く軽く仕上げております。

Sartoria Solito and Sartoria Leonardi in Napoli(ナポリのサルトリア・ソリートとサルトリア・レオナルディ)

ジェンナーロ・ソリートさん作業中

【Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)】
住所:Via Toledo, 256, 80132 Napoli
価格:ビスポーク・スーツ、2,800ユーロ~。ビスポーク・シャツ、230ユーロ~。

ビスポーク・スーツ、仮縫い3回、3ヶ月で完成。ビスポーク・シャツ、仮縫い1回、1ヶ月で完成。英語可。


ソリートさん親子

45年生まれのGennaro Solito(ジェンナーロ・ソリート)さんと息子さんのLuigi(ルイージ)さん。ルイージさんで三代目テイラーと言うのは、よく知られていますね。


サルトリア・ソリートの芯地

芯地は台芯とバス毛芯による二重が基本仕様で、お客さんの要望や体型によっては、さらにフェルトを乗せる事もあるそうです。


ジェンナーロ・ソリートさんのパターン

ピロッツィさんと同様に、ソリートさんもやはりパターンを作らず、直接生地にパターンを書き込んでいました。ダーツの取り方も他のナポリのサルトリアと同様で、フロントダーツを裾まで貫通させる事でジャケット後方にスペースが作れ、結果、前にも窮屈さがなくなるとのご説明でした。


Sartoria Formosa and Sartoria Gianni Volpe in Napoli(ナポリのサルトリア・フォルモーサとサルトリア・ジャンニ・ヴォルペ)

サルトリア・フォルモーサの工房

【Sartoria Formosa(サルトリア・フォルモーサ)】
住所:Via Cavallerizza e Chiaia, 37, 80121 Napoli
価格:ビスポーク・スーツ、2,000ユーロ~。ビスポーク・シャツ、200ユーロ~。

ビスポーク・スーツは仮縫い1回、採寸から3週間後に仮縫いし、さらに3週間後、つまり合計6週間で完成。ただし、これは最速で仕上がった場合です。ビスポーク・シャツは仮縫い1回、1ヶ月で完成。ミラノにもVia della Moscova, 30, 20121 Milanoに支店があります。英語可。


ジェンナーロ・フォルモーサさん

創業者で日本でも何度も紹介された著名サルト、マリオ・フォルモーサさんはご逝去され、現在、マネジメントを務める、息子さんで68年生まれのGennaro Formosa(ジェンナーロ・フォルモーサ)さん。


サルトリア・フォルモーサのサンプル

サンプルスーツです。縫製、ボタン付、ボタンホール、全てシルク糸使用です。芯地については台芯とバス毛芯のみの二重が基本仕様で、お客さんの要望次第では、さらに少量の詰め物をするそうです。そして、ポケットのコットンライニングのみの、完全に芯のないジャケットを作る事もあるそうです。

シャツも外注する事なく自社工房製でして、縫い糸はコットン糸とポリエステル糸を半々で併用、ボタンホールや刺繍にはシルク糸を使用です。

Sartoria Ciardi in Napoli(ナポリのサルトリア・チャルディ)

サルトリア・チャルディの工房

【Sartoria Ciardi(サルトリア・チャルディ)】
住所:Via Giuseppe Fiorelli, 12, 80121 Napoli
価格:ビスポーク・スーツ、2,500ユーロ~。ビスポーク・シャツ、200ユーロ~。

ビスポーク・スーツ、仮縫い2回、1-2カ月で完成。ビスポーク・シャツ、仮縫い1回、20日で完成。英語は少し可能です。


チャルディさんファミリー

中央が34年生まれでナポリの伝説的サルトリア、アンジェロ・ブラージで修行された、創業者のRenato Ciardi(レナート・チャルディ)さん、左が息子さんで僕が伺った当時は50歳のVincenzo(ヴィンチェンツォ)さん、右がその弟さんで、僕が伺った当時は47歳のRoberto(ロベルト)さん。お三方ともに職人さんです。


サルトリア・チャルディの工房

工房の様子です。縫製はナポリのスーツらしく、シルク糸による手縫いの箇所が多いですが、一部ミシンを使う場合はコットン糸を使用です。

Sartoria Daddio and Sartoria Saturno in Napoli(ナポリのサルトリア・ダッディオとサルトリア・サトゥールノ)

ダッディオの工房

【Sartoria Daddio(サルトリア・ダッディオ)】
住所:Via Nardones, 17, 80132 Napoli
価格:ビスポーク・スーツ、1,200ユーロ~。

仮縫い2回、20-30日で完成。レディースも作っております。英語は少し可能です。


ダッディオさんご家族

中央が41年生まれのVincenzo Daddio(ヴィンチェンツォ・ダッディオ)さん。右が息子さんで、71年生まれのMarco(マルコ)さん、左がその弟さんで、75年生まれのFrancesco(フランチェスコ)さん。お三方ともに職人さんです。


ダッディオのサンプル

マルコさん自らモデルとなって、サンプルスーツを見せて下さいました。胸からウエストにかけてのライン、色気あって美しいですね。